【1章】 フリーランスママ0年目〜勉強・準備期〜
この記事は、有料マガジン「未経験子育てしながらフリーランスWebデザイナーのリアル」の第1章で無料公開記事となっています。
マガジンでは未経験子育てしながらフリーランス1年目〜5年目の収入や仕事、生活といった超リアルを公開しています。
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【1-1】転妻って働けない?在宅Webデザイナーとの出会い
私が「フリーランスWebデザイナー」という言葉と働き方を知ったのは30歳、長男が生後10ヶ月くらいのころでした。
全国転勤ありのサラリーマンである夫と結婚して、29歳で転勤族の妻(=いわゆる転妻)になった私。
生まれ育った東京に家族も友人も仕事も全部置いて、夫の赴任先である縁もゆかりもない東海地方へ引っ越しました。
初めは「東京に帰りたい」とホームシックになったこともありましたが、資格の勉強をしたり、ちょこっと短期のお仕事をしてみたり転妻ライフをそれなりに楽しんでいました。
そして長男を授かり、新米ママとして日々子育てに奮闘。仲の良いママ友もできて見知らぬ地でも、結構楽しくやっていたと思います。
ですが、一部のママ友から「保活」「育休復帰」というワードを聞くようになってハッとしたんです。
そういえば、私っていつ社会に復帰できるんだろう・・・
当時住んでいた地域は、育休中のママでも保育園激戦区。
子どもの預け先がないから就活もできない。
そもそもいつ転勤があるかもわからないから就職自体難しい。
子育てママ、転勤族の妻が働くことの難しさをこのとき痛感したのでした。
子どもはかわいいし、一緒にいられることはもちろん幸せ。でも将来を考えると、先の見えない不安で押しつぶされそうになる日々でした。
妊娠中にじっとしているのが嫌で「そのうちなにか仕事に役立てばいいな」と資格をたくさん取りました。
簿記3級
FP3級
Microsoft Office Specialist(Excel)
を取得。
そして出産後も「何か勉強していたい」と
食育アドバイザー
幼児食インストラクター
離乳食アドバイザー
と、とりあえず気になる資格を取りまくっていた私。
でもそこから「働く」なんて道には全く繋がらず・・・。
フリーランス=ものすごくスキルが高く、何か特別なものを持っている人だけがなれるものだと思っていたし、自分が「フリーランス」とか「起業」なんて発想は微塵もなかったのです。
さらに学歴は高卒(大学中退)で、アルバイトか契約社員の経験しかありません。
ほぼ接客業メインだったので
「何のスキルもない・・・」
と、とにかく自分に自信がありませんでした(今改めて思うと接客スキルは超絶役に立つのですが)。
強いて言えば、パソコンスキルだけはそこそこあってパソコン作業が好きだった私(といっても普通の事務OLレベルです)。
「社会人の感覚を忘れたくない!」と、育児の合間をみてPCを開きExcelで家計簿を作ってみたり、趣味で家族の動画編集をしたりしていました。
そしてある日、ネット検索をしていると偶然
「フリーランスWebデザイナー」
という言葉が飛び込んできたのです。
そこには、小さな子どもの隣でPCを開きイキイキとしているママの姿・・・!
「え?家で子どもの側で仕事ができるの?!」
「これなら転勤族の私でも働けるかも!」
「在宅フリーランス」という働き方を初めて自分事として意識し、それからは無我夢中でネット検索をしていました。
なんだかよくわからないけれど「フリーランスWebデザイナー」になれば、おうちで子どものそばでも仕事ができるのかも!という希望が湧いてきたのです。
【1-2】9ヶ月の息子を抱っこして、夢中でスクール探し
それからは「フリーランスWebデザイナー」になるために一直線!
