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移住して東京のモヤ?が取れたはなし

こんにちは、わたしは独身楽しみ隊(41)です。

最近欲しいものはビニールハウスです。

先日書いた「-6kgした話」で、東京から神奈川に移住して「東京のモヤが取れた」というのを書いて、そうだそうだ、とこれを書きます。

今、地方へ移住してる人、したい人増えてますよね。

わたし独身にとって、今となっては移住して良かったことしかないのですが、悲しいニュースが続く今日このごろ、良かったことの中でも最たる良いことだと思った、モヤ?が晴れた話をしたいと思います。

東京のモヤってなんだ?

わたし独身は中学生1年生から東京に住んでいました。それまでは東京近郊ののどかな新興住宅地で育ちました。

35歳まで都心に暮らして、その間ずっと東京で働いていたので、東京で過ごすことが当たり前になっていました。

東京の匂い、音、人、景色に、今思うと疲弊してました。もちろん経済的にも。

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東京が悪いわけではないし、東京の好きなところもあるけど、家にいるほうが気持ちが楽、と毎日思ってしまう、

これがわたし独身の、東京のモヤ

ハッキリ毒なわけではなく、なんとなく身にまとわりつくモヤモヤ。

家にいるとホッとするけど、一歩出ると不快指数があがる。

でももちろん、東京に身も心も染まっているので、それが自然なことだと思っていました。

家賃高過ぎ高杉君の東京

移住のきっかけは、本格的に自宅で仕事ができるようになったことでした。

わたし独身はもともとフリーランスで自宅ベースに仕事をしていたんですが、都心への頻繁なアクセスが必須だった営業職から、インターネット上で完結する業態へ変更したことで、外に出る必要がなくなったのが2015年でした。まさかそこから5年後に、コロナ禍が来ることは露とも知らずに。

家にずっといるならもっと環境が良いところが良いよね。田舎ならもっと家賃も安いんじゃない?

今、そう思ってる人すごく多いですよね。

わたし独身は「ちょっと都心から離れても家賃安くなったらいいな」が最初だったので、最初は東京都内で愛犬と一緒に暮らせる賃貸物件を探していましたが、

まあ、高い。

当時住んでいた家の家賃は15万円、都内で、ペット可能で間取り(2LDK)を変えずにそれより安くするのは難しそうでした。

範囲を広げて、埼玉や千葉、神奈川などの近郊で探したところ、めちゃ広いウッドデッキスペースがあるペット可マンションと出会ったのが神奈川県。 
都心まで電車で1時間、間取りは2LDK(それと同じくらいの広さのウッドデッキのテラスがついている)で家賃は9万円(!)

家賃6万円違うってすごいことですよ・・(目がギラギラ)

こうしてわたし独身は、いそいそと、長く暮らした東京を出ていくことになりました。

空気うまいぜ、湘南

長年暮らした土地から、まったく知らない街へ引っ越すことは、やってみたら、驚いたことにけっこう心に負担がありました。

引っ越し自体も物理的に大変だったけど、そんなのは寝たら治るんですが、生来超ポジティブなわたし独身がまさかの、めちゃめちゃホームシックになっちゃって、結果半年くらい「東京帰りたいよ〜」とじくじく過ごすことになります。1時間で行ける距離だから余計ですかね、実際良く東京に帰ってました。

あれはなんだったんだろう。今思うと不思議。

ただ、身の回りの買い物に、引っ越し翌日初めて出かけたときに、びっくりしたんですよ。

肺に入る湿度の高い潮風、鳥のさえずり、リラックスして歩く人々、広い空。

空気うまーっ!

普通に二車線の車ぶんぶん走ってる道路沿いでしたし、
海までけっこう遠いので、潮風は勘違いかもしれないけど、

確実に空気うまいぜ、湘南!てテンション上がったこと覚えています。

結局そのあと半年くらい続く東京ホームシックでうじうじするんですが、

だんだん、体に染みた東京(都会)のモヤがとれて、

それからホームシックも治って、片道8kmくらいの範囲は電動自転車ぐんぐんこいで遊びに行っちゃうレベルに達します。

外出して不快指数が上がってたあの頃は、なんだったんだろうって。

モヤが外れてできるようになったこと

面倒くさがりが治りました!

ちょっとコンビニ行くのも死ぬほど腰が上がらなかったのに、いまはすんすすーん

東海道沿いに江戸時代気分ですんすすーん

スキップでコンビニ行っちゃいます、コンビニも遠いんですけどね。

面倒くさがりが治って、出かけるのが楽しくなって、出かけるたびにわくわくして、そんな感じで普通に暮らしていたら、知らず知らずに疲弊してしわしわに畳まれていた心に空気が入って膨らんだ感じ。

場所を変えて、初めて気づいた

わたし独身は、合理的な理由、条件から引っ越しを決めて、引っ越してからおまけのような感じでモヤがとれてラッキー!当たりだったじゃん!パターンでした。

東京に暮らしていた時だって、毎日陰鬱に過ごしていたかというと別にそういうわけではなく、あのまま東京に住み続ける選択だってあったし、そこにも違う良い人生があったかもしれません。

どの道を選んでも、苦悩はあるし、喜びはある!

長く暮らし、育った東京を離れて、全く知らない街に暮らす、周りの友人たちはひどく驚いて、一部からは止められたりもしたけれど、やってみないとわからないことってあるんですよね。

今、神奈川に暮らしてもう7年目、最初に暮らしたテラス付き賃貸マンションから、またまたご縁があって3年前に中古一戸建てをローンで購入し再度お引っ越しするという冒険もありました。

もう今ではこの街が、わたし独身のほっとする場所。

もし、今はモヤに気づかなくても、どこか旅行に行ったりして環境が変わると心が動く人は、もしかしたら移住して晴れ晴れする組かもしれません。

さて、今日も一日、働きま〜す!

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