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熱海の暮らし

 カーテンを開けたまま寝たところ、朝5時30分頃、急に眩しくなってきて、外を見ると朝日が登っていた。東京で暮らしていて、朝日なんてずっと見ていなかった。
 熱海で暮らしている人はこんな綺麗な朝日を見ながら、暮らしているのかと思うと羨ましく思えた。今回は旅行だったが、次回はワーケションで長期滞在も楽しそうだなと思った。

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熱海の街並みはすごく面白い。海が大きく広がっていて、バックにはすごく急な山があり、所狭しと住宅が並んでいる。中心地には、活気ある商店街が立ち並ぶが、一本裏道に入ると、昭和な佇まいの建物がいくつもある。そのレトロで新しい感じが、魅力的だなと思った。
 そんな街を作り出している人はもちろん魅力的だった。大変ありがたい事に、大学の先輩で熱海で活動されている方がいたので、急遽前日にアポをとり、お話させていただいた。
 その方は、商店街にお客さんが誰も歩いていないようなどん底の時期から、熱海と関わりを持たれていた方で、その熱海の変化を語ってくれた。最初は地元の方の反対も多く、まちづくりの難しさを感じたという。
 しかし、活動を進めていく中で少しずつ地域内外からいろんな人が集まってきていた。複業というスタイルで、熱海には住まずに週末だけ関わりを持つといった働き方をしている方もたくさんいるそうだ。コロナの影響で、そのような働き方が全国で模索されている中で、すでに熱海ではたくさんのロールモデルがいた。大きな刺激だった。
 仕事についても、1会社の利益を上げることではなく、「熱海」がよくなることを最優先に事業に取り組まれている。だからこそ、しなやかな人の連帯が熱海には広がっているんだろうと思った。そしてそれが熱海の幸福度を高めているようにも思った。この先こんな生き方や暮らし方を実現したい人はたくさんいるんじゃないだろうか。
 自分も東京を抜け出し、愛媛との2拠点で働くイメージの輪郭ではっきりしたように思う。また時間ができたら、熱海に行こう!

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