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GPT-4oにGASでOCRをさせよう その3 - freeeに取引を仮登録する

以前の記事では、画像を公開URLではなくエンコードしてGPT-4oに渡してレシートを解析してもらうスクリプトを紹介しました。

今回はその解析の結果を使ってfreeeに取引を仮登録してみます。


事前準備

本記事は、マガジン「freeeファイルボックスの証憑管理を自動化しよう!」の一部です。

過去記事で紹介したスクリプトをアップデートして実装していますので、過去記事もご参照ください。

スクリプトの準備

このスクリプトでは、freee APIを利用します。以下のマガジンで解説している事前準備が必要です。

加えて、OpenAIのChat APIを利用します(有料)。以下の記事で解説している事前準備が必要です。

メモタグの準備

今回のスクリプトは取引の登録まで自動化しています。ただ、登録後に人の目?手?でのチェックは必要になるので、freeeの取引一覧から効率的にチェック対象取引を絞り込むためにメモタグを付与します。

今回は『仮登録』という新規タグを作成しておきます。

画像ファイルのIDを確認しよう!

今回のスクリプトは、Googleドライブに保存した画像(jpeg, gif, png)が対象です。まず、任意のGoogleドライブに保存した画像ファイルのIDを準備します。

ファイルIDって何?

Googleドライブに保存されたファイルには、各ファイルに固有のIDが割り当てられています。このIDを使用することで、特定のファイルにアクセスしたり、操作を行ったりすることができます。

ファイルIDを確認する

  1. Googleドライブを開く:

  2. ファイルを選択する:

    • 確認したいファイルを右クリックし、「リンクの取得」を選択します。

  3. URLを確認する:

    • 表示された共有リンク(またはブラウザのアドレスバー)に含まれる長い文字列がファイルIDです。

    • 例: https://drive.google.com/file/d/1A2B3C4D5E6F7G8H9I0J/view?usp=sharing この場合、1A2B3C4D5E6F7G8H9I0JがファイルIDです。

サンプルレシートを用意してみました

レシートから取引を仮登録する

ということで、早速手近にあったレシートから仮登録してみました。

無事取引が登録されました。

今回は取引先・品目・部門などは未設定で、勘定科目とメモタグを手動で指定しました。

解析させたレシートも自動でファイルボックスにアップロードされ、取引に添付されます。

日付・金額・税区分・適格請求書判定もバッチリでした。

スクリプトの解説

ということで、実際のスクリプトです。GPT-4oにGASでOCRをさせよう その2の記事で紹介したスクリプトをベースにアップデートしています。

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