当時は、まだ今ほど「Webデザイナー」がメジャーでなくコロナ前でもあったので、通学式の大手スクールが主流でした。
もちろん「独学」や「オンライン学習」などもまだまだ情報が少なく、そんな発想もその当時はなかったです。
スクールの資料請求をすることからスタートし、長男を抱っこ紐に入れてスクールの相談会を回りました。
デジタルハリウッド
ヒューマンアカデミー
制作会社が運営する小さなスクール
と3校を比較検討。
(ヒューマンに至っては2回も相談に行って、何度も電話でもお話しさせてもらいました)
最終的に「ヒューマンアカデミー名古屋校」に春から通うことに。
スクール費用も高額だし、そもそも子どもを預かってくれる人はいないし、そして本当にフリーランスWebデザイナーになれるのかも、どんな仕事をするのかも正直そこまでわかっていませんでした。
でももうこの時は、ワクワクドキドキで胸がいっぱい!
詳しいことは全然わかっていないけれど
「絶対フリーランスWebデザイナーになる!」
「家で働くんだ!」
今考えれば単純すぎますが、それしか考えていませんでした(笑)。
ちなみにスクールの総費用は約70万円!(週1回、1年間の通学)
費用は自分の貯金から捻出しました(嘘ですw親に学資保険の残りをもらいました)。
そして通学中の子供の預け先問題!
週1回預かってもらえる個人園をなんとか見つけ、電車で片道20分(スクールまではさらに30分!)でしたが、無事に通学できることが決まったのです。
パソコンに関しては、予算もなかったですし、正直続くか不安もあったので当時持っていたWindows(hp製ノートPC)をとりあえず使うことに。
ちなみに、もしこれから買い替えるという方は予算があれば、MacBook(最初はAirで十分)を検討されてもいいと思います。
起動や動作がとにかく速いので作業効率が桁違いです。
【1-3】学生気分で通学、しかし甘くはなかった…
晴れて4月からヒューマンアカデミーに入学。
若い男子から同世代の主婦、おじさままで年齢層も幅広く、普段触れ合わない方々と肩を並べて学ぶことはとても新鮮でした。
学生時代に戻ったようで毎週ワクワクしたことを覚えています。
しかし「こんな量を1年でやるなんて大変だよ〜」と講師の先生が初回授業でボソッとつぶやきます。
そう、Webデザインの学習量は膨大で終わりがないのです。
先生いわく、カリキュラムはかなり詰めこんでいるし、終わるかわかんない(苦笑)ということでした。
毎週2.5時間の授業は本当にみっちり!
1秒たりとも気が抜けない、そんな時間でした。
授業は全集中、ひたすらメモ。テキストなどもなかったので、講師の発言を一語一句書いていました。
そして本当に大事なのは授業の後です。
帰って翌週までに復習して課題を仕上げなければなりません。
「週1回だしなんとかなるかな〜」と完全に甘く見ていた私。
実際にやってみると復習には授業の何倍もの時間がかかることに驚き、自分のできなさに毎回落胆しました。
授業ではわかったつもりでいても、いざ帰って家でやってみると「できない(泣)」。
ノートを見返しながら何度も繰り返しやってみて、やっとできるように・・・そんな繰り返しでした。
こちらは、初期の授業(Illustrator)で何度もトレースしていたカニのイラスト(笑)。
単純なイラストに見えますが、
ペンツール
図形ツール
塗りと線
リフレクトツール
など
Illustrator基礎ツールの使い方が詰まっています。
そして復習だけでは終わらず、次回の授業までに課題も仕上げなければなりません。
バナー画像などを作成する課題が多かったのですが、全然デザインのアイディアが浮かばず・・・。
苦労して10時間かけてバナーを作って「なんでこんなダサいの!?」と凹むことも多々ありました。
毎日深夜の真っ暗なリビング(隣が寝室なので)でパソコンに向かい、受験生みたいにカックンカックン。
自分のデスクもないので、イケアのワゴンに100均の板を乗せて作業していました。
「復習と課題だけは何がなんでも死ぬ気でやる!!」
と心に決めて授業の前日は半徹夜になることもしばしば。
でも毎週新しいことを覚えて、自分でデザインソフトを使って何かを作り出せるということは本当に嬉しく楽しかった。
やっぱりWebデザインを学ぶと決めて良かった!自分にはなんとなく合っていそうな気がする・・・そんな風に早くも感じていました。
【1-4】子育てで時間がない!脅威の朝3時起き生活にシフト
しかし、子育てママは毎日が時間との闘いですよね。
