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ごみをごみでなくす活動「ゼロ・ウェイスト」

様々な事業をしている中でSDGsという目標は重要な指針のひとつだと思っています。
なので定期的に情報を仕入れるようにしており、気になった活動については発信するようにしています。

今回目に留まったのは、環境省が主催する環境と社会によい活動を応援するプロジェクト「グッドライフアワード」最優秀賞を受賞した『ゼロ・ウェイスト』をご紹介します。


ごみをごみで無くす活動『ゼロ・ウェイスト』

「ウェイスト(waste)」は和訳すると「無駄」や「浪費」を意味しています。
無駄や浪費をなくし、ごみをゼロにすることでごみのない社会に向けて活動しているNPO活動のことです。

ゼロ・ウェイストでは、「ごみをなくす」というよりも「ごみをごみでなくす」という意識創りからしています。

そもそもですが「ごみ」って何でしょうか?
・不要なもの
・使えないもの
・使い終わったものetc,,,
色んな尺度があると思いますが、これらは人の主観であり、人の意識や社会の仕組みを変えればごみでなくすことができるという考え方です。

ゼロ・ウェイスト運営が拠点を置く徳島県上勝町では2003年に自治体初の『ゼロ・ウェイスト宣言』を発表。
以来ごみ収集を行わず、生ごみは各家庭で堆肥化し、瓶や缶などの資源は住民各自がごみステーションに持ち寄り45種類以上に分別をしているそうです。
住民の協力もあり、11年後の2016年にはリサイクル率80%超を達成

環境省主催の「第6回グッドライフアワード」では、環境大臣賞最優秀賞を受賞しています。


ゼロ・ウェイスト促進のための様々な活動

いち団体が「ゼロ・ウェイスト活動やります!」と言っただけでは、ごみをゼロにすることはできません。
当たり前ですが地域の方々の協力があってこそです。

活動を開始してからすぐに浸透したわけではないので、まずは協力しやすい仕組みが必要です。

ゼロ・ウェイストでは、
・地域内でリユースを促す「くるくるショップ」
・使わなくなった布製品をハンドメイド商品にリメイクする「くるくる工房」
・食料品店の「量り売り」導入のサポート
・ごみ運搬支援
などどいったゼロ・ウェイストに取り組みやすい仕組みを続々と企画立案、実施。

様々な活動をしていく中で、徐々に「孫世代のために」と協力者が増えていったそうです。


今回は紹介を省きますが、ゼロ・ウェイストを推進する想いをもった方が町に集まり、新たにカフェがオープンしたり、「ゼロ・ウェイスト認証制度」も創設。
大阪や長崎などの全国10店舗が認証を取得しているそうです。

まだ知らない活動が多くあると思うとワクワクしますね。
SDGsに関する活動が当たり前になっているなかでまだまだ浸透率が低いのも事実。
少しずつでも発信して広めていきます。


林文臣



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