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タトゥーで自分の人生を取り戻した

Hello. Everyone.

みなさまこんにちは。
今日はとってもサンデーライクなサンデーを
過ごしています。

家から一歩も出ないで午後3時。
快適。

わたしの唯一の聖域、ふかふかの、
(なぜだかクッションが10個ほどもある)
贅沢ダブルベッドに転がりながら
お送りします。

気分はさながらSex and the cityのキャリー。
(冒頭が気取っていてウザいのはそのせいです)
カーリーなロングヘアならよかったのに。
そう思いつつ、
さっきのシャワーで洗いざらしの
ぽそぽその髪を持て余している。

今日はタトゥーについてみんなに話したい。
刺青。タトゥー。
賛否が分かれる案件だが
最近はだいぶ市民権を得てきていますね。

わたしは結構ないい大人になってから
タトゥーを彫った。
今では5つのモチーフが身体に刻まれています。

最初のタトゥーは
離婚を記念して彫った。

(離婚の記念なんだ!って言ったら
爆笑して、それからおめでとう!って言ってくれる
友人たちが、とってもとっても大好きだ。)

当初のパートナーはタトゥー反対で
またその両親もごくごく一般的な
その世代らしい価値観のご家庭だったので
ただでさえど金髪で挨拶に伺うような
ちょっと突飛な嫁が
タトゥーも入れましたぁなんてなったら
やべえ奴認定されること受け合い!
(見た目が突飛なだけで
それなりに上手くやっていたとは思うんですけどね!
てへぺろ!)(古語)

そんなこんなで
わたしのやりたいことリストのひとつだったのだけど
社会に馴染むために仕方あるまい
と諦めモードであった。

そうこうしているうちに雲行きはどんどん怪しくなり
紆余曲折離婚の運びに。

何だか自分の人生を生きている感じがしなくて
疲れ果てていたわたしの頭にピーン!ときたのは
「そうだ!タトゥーを入れよう!」
(そうだ!京都に行こう!のノリ)

ここからは自分の人生を生きてやるんだ!
っていう強烈な自分回帰への切望を
身体に一生消えない何かを掘り込むことで
誓ってみたくなった。

わたしにとってタトゥーは
自分との結婚指輪のような存在だ。
わたしがわたしを蔑ろにしないで
自分の生き方に責任を持っていく証。

わたしはタトゥーを入れて
自分の人生を取り戻した気がした。
自分の人生は自分で決めていいんだな
ってタトゥーを撫でると思う。

なーんて大それたことも言ったが
純粋に可愛いものが
身体に刻まれているのは嬉しい。

あぁ、この子達はわたしが死ぬ時も
身体に刻まれているんだわ。
どんなに今ファッションに拘っても
死んじゃえば白装束を着せられて
わたしの身体は燃やされる。

その燃え尽きる時まで、わたしに
ピッタリと刻まれて寄り添ってくれている
と思うと何だか心強い。

それから
タトゥーが掘り込まれてから
じわじわと
わたしはわたしの身体が結構好きになった。

もちろんコンプレックスもある身体。
それが消えたわけじゃないのに不思議だ。

この身体の選択権は自分にあって
自分だけのものなんだっていう実感。
そう思うとちょっと歪なこの身体も愛おしく感じる。

あとセックスするときに
普段あんまり見えない場所のタトゥーを発見して
そこにキスを落としてくれる瞬間がとっても好きだな。
(急に性癖の話)

そういうわけで
別に誰かに敢えておすすめしたいとかはないけど、
わたしはタトゥーで自分の人生を取り戻して、
それから少し、ポジティヴになったんだ。



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