これまで子育てと家事だけでもいっぱいいっぱいだったのに、そこに学習時間を追加で確保しなければなりません。
入学後の数ヶ月はこの習慣付けと時間の確保が大きな課題でした。
私の場合、週1のスクール通学日は一時保育で息子を預けていましたが、それ以外は1歳の息子と1日一緒。
基本1日べったりだし、お昼寝も我が子は残念ながら下手っぴでした。
外で思い切り遊んで、帰りのベビーカーでお昼寝させて、公園のベンチで復習ノートを開くなんてこともしょっちゅう。
大泣きする息子を無理やり保育園に預けてダッシュで地下鉄に乗り、授業中涙してしまったことも・・・。
子育てと学習との両立は、思いのほか大変でした。
そう、この時点で、広告で見た「子育てしながら家で仕事」という夢は無惨にも敗れ去ったのです(笑)。
でも、スクールの1年間、70万円を絶対に無駄にしたくない!なんとか子育てしながらなんとしてでも時間を確保したい!と日々格闘しました。
ただ、子供を寝かしつけてから作業を開始するとどうしても眠くなってしまい作業効率が落ちたり、一緒に寝落ちしてしまったり・・・どうもうまくいきません。
そこで、私が取り入れたのは「朝3時起き生活」
夜子供と一緒に20:00に就寝して翌朝3:00に起きるというスタイルです。
これなら、朝息子が起きてくる6:00くらいまでは集中して学習時間を確保できます。
スクールの女性講師(主婦ママデザイナーの大先輩!)から教えていただき、当時衝撃を受けました。
息子の卒乳が済んでから開始して、習慣付けには3ヶ月以上かかりました。
ですが、この生活のおかげで集中して作業する時間を確保することができたのです。
ちなみに、この頃の1日のスケジュールは、こんな感じ。
最初は「イヤイヤ3時なんて絶対ムリ!」と思いましたが人間慣れればいけるものです。
朝の静かな時間は誰にも邪魔されず、頭も冴えているので作業が捗りますのでおススメです。
夜に活動してしまうと、終わりがなくなり睡眠不足に陥りやすいですが、朝活であれば早く寝れば良いので睡眠を犠牲にすることはないと思います。
【1-5】スクールは徹底活用!前のめりくらいでちょうどいい
こうして私は週1の通学と毎朝3時起きの自学で、1年間Webデザインの学習にどっぷりのめり込んでいきました。
どんなに下手くそでも「課題は絶対!」と心に決め、子供の風邪でお休みした日もメールで課題を提出して後日授業のフォローをしてもらったことも。
貴重な週に1回の通学だったので、授業後は残って必ず質問をしていました。
たまに自習室(部屋が開放されていて講師に質問もできる)にも参加し、些細なことでもすぐに講師に聞くようにしました。
Webデザインの学習は「わからない」で止まってしまうと、そこから先に進めなくなり挫折に繋がりやすいのです。
今思えば、どうでもいいような細かいことも疑問に思ったら全部聞いていました(恥)。
またスクール通学の後半では、自由課題でオリジナルのWebサイトを制作したり、知人の案件を無償でやらせてもらったりして手を動かして制作するということを徐々に増やしていきました。
そしてこういった制作物も全て講師に見てもらい、添削をしてもらいました。
どの先生も質問回答、添削を熱心に対応してくださり、本当にありがたい環境でした。
ちなみに人に作ったデザインを見てもらうことは、最初は素っ裸を見られるくらい恥ずかしかった(笑)。
ただ、フリーランスとしてお仕事を始めて感じたことですが、この添削をしてもらうことは、すごく貴重な経験!実際にフリーランスになるとなかなかフィードバックをもらえる機会がないんです・・・。
そして、スクールという環境で講師に見てもらうのが一番ハードル低く、そして的確なアドバイスをもらえます。
勉強中の方、これからの方はぜひたくさん体験、活用してほしいです。
その他にもスクール内でのコンペに参加したり(結果は撃沈でしたが)校舎で配布するチラシのデザインをやらせてもらったり、先生に色々と現場のお話を聞いたり・・・。
随分前のめりの生徒だったと思いますが、おかげで沢山のことを1年間で体験、吸収させてもらうことができました。
70万円のスクール代は今となっては「安い!」と思えるほどです。
【1-6】知人の実案件での挫折と恩師からの教え
「Webデザインの勉強しているんだ!」と友人・知人に話していたおかげで、在学中に何件か実案件を受注することができました(在学中は全て無償で受注)。
初めて実案件で制作したのは「名刺」。
急いでいたので「2日納期」という最初からなんともハードな案件でした。
そして、いざ取り掛かってみると
何から始めたらいいの?
