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休日はソフト。そういえば、トンボがけが好きだった。

日曜日はソフトボールの試合。3チームの総当たり戦です。場所は淀川区の某高校のグラウンド。朝から愚図ついた空模様でしたが、なんとか2試合を完走できました。僕は、どちらも6番サード。結果は安定の連敗。相手チームの平均年齢がどちらも20代後半に対して、我が軍は50代オーバー。やむをえません。個人成績は、打撃が4-2、送球エラーが1。三塁線の強烈な打球を宮本慎也ばりのダイビングキャッチしたのがハイライト。

去年からソフトボールを始めて、昨日で6試合目だったはず。およそ10年ぶりにグローブを嵌めたのですが、捕って投げて、が案外こなせたことは我ながら驚き。ソフトの球足は硬式のそれとよく似ていますね。速さにさえ慣れてしまえば、軟式よりは全然イージー。

ただ、打つ方はどうにもならない。球の出所が違いすぎる。マウンドまでの距離は感覚的になんとか対応できそうなのですが、あのリリースポイントの違いだけはまったくダメ。真っ直ぐだけならそれでもなんとかアジャストできるのですが、緩急を加えられたらお手上げ。現状、追い込まれるまでにガンガン行って、あとは野となれ山となれ、です。もちろん、動体視力が劇的に低下している点も大きな要因のひとつ。

試合を終えると、小雨が降りしきるなか、全チーム総出でグラウンド整備です。土木作業員ならレーキ、野球経験者の多くは「トンボ」と呼んでいるT字の道具を使用します。こちらはグラウンドをお借りしている立場なので、上は70歳から下は10代まで、みんなで黙々と整備に励みました。

昔から、僕はこのグラウンド整備が好きでした。練習を終え、一定のプレッシャーから解放され、淡々とグラウンドを均す。陽は落ち、ついさっきまで飛び交っていた選手の声もすでに余韻すらなく、トンボが砂を掻く軽い音だけが方々で断続的に立ち上がる。そうしていると、身体が1日の疲労感で熱を帯びているなか、頭だけが、じわーっと冷めていく感覚に包まれる。それが、ただ心地良かったのだと思います。

さて、野崎まど「タイタン」が佳境です。進捗は80%ほど。もう最高ですね。読み進めながら読み終わるのが惜しい、と思えた作品は久しぶりです。読了前ですが、傑作でしょう。最近、僕の機嫌が良いのは間違いなくこのおかげ。素晴らしい読書体験に感謝をしながら、さあ、今週もニコニコぼちぼちいきましょう。



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