DJ SoundScape(taka)

音風景録音を通じて日本の美しい自然を守り次世代に豊かな生態系を継承したい。自然音の力で…

DJ SoundScape(taka)

音風景録音を通じて日本の美しい自然を守り次世代に豊かな生態系を継承したい。自然音の力で人々の心を癒したい。テクノDJとして活動中にフィールドレコーディングに出会い衝撃を受け、自分の求める理想の音像は自然の中にあることを確信し、テクノの足を洗い音風景保存家として活動をスタート。

最近の記事

ネイチャーサウンドの魅力を元TECHNODJが書いてみた。

こんにちは。音風景保存家のtakaです。 まず最初に私が自然保護や環境保全といった行為に関心を持ち始めたのは、自然録音を始めてしばらくしてからの事です。 フィールドレコーディングを始めてから数年は美しい日本の音風景をいい音質でキャプチャーするにはどうしたらいいのか? という事しか頭にありませんでした。それが全てでした。 しかしながら、様々な場所を録音取材で訪れ、何度も魅了されるにつれ、この美しくて、不思議な響きを守りたいという気持ちが自然と現れてきました。 特に尾瀬

    • 夜明け前の時間帯の音風景 Before dawn Chorus Soundscape

      4:00 am  新緑、森の木立に囲まれた池の畔りにて,フクロウなどの夜鳴く生き物たちと朝鳴き始める生き物たちのセッション。 (池を中心にして前方180度は針葉樹林帯、後方180度広葉樹林帯の環境) ヘッドホン、イヤホン推奨。 僕が1日のうち最も好きな時間帯のネイチャーサウンドです。 夜明けの少し前、漆黒の闇から薄暗くなり始めると、 それまでモノクロだった音風景から段々と色がつき始め、 この音場のように音数が徐々に増えていき、 彩り鮮やかな野鳥のコーラスが一斉に始まっていきます。 そのコーラス直前の静謐な時間帯は1日の中でも最も静謐な時間帯と言えます。 なぜならほとんど無音に近い環境よりも、不思議なことに少しだけ音があった方が静謐さを感じることができるからです。 それに加えて夜明け前の時間帯はフクロウなどに代表される夜に鳴く習性の生き物と、 朝鳴き始める生き物が交わる時間帯なため、 多様性を感じることができる、 変化に富んだ時間帯でもあります。 僕はこのような刻々と変化し続けていく、 些細な音環境の移ろいに衝撃を受け、 ネイチャーサウンドのファンになりました。

      • 沢とグッドシンガー(キビタキ)

        Sound Sample ハイレゾ音源でお聴かせ出来ないのが残念です。高音域の細かい振動も一緒に聴いて頂きたかったので。 6:30 am くもり 春ブナ林の中を通る沢で。 夜中の3時前からお気に入りの場所でレコーディングを始める。 3時台から始まった夜明けの野鳥のコーラスも終わり、森がいつもの日常を取り戻す。 歌い終わると小鳥たちは一斉にご飯の調達に出かけ、せわしなく木々の間を一目散に通りすぎてゆく。 そんな時間帯にキビタキがソロで朗々と歌いあげているロケーションに出会う。

        • キツツキ(オオアカゲラ)と私。*写真は別で撮影したアカゲラです。

          sound sample 5:30 am 朝霧立ちこめる新緑のブナの森を双眼鏡片手に散策していると、目の前10mの至近距離にオオアカゲラが現れドラミングを始めました。同じく近くで戯れているシジュウカラの羽音も聴こえてきました。

        ネイチャーサウンドの魅力を元TECHNODJが書いてみた。

          うつ病を自然音で治してみた

          こんにちは。音風景保存家のTakaです。 実は以前相当ヘビーなうつ病を煩ったことがあって、数年に渡ってダウンさせられていたんですけど、運良く自分を取り戻すことが出来たのは自然音が大きな役割を果たしてくれたというお話をします。 それがきっかけで心と身体に優しく浸透してくれる自然音をヒーリング目的で活用したいとも思うようになったわけです。 うつ病って、一切のやる気が起きないんですよね。無気力の極みというか。心ここにあらず的な。ベッドで寝ているか、天井の一点を見つめ続けて一日

          うつ病を自然音で治してみた

          クロツグミとクレジット

          Sound Sample 4:45 am 新緑のブナ林で双眼鏡を覗きながらじっとしていると、 近くの広葉樹に取り付きクロツグミがソロプレイを始めました。 なんとも魅力的な音色とリズム感で歌い上げるため、僕が最も好きな鳥の一つです。 昔のファイルで私のクレジットも一緒に入っていますが、面白かったのでそのままUPしてみました。

          クロツグミとクレジット

          クロツグミとクレジット

          自己紹介的な(音風景保存家へと至る経緯)

          こんにちは。音風景保存家のtakaと申します。 まずは僕のやりたい事を正直に書いてみようと思います。 もともとは高校生の頃に聴き始めたYMOや90年代テクノに強く触発され、テクノ一辺倒の生活を続けていました。 その流れでテクノDJとして都内や湘南の海の家等で活動していましたが、山に入って鳥の歌声や沢のせせらぎを録音する、フィールドレコーディングというものを体験した時に大変強い衝撃を受け、全身に鳥肌が立った経験をしたことで僕の中に新しい何かが生まれました。 それからは自

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