そもそも印刷会社って?
名刺デザインのセオリーは?
データはどうやって制作するの?
どうやって入稿するの?
等々、わからないことだらけということに初めて気がつきました。
これまで「頑張って勉強した」という自信が、いとも簡単に崩れたのです。
クライアントである知人に「フォント(書体)」の違いを説明することができず、制作したレイアウトも理由を持って説明できず、先方から「こうしたらどう?」と逆に提案され何度もパターンを作るハメに・・・。
まさに撃沈。
でもこの時に「これじゃあとてもプロとして仕事ができない」と早く気づくことができたことは、本当に良かったと思います。
いくらPhotoshopやIllustratorなどの操作ができても、課題はそこそこできるようになっても実案件となると全く違ってくるんだということを痛感した経験でした。
「クリックされなければ意味がない!」
「ユーザーの財布の紐をゆるませるのが仕事だ!」
「デザイナーの仕事はお金を動かすんだ!」
これらは、スクールの恩師が口酸っぱく言ってくれた言葉です。
「おしゃれなデザイン、かっこいいデザインを作ることがデザイナーの仕事」と思いこんでいた私には衝撃の言葉でした。
大切なのは、
クライアントの依頼した目的は何か?
クライアントの先(エンドユーザー)はどんな人か?
こういったことが実案件では、求められるんですね。
卒業間近でやっとこの言葉を理解できるようになった程度ですが「デザイナーの仕事の極意」を叩き込んでくれた恩師には、感謝してもしきれません!
とにかくやりきって卒業する!を目標に1年間頑張ったので、卒業時は本当に涙涙…まず、ここまでできた!が嬉しかったです。
【おまけ】開業までに身につけたスキル一覧
私はこのような感じでスクールに1年間通い、卒業後すぐに開業しました。
参考までにその時点で身についていたスキル(全てスクールで習得)をまとめました。
勉強する上で心がけていたことは・・・
とにかく時間がなかったので、週1回スクール3時間と日々の学習2~3時間×1年をコツコツ積み重ねた
スクール以外のことは、浮気しないようにしてみっちり復習、反復、課題をしっかりと!を徹底的に
(実際途中で他の教材にうっかり手を出したことがあり、どれも中途半端になったのでまずはスクール一本!と決めました)Adobeソフトの操作やコーディングについては何度も同じ動きを繰り返し身体で覚えていくようにした
ことです。
学んだ内容は、、、
上記の中で在学中に特にやっておいてよかったなぁと思う内容は、
①WordPressの習得
正直オリジナルテーマの作成は鬼ムズでした。
当時、何度も何度も練習サイトを作っては壊し・・・ということを繰り返していました。
ただ、これがあったからこそWordPressサイト制作を仕事にすることができました。
結局オリジナルテーマを仕事にしていくにはスキルが足らず、1年目の途中で諦めました。その後、既存テーマのカスタマイズを独学してメインのお仕事になっていきました。
でもオリジナルテーマの学習を通しWordPressの本質的な仕組みを学んでいたことが何より良かったと思っています。
②ディレクション(企画)
これがヒューマンアカデミーの特色!とも言うべきハードな授業でした。自分で新規LP(ランディングページ)の企画書を作成、最終的にプレゼン!と言う授業です。
納得いくまで作り直して、発表の前日は完徹で仕上げました(しかもなぜか卒乳とかぶってしまい、乳がカチカチで死にそうに笑)。
大変でしたが、この課題を通してマーケティングの基礎を叩き込み、「クライアントに提案する」と言う大切さを学びました。この授業のおかげで後々自分の強みを作ることができたと思っています。
※なお、2018年当時の情報のため現在はカリキュラムや学習形態が大きく異なる場合があります。
詳しい内容は直接スクールの相談会などでお問い合わせください。
