軽微なバグを修正しましたin美容院

高宮ァ!こんばんは。

さっきと言えばさっき投稿したばかりなんですが、美容室に行ったらむちゃクソに元気になれたので喜び勇んでnote書きます。タイトルは完全に浮かれぽんちになりヘッドスパとカットで軽くなった頭で2秒でつけました。

大学の近くの、小さな美容室。初めて行ったのは入学して少しあと、同じ寮の友達とカラーをしなおしに、というシチュエーションでした。

あれからもう6年ほどの月日が流れています。久しぶりにホットペッパービューティーを見たら当時カットしてくれた新人のお兄さんが今の店長だと紹介されていました。僕も小説を書いていたんです、賞に応募したりとかして。あたしの趣味を聞いてそう話してくれて、それでも当時のあたしに美容師さんとの会話を楽しむなんてウィットは無かったので、それきり黙ってしまって。本当は雑誌の広告の香水の話じゃなくてさ、お兄さんの書いた文章の話が聞いてみたかった。

それから数年。地獄の底から舞い戻ってきた女は飲み屋の店員になり、ある程度の話術とそれを楽しむ余裕が出来ていました。前回、前々回、たぶんしたバイトの話をカルテやらに書いてもらっているんでしょう、最近はお忙しいですか?なんて、美容室って髪を切ったり染めたり伸ばしたりその他をするだけじゃないな、となんだか痛感したのでした。

アットホームだけど押し付けがましいんじゃなくて、例えるなら高校の時に級長とかをするタイプの陽キャ、みたいな。

話す話題はもちろん、ブローをしてくれている間にふと鏡の横を見ると160度に温められているヘアアイロン、ドライヤーをかけ出すと音もなく近づいてきて失礼しますと声をかけてくれるアシスタントさん。二人でドライヤーをかけてくれるその姿。

飾らなさ、その中の気遣い、脚本があるかのように流れていく工程、仕事のプロフェッショナルさ。もちろんここはカットもスパもめちゃくちゃ信頼の置ける仕事をしてくれます。寝不足の頭をゴリゴリ揉まれるのは良いぞ。

酔客の軽率さで傷ついた髪とメンタルは美容師のお兄さんの軽妙さで無事に綺麗にしてもらったのでした。「バイト上がりで髪切ってまたバイト行くとか、何があったんすか!」「え~!それはマジでやばい!!」「それはもう今日行っとかないと~」抜群の距離感でズバッと毒を抜いていく、必殺仕事人かて。

「プロの仕事」を間近で見るのはとても気持ちがいいですね~。ハサミの音、話し声、笑い声、パーマ剤の匂い。最後につけてくれたワックスは軽いジンジャーのかおりがしました。

母に写真を送ると好評。流行りウルフ風ボブ、毛の流れがシルエットにピタリとハマるセットはもはや感嘆しか出ません。15cm程は切ったのでちょっと慣れないけど、今日のバイトはめちゃくちゃに頑張れそうですわ。

江國香織さんの文章が好きなのですが、美容室に行くことをおもちゃの修理に例えたエッセイがお気に入り。ばっさり切ったりしなくても、日々の暮らしを少し整える。女にはやっぱりそういう時間が必要なのです。レズだって流石に焼けた肌の良く似合う洋楽好きっぽいイケメン美容師さんには「美容師ってモテますよね~?」ってちょっかいかけちゃうしさ(?)

失恋を理由に髪を切ったのはもう何年前だろう。そんな言い訳しなくっても、鏡の中の自分にいつだって恋しよう。美容室の鏡って加工フィルター盛り盛りだし?家に帰ってリップを引き直して、「似合ってる!」にお礼を言う練習しとこうか。

ここまで読んでくださりありがとうございます。 Twitterもやってます~。noteと一緒にフォローお待ちしております! お気に召して頂けましたら飲み物一杯、ご馳走してやってください!お酒やコーヒー飲みながらまた書きます。