【小1不登校】「好き」から広がった息子の世界、推し活ってすごい
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>>【小1不登校〜再登校】息子と家族のキロク
今回は小1の6月から不登校になってエネルギーがダダ下がった息子が、自分の好きなことを通じて少しずつエネルギーを少しずつ取り戻していった記録を綴ります。
今風に言うと、「好きなもの・こと=推し活」ですが、好きのパワーってすごいなと改めて感じます。
Roblox(ロブロックス)
まず第一に息子は、不登校になる前からゲームやYoutubeが大好き。5歳くらいから少しずつハマっていった。
元々好きだったけど、不登校になってからはより一層その世界に浸かっていった。
もちろん一人でも遊ぶけど、私も一緒になってよく遊んだ。
そのうち、ロブロックススタジオで自分のゲームを作り始めるようにもなった。一緒にYoutubeの解説を見て、何度も巻き戻し再生して私も必死に操作を覚えた。
👇このコロコロコミックさんの動画がわかりやすかったです。
ロブロックス内では、オリジナルのスキン(服やアクセサリーなど)を身につけることができるのだが、息子はオリジナルのTシャツをデザインすることにも挑戦した。
そのために完全No勉強でえんぴつを持つことも忘れていた息子が、クレヨンで一生懸命絵を描いた。
あとは、ゲームの中で自然と英語を覚える機会も増え、時々海外のプレイヤーとコミュニケーションを取るように。アルファベット(ローマ字読み)は自然に覚えていたのでびっくり!
さらにロブロックス内で小学生の友達ができ、毎日一緒に遊んでいたこともあった。ゲーム中はチャットで会話するのだが、友達が好きな息子はオンラインでの交流が楽しみの一つになっていた。
マインクラフト(PCゲーム)
同時にハマったのがマインクラフト。
パソコンの使い方を覚えるという意味でも、このゲームはとても役立った(これも5歳からプレイはしていたのだけど)。
息子はクリエイティブモードが好きでブロックを使って自由に世界を作り出す楽しさに夢中になった。
これもアドオン(ゲームに新しい要素や機能を追加するカスタマイズコンテンツ)を入れたいがためにYoutubeで検索して海外の動画を一緒に解読しながらダウンロードしたりしていた。
マイクラの他にもSteamでゲームを購入し、色々触ってみたりPCゲームも息子の世界を広げてくれたように思う。
Steamに「Animal Revolt Battle Simulator」
という動物や恐竜、モンスターを自由に配置し、バトルをシミュレートできるゲームがあるのだけど、これにも随分ハマった。
このゲームは、戦闘シミュレーションにとどまらず、プレイヤーが独自のユニットを作成し、カスタマイズすることができて、息子は自分だけのオリジナルキャラクターを創作することを楽しんでいた。
また、息子が作ったキャラクターがYouTube(しかも大好きなチャンネル)で紹介されるという嬉しい出来事もあり、自信を深めた。私も泣いて喜んだ(笑)
👇この動画です
ワンピース(アニメ)
Robloxのブロックスフルーツ(通称:ブロフル)というワンピースの世界を見事に再現したゲームがあるのだげ、それをきっかけにアニメのワンピースにもどっぷりハマった。
息子は基本オタク気質なので、ハマるととことんハマり、毎日動画を見たり調べたり、会話の内容もそればかりになるのだが、ワンピースは結構私も楽しかった(実は1回もちゃんと見たことなかったwww)。
息子は大将の黄猿がお気に入り(渋いw)で、Robloxのスキンも黄猿にしたり、モノマネしたり、黄猿のまとめを紙に書いたりもした。
ちょうどフィルムレッドの上映が始まった期間だったので、映画を2回も観に行った。映画館に足を運ぶのは良い外出の機会にもなった。
ウタ(Adoさん)の主題歌も気に入って毎日車で聴いて、カラオケでも得意げに歌っていた。
ワンピースのキャラを絵に描くことにもハマって、ゲームやYoutubeから離れ鉛筆を持つ時間も増えた。
極め付けは、池袋にあるワンピースストアに行きたい!といって家から1時間以上かけて電車に乗って行ったこともあった。当時の息子にとっては大冒険!
ゴジラ
ワンピースブームのあとは、ゴジラブームがきた(笑)。
ゴジラは夫が好きで、5歳くらいから息子もハマったのだが再び来たと言う感じ。
マニアックな彼は、歴代ゴジラの年号を覚えることに興味を持ち、本を読んで映画公開の年を暗記していた!
そのうち学校の保健室登校を始めたときは、先生と一緒にその年号をまとめ、年表を作るなんていう作業もやっていたほど(先生ありがとう!)。
ゴジラの中でも彼のお気に入りはジェットジャガー(ゴジラと一緒に戦うロボット)。これまた渋いw
猫カフェ
一番の転機は猫カフェへの外出。
なぜか急に猫が好きになり、猫カフェに行ってみたいとのこと🐈
うちの近所にはもちろんないので電車に乗って都会へ。
初めて行って推しの猫も何匹かできた。
カフェだからフリードリンクもあって漫画もあってWi-Fiもあるので、私もパソコンを持って行ってちょっと仕事したり!笑
推しの猫に会いに行くために、電車に乗って外出するというのは息子にとって大きな一歩だった。
推しの猫の名前や特徴をまとめたノートを一緒に作成し、店員さんにも見せたら喜んでもらえた!
動物との触れ合いはやはり大人も子どもも癒される。
帰りに疲れて抱っこやおんぶしたこともあったけど、私たちにとって素敵な時間になった。
好きの力ってほんとすごい!
こうして好きなことを原動力に、息子は少しずつエネルギーを取り戻していった。
好きが持つ力の凄さを改めて実感し、これからも息子の推し活を応援していきたいと思った。
息子が「好き」を通じて成長していく姿を見守ることで、私自身も多くのことを学んだと思う。
子どもの好きを見逃さない、一緒に推し活する
息子の好きなことに気付くことは、彼とのコミュニケーションを深める絶好のチャンスだったと思う。
息子が夢中になっているものを一緒に楽しむことで、親子の絆も強まったのかなと。
一緒にゲームをしたり、映画を観たり、猫カフェに行ったりすることで、息子が感じる喜びを共有できた。
そして息子の好きなものを尊重し、それを一緒に楽しむことで、彼の自己肯定感も高まったのではないかと思う。
何よりも、息子が「好き」を通じて成長していく姿を見るのは、親として本当に嬉しい。
こうして息子は、少しずつ元気になっていった。
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