ヒューマンアカデミーでのリアルな体験談は、ブログにまとめています。
素晴らしいスクールだと今でも思いますので、しっかりWebデザインを体系的に学んでみたい方にじゃ個人的にはイチ押しです。
お近くに校舎がある方はぜひ一度足を運んでみて欲しいです。
【Blog】:【ヒューマンアカデミーwebデザイン講座】卒業生のリアル、未経験からフリーランスになれたその理由
【1章まとめ】〜勉強中の振り返り〜
【まとめ】
子育てママは、何より学習習慣をつけること、時間の確保が大変
(朝活もオススメ)最初はとにかく反復学習して身体で覚える
わからないことはなる早で質問してクリアに!
スクールは前のめりで受講!徹底活用しよう
制作物の添削を沢山してもらおう
実案件に早めにチャレンジしよう
周りにWebデザインの勉強をしているとさりげなく話しておこう
【今の私視点での振り返り】これからスクール選びをする方へ
6年前(2023年4月時点)と比べて驚くほど「Webデザイナー」「在宅ワーク」「フリーランス」という言葉がメジャーになりました。
そして同時にそのスキルを身につけるためのスクールや講座も、ものすごい数になりました。
今からスキルを身につけたい、Webデザイナーを目指したいと思われる方は、情報量も多く、とても悩まれるのではないかと思います。
今、私が「これから」の子育てママにアドバイスをするなら・・・
まず無料でできることでどんなスキルを学ぶのか、Webデザイナーの働き方を知ることから始めることをオススメします。
そしてできれば実際に手を動かしてみて(Youtube動画やSNSなど活用)それから、しっかり学びたい!と思ったら改めてスクールなどを探すという流れでも決して遅くはないと思います。
そしてもし、スクールを選ぶなら「有名だから」「口コミで人気だから」「安いから」「仕事の紹介があるから」という理由だけではなくしっかり自分の目と耳で確かめて欲しいです。
また、スクールの内容はもちろんですが、「ご自身の学習環境」「使える時間」を最重要視して欲しいと思います。
正直言って「金額的な投資<時間の投資」なので、スクールに費用がかかるのは大前提としてそれだけで満足していては絶対ダメだということ。
お金的な投資も(時には)大切だし、それ以上に「時間を投資すること」が大事だということですね。
子育てママ・主婦は、日々時間との闘いだと思います。
そこにさらにWebデザインの勉強時間を確保するのは、私も非常に苦労しましたが(今もですw)なかなか大変なこと。
最初の「学習習慣を身につけるまで」がなかなか大変。
子どもは思ったように寝ないし、熱も出すし、イレギュラーが当たり前です。
なので、個人的には無理しすぎず1日2時間程度の学習という程でスケジュールを組むことをオススメします。よって「学習期間」は長めにとった方が良いです。
(1ヶ月とか3ヶ月とか、そんな短期間でガッツリやるのは正直厳しいと思います・・・もちろん個々の使える時間の長さにもよるので一概には言えないのですが)
私はこの記事で書いた通り1年間通学し、じっくりゆっくりWebデザイン漬けになり、ある程度基礎的なスキルを身につけることができました(といっても基礎の基礎ですが)。
今改めて思うと、スクールに通っていたおかげでこの「1年間」という 学習期間が最初から決まっていて、カリキュラムも組んでもらえて、学習と制作に集中できたことが本当によかったなと。
最近のWebデザイナー界隈は「短期で」「すぐに」のような広告も目立ちますが、焦らず確実にできるやり方でじっくり進んで行く方が良いと思っています。
スクール卒業(勉強)してやっとスタートライン
ただ、そこからもうキャリアは始まっています。
フリーランスママのキャリアは「細く長く」
「急がば回れ」です。
【コラム】時には「マイナスなモチベーション」も力になる!?
