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タブレット用・読み上げ機能付きあいうえお表をつくった

これを書いている2020年5月5日は、新型コロナを受けた緊急事態宣言の延長が決定した直後の、家に封じ込められてストレスが溜まりまくっている子どもと親がめちゃくちゃ多いであろうこどもの日です。

我が家には2歳8ヶ月の男の子がいまして、なかなか満足に喋れるようにならないのですが、「世界には文字という図柄が存在し、同じ図柄のものは同じ音を表すような気がする」とどうやらわかりはじめたようなのです。

たとえば、僕は大阪在住なので「おおさか」という文字を見ることが多いのですが、彼はこれを発見するといつも嬉々として家にある何かの絵本の巻末についている簡易あいうえお表を本棚から持ち出して、僕のほうを意欲に満ちたまなざしで見つめてきます。

で、僕が一文字ずつ指差しながら「お、お、さ、か」と言ってやると「おー、おー、はー、あー」と繰り返して満足そうにします。んー、かわいいね。

んな親バカな呟きをここでしてもしょうがないのですが、「定型的なタスクは機械にやらせるべきである」という偏った使命感に脳を占有されているエンジニアという種族の生き物である僕は、ある日、これはiPadにやらせなあかんやろ、と呟いてのろのろとプログラムのコードを打ち込みはじめました。

というわけで(まあ大したものではないので1日で仕上がったのですが)できあがったのがこちらのWebサイトです。

(PWA対応しているので、ホーム画面に追加するとアプリみたいになりますよ。PWAって何?って思った人、別に気にしなくていいです。)

よしよし。いいぞいいぞ。

さっそく子の前にiPadを持って行って「はやぶさ」「こまち」などと読み上げさせてみると(はやぶさ・こまちは新幹線の名前です)子は喜んで、もっと!もっと!と何回もせがんできたので父のちっぽけな自尊心は大いに満たされたのでした。

翌日、子の様子を見ると、iPadのホームに追加しておいたこのあいうえお表の画面を立ち上げており、ふふっまさに思う壺、これで我が子は天才児になること間違いなし。と父はますます狂気したのですが、よくよく見ると

「がざざざざざざざざざざ」

みたいな意味をなさない文字列が打ち込まれており、これを機械音声に何度も喋らせては爆笑する、という遊び方をしていたことがわかり、父は「ううむ、世の中うまくいかんのう」と芝居ががかった声で呟いたのでありました。

まあ我が家では現状そんな具合ですが、少しでも誰かの役に立ってくれたら嬉しいです。と思って投稿してみました。ごきげんよう。

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