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利用者さんからエピソードを引き出す時に気を付けてる事。

先日コミニュティである利用者さんとのエピソードを載せた時に。

『えんちゃんほどのレベルならそのお話を引き出すまでの関わり方、どんなところをに気をつけていたかとか、どんなところで信頼を得られていたのかというところも聞きたい!』みたいなコメントが来て、それに対して

『1人の人間として接している』

『無意識にしている』返答すると。それを言語しろやみたいな多方面の凄い方から煽られたので自分なりに言語化してみた。

そもそも人として接する時に意識してるのは『傾聴すること』

傾聴なんて簡単でしょ?話聞いてればいいんでしょ?的な感じではなく本気で傾聴を極めたいと思っている。

その上で必要になるのはコミニケーション。

円滑にコミュニケーションを進める為に自分が意識してるのは

「聞くための心配り」それを何個か書いてみる。

そもそも話しを聞くにも信頼関係が築けないと深い話はできない。

それを分解してみると3個の要素が必要。

❶ラポール(信頼関係)心理学では、コミュニケーションの最初の段階で「ラポール」を築きましょうとよく言います。ラポールとは、お互いに信頼しあっている状態のことを言います。このラポールを築く上で重要なのが「自己開示」と言われている。自己開示とは、自分の情報を相手に開き、示すこと。つまり、自己紹介のことです。これは自分の自己紹介ももちろん重要ですが、相手の自己紹介をしっかりと聞くことがさらに重要です。ここで僕たちが意識しなければならいのが自分と相手の「共通点」を探すことです。これは利用者さんと接する中で最初にする事。ファーストインプレッションの際にどれだけ話を引き出せるか。話をするのが難しい方はアセスメントなどをみて共通点を探す。その中で注意しているのは
『主役は相手』ということです。自分も自己紹介をする必要がありますが、あくまで会話の主役は相手。

❷信頼を深める次に、信頼関係ができたら、それをより濃いものにする必要があります。その際に重要なのが「悩みの共有」です。人間の悩みは大きく分けて下記の4つと言われている。

1.人間関係

2.お金

3.夢

4.健康

この4つを軸に、質問の内容を組み立てると何かしら相手の心に引っ掛かります。もちろんですが、これは「ラポール」が構築できた段階での話です。いきなり初対面の相手のこの手の話をしたり、質問をしたりすることは基本的に難しいです。最悪の場合、嫌われると思う。相手の話を聞く事でこの人は話を聞いてくれる。もっと話したいに繋がっていくのではないかなと思っています。

❸悩みの解決最後は相手の悩みを解決してあげることです。ここで気を付ける必要があるのは......。わがままと悩みを間違えない事。そして基本的に問題解決それ自体に僕たちが手を出してはいけないのです。主役は相手です。問題解決は主人公の役目なのです。僕たちはそれを手助けするにすぎません。女性は「悩みを解決してほしい」のではなく、「悩みを聞いてほしい」という欲求を持っている。つまり、女性は話してすっきりするのです。その場合、僕らにできることは、相手の話をひたすら聞き、その中で相手が意識的に気づいていない点を少しだけ補足してあげることです。相手の鏡に自分がなってあげ、相手がコミュニケーションをとることで自分を確認できるようにしてあげることが大切なのです。男性は
「悩みを解決してほしい」のではなく、「悩みを解決したい」のです。つまり、達成感の独占をしたいのです。

その場合、僕らにできることは、解決策を複数提示して、最終的な判断を相手に委ねることです。それが、最終的にどれも採用されても、されなくても構いません。大切なのは、提示することで、相手に何らかの決断をさせることなのです。この3つが聞くための心配り。ただここに書いてある事絶対にしたから信頼関係が築けるわけでもないし逆にしなくても築ける事はある。最終的に人柄や話し方なども影響してくるのかなと思う。

後話す時のちょっとしたテクニックとして。


①ダブルバインド相手に会話の最初で「NO」と言わせないようにするテクニックです。

結構有名なので、知っている人も多いでしょう。

≪ダメな例≫

男性:「デートしない?」

女性:「いやだ(NO)」


≪ダブルバインド≫

男性:「食事がいい?それとも飲みに行く?」

女性:「今日はちょっと時間ないんだよね」

男性:「じゃあ、お茶だけ軽く行こうよ」

女性:「それなら......」

これを使うと介護抵抗や拒否がある方も意外とすんなり行く事もあります。

②ボディランゲージボディランゲージとは、直訳すると身体言語ですが、肉体の動作を使ってコミュニケーションをとることを言います。相手の話を聞く上で大切なのは・あいづち・アイコンタクト・リラックスした表情
などなど......。これは話しを聞く上ですごく意識します。そういった非言語コミュニケーションにも気を配っている。

③ポジション相手の右側に座ったり、右側に立ったりすると心理的に優位に立てます。右側というのは「より優れたもの」の象徴なのです。これも意識をすごくします。難聴などもありますが、相手が気持ちよく話せるように自分は左側で話を聞くことを多くしています。まだまだあると思いますがこれが自分の思う信頼関係の築き方と傾聴かなと思います。


話を聞いてその通りだと思うなんていうのは大前提でその中でどうやって信頼関係を結んで行くかだと思っています。傾聴で調べたらテクニックなんてごまんと出てきます。でも、自分は今まで書いてきたことをやった結果利用者さんとの信頼に繋がったと思っています。


傾聴って言葉でいうのは簡単ですが自分はこんだけテクニックと言うものを活用してます。

まだまだ奥が深いなと感じました。

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