スクール時代の話をすると「なぜそんなに行動的になれたのですか?」と質問をいただくことがあります。
表向きの理由は「家で働きたい!」なのですが、実はさらに深〜い理由がありました。
実は当時は夫との関係があまり良くありませんでした(いわゆる産後クライシス)。将来を考えると「このまま専業主婦でいるわけにはいかない…!」「1人でも息子を育てられるように自立しなきゃ」といった超マイナスの理由が一番の原動力でした。
(り・こ・んの文字がよぎっていたんですね・・・今現在は夫婦円満です!笑)
さらに私には学歴&職歴コンプレックスをなんとか克服したい!という、もう一つ大きなマイナスな原動力もありました。
高校は都内トップクラスの超進学校に通っていたのですが、途中で体調を崩して受験に失敗。大学にはなんとか進学したものの、結局体調が優れず中退。その後自宅療養をしてアルバイトを転々としていました。
23歳で化粧品会社に就職し美容部員として百貨店に3年半勤めそれなりに頑張りましたが「何もキャリアもスキルもない・・・」といつも自分に自信がありませんでした。キャリアアップしたくて転職した人材関係の営業職も半年で辞めてしまうというダメっぷり。
さらには自分を変えたい!専門職に就きたい!と大して興味もない「行政書士」という資格に手をつけスクールに入るも、全く興味が持てず挫折。20万円をドブに捨てました。
自分で書いていて呆れてしまうのですが、こんなふうにキャリアに迷走していたんです・・・。
それでも「何か手に職をつけて人の役に立てる仕事がしたい!」と心のどこかで常に考えていました。
だからこそ「Webデザイナー」で何か変わるかもしれない、変えたい!変わりたい!という強い思いもあって決意することができました(まぁ、それでも自分が変わらないと人生は変わらないんですけどねぇ)。
元々PCを触ることは好きで「自分に合っていそう、楽しそう」と思えたことも起因していますが、やはりこの2つのマイナスな原動力は絶大だったと思います。
バリバリ働いて稼いで好きなものを買いたい!
社長になりたい!
有名になりたい!
夫を見返したい!
など
決意する理由って実は、なんでも良いのだと思います。
もちろんプラスのエネルギーは大きな力になります。
ですが、それを時に上回るのがマイナスのエネルギー。
エネルギーが強ければ、誰に何を言われなくても勝手に行動を起こしていたりしませんか?
「なんでやりたいのか?」
「どう変わりたいのか?」
「Webデザイナー、フリーランスになってどんな生活を送りたいのか?」
自分の中でしっかり言語化してイメージしてみると、グンとモチベーションが上がるかもしれません。
私の話ですが、どうしてWebデザイナーなの?ということに関しては、さらに詳しい理由と専業主婦時代にコツコツやってきたことがあります。
ちょっとこれ以上書くと書きすぎなので(笑)
興味がある方は、ラジオ(以下の参考リンク参照)でお話ししているので聴いてみてください。
【参考リンク一覧】
このあと開業してどうなったか?本編もぜひお読みいただけたら嬉しいです(^^)
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ここから先は
「働きたいのに働けない、人生詰んだ」と思っていた転勤族の妻&ママが、子育てしながらWebデザインの勉強を始め未経験でいきなり開業?!時給1…
未経験コネナシスタートのフリーランスwebデザイナーからのリアルを赤裸々に綴っています。ご支援いただけましたら幸いです♡