誰にも望まれないであろう自己紹介のようなもの。
自己紹介というのはいつだって小っ恥ずかしいものです。それを承知でわざわざこんな文章をwebの荒野に放り出そうと試みているのだから、我ながらどうかしていると思います。きっと、本当にどうかしているのでしょう。
19歳から25歳、フリーライター。
26歳から28歳、大阪の某広告代理店で勤務。
29歳から現在(37歳)に至るまで大阪の建設会社で勤続中。
僕の生業に関する履歴は、ざっとこんなものです。
大学一回生の頃、たまたまライターとしての仕事を頂く機会がありました。某大手出版社のスポーツ雑誌です。もちろん、当時の僕は「ライター」という言葉は認識しているものの、実態は想像もつきません。ここだけの話、それは今も変わっていませんが。
切っ掛けは、高校時代の恩師からの紹介でした。出版社に勤務している知人がいて、その方からの依頼だったと後に知ります。今となっては、まったく経験のない若者に、よくぞあんな仕事を任せたものだな、と率直に感心しています。カメラマンもこちらで段取りし、インタビュー形式のものでした。たしか、4000字程度だったはず。よっぽど人材が不足していたのでしょうね。
その後、紆余曲折を経て、建設業に足を突っ込みます。簡単に言ってしまえば、家族関係の柵からでした。周囲からは変な履歴やな、と度々言われますが、たしかにそうかもしれません。同じような境遇の人に、少なくとも僕は出会ったことはありません。内訳は、管理職と職人が半々、といった感じで、主に外壁関係の施工がメインです。
規模は縮小したものの、現在でも細々と文章は書いています。いずれも、過去に付き合った人たちからの依頼です。一定の社会に10年程度属しているとなかなかスパッと離脱できないものなのだ、と気づきました。可能な範囲で恩返しのつもりで続けていますが、当然対価は頂いているので、まったく不満はありません。
とりあえず、とくに方針を決めずぼちぼち書いていきます。
砂浜にできた足跡のひとつに、ほんの一瞬、目が止まる。言語化できる理由は、きっと、そこにはありません。
このnoteも、目眩がするほど肥大化し続けるインターネットの宇宙の片隅であり、誰かの足跡でしょう(まるで他人事ですね)。なんの因果か、こんな辺境の地で奇跡的に出会ってしまった方々、どうぞよろしくお願いします。