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【イラスト】フィルとリアナⅠ/絵と創作の雑感

フィルリア3

絵を描きはじめたのは2019年の5月で、この絵は翌月6月ごろに描いたものでフィルとリアナをカップルとして描いた一枚目となる。下手なりに見れる絵になっているのはトレス可能なポーズ集・素材集のおかげです。私は絵がうまくなることにはあんまり主眼をおいていなくて、自分の創作世界のイメージが読者に伝わるといいなと思って描いている。絵はイメージの一助になると思うからだ。

作業過程

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一年前のときの線画と完成絵。この頃は今よりもうちょっとアニメ塗りっぽい。最近はもう少しムラのある塗り方だけど、これはこれでけっこう好き。うまくならなくていいと豪語するだけあって大した技術的進展がないな。

塗りなおし

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完成+雑感

フィルリア4

リアナとフィルの関係は、少なくとも三部くらいまでは不健全で相互依存的な結びつきだった。そのことにくわえてフィル自身の戦時体験や薬物依存などもからめ、ヒナゲシを画面にいれて不健全な愛情を想起してもらえるよう工夫したつもり。腰にキスというのも、フィルのリアナへの独占欲を感じさせるのではないだろうか。ヒロインが尻を出しているのは……そこは趣味ですね。

私は小説本編でもイラストでも、物語が読者に過不足なくつたわっていれば満足で、技術的なうまさ自体はあまり追及しないタイプみたいである。小説だと、たとえば音読して心地よいとか表現力でうならされるとか、そういう点を自分に期待していない。絵にも……いや、まあ絵にはけっこう技術的な課題を感じつつふり返りをしているので、上達はしたいのかも。でも一年前に描いた絵もそれなりに伝わるようには描いたつもりなので、出来に不満ではない。

ただ、どんな稚拙な書き方をしても感動が失われないような物語が書きたいので、そういう意味ではストーリーテリングの部分だけ自分のハードルを高くあげているのかもしれない。そこは毎作ずっと課題があるもんな~。

雑感でした。

上のイラストは、このシリーズ第二部のフィルとリアナのつもりで描きました。ストーリーという意味では、この二部と四部が全体のまとまりがよく、詰めこみすぎてなくて気に入っています。ラブも多いし。

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