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休日は邦画2本消化。積読状況と今後のプラン、そして懐かしい殊能将之。

昨晩からの雨が続いています。昼過ぎには雨雲が大阪を抜ける予定。気温も低く、体調管理が難しいです。

昨日のソフトボールの試合も雨で順延。洗濯物も干せないので、昼前から立て続けにNETFLIXで映画を2本見ました。「シティーハンター」と「Winny」。珍しくどちらも邦画です。

シティーハンターは、鈴木亮平の演技だけを楽しみに見ました。いやあ、相変わらず素晴らしいです。役者としての馬力が一線を画しています。本や演出は極めて日本的ですが、彼の演技だけで元が取れます。あと、ヒロイン役の女優さんですが、どこかで見た覚えがあるな……と思ったら、全裸監督の役者さんですね。彼女もまた、コメディエンヌとして最高です。

Winnyも楽しめました。三浦貴大がオイシイ役ですね。一種の法廷モノとしても、審理が年月をかけて進められていく様が淡々と描かれ、良い意味でマイナーな雰囲気が好み。作中、無駄な音楽がほとんど流れないのもgoodです。

それにしても、日本の映画やドラマにおける「警察」は、酷い扱われようですね。何か恨みでもあるのか、と勘繰ってしまうくらい、ほとんど無能の集まりのように描かれます。だいたいは、熱血漢のオッチョコチョイか、出世や悪事にしか興味のないエリートの2パターン。きっと、作り手が本当に恨みを抱いているのでしょう(必殺、投げやり100%)。

御上(おかみ)はどうせ悪いことをしているに違いない、という弱者の精神のようなものは、中国や韓国の映画でも度々現れます。特にノワールものだと、だいたいの警察や政治家は無能に描かれ、なぜか最後は得体の知れないアウトローがオイシイところを掻っ攫っていくわけです。日本の任侠映画もだいたいがこの構図です。

さて、現状、映画は見たいものが結構溜まっています。絶対に見るのは「三体」で、今晩から徐々に見始めようかな、と画策中。小説も、「成瀬は信じた道をいく」・「タイタン」・「何故エリーズは語らなかったのか?」が虎視眈々と控えています。これまでの傾向だと、森博嗣は最後のお楽しみで残すことになるので、熱が熱いうちに「成瀬〜」か、ご無沙汰野崎まどの「タイタン」の2択になりそう。

そういえば、昨晩いつものBARで飲んでいたら、初見の若いお客さんが小説好きらしく、ママと熱く語らっていました。彼曰く、ミステリーの最高傑作は「ハサミ男」のようで、あまりの懐かしさに僕まで嬉しくなりました。殊能将之の作品はすべて読みましたし、なかでも、毎日更新されていた氏のブログに熱中しました。あの日本人離れしたユーモアセンスに匹敵するものを、僕は他に知りません。






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