Frequency Intonation

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周波律 〜ピタゴラスコンマを越えるための調律法〜 (1)

(この記事では、新しい調律法を紹介しています。これまでの調律をより高い精度に引き上げる可能性を持った調律法ですが、まだ発見されたばかりのため、理論・実践面における多くの検証が必要です。お気づきのことがございましたら、些細なことで構いません。コメント欄か、クリエイターへのお問合せより、お願い致します。) ここでは、その新しい音律を‘周波律(しゅうはりつ)’と呼ぶことにします。周波律とは、ある音の振動数を等分することで、音階を組み立てるという考え方です。振動数の単位にはヘルツ(

    • 周波律 〜新しい調律に見る数の規則性〜

      今回は新しい音律、周波律による数遊びです。この調律から導き出されるヘルツに見られる様々な数の規則性を見ていきましょう。(周波律については、初めの記事をご参照ください。) まずは、以下の曲をお聴きください。 ・Ave Maris Stella /Frequency Intonation(A=432hz) この音源は、最初にデモンストレーションとして取り上げた A=432hzとする周波律の半音階から作られています。この音律に見られる数の規則性を見ていきます。この音源に用いられ

      • 周波律 ~ピタゴラスコンマを越えるための調律法~(2)

        今回は新しい調律法、周波律について、これまでに確立された調律法と比べながら、その特徴、メリットとデメリットについて解説したいと思います。 周波律とは、二つの十二等分した周波数を組み合わせて作る音階です。詳しくは前回の記事をご参照ください。 はじめに、これまでの調律の成り立ちと性格について見ていきましょう。 まず、ピタゴラス音律です。 ピタゴラス音律は、現在、西洋で主流となっている十二音階の最初のモデルになった音律です。この音律は、完全五度を積み重ねることで得られます。完全

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