見出し画像

新米PMが社内ハッカソンからChatGPTを使ったコンテンツを実際にリリースした話

freeeプロダクトマネージャーのshoyaです。最近転職してfreeeに入社した新米PMです。

この記事では入社2ヵ月の新米PMが社内開催のハッカソンに参加し、実際に新規でPJを立ち上げ、話題のChatGPTを使ったコンテンツをリリースまでしちゃった話をご紹介させていただきます。

まずは作ったコンテンツ、名付けて”起業アイディア玉手箱”を一度試してみてください!(きっとあなたにピッタリのアイディアが見つかるはず)

起業アイディア玉手箱

↑画像をタップするとページにリンクします

このコンテンツをリリースしたきっかけ

さて、いかがだったでしょうか?
ChatGPTの特徴で、同じ項目を選んでも全く違ったアイディアが返ってきます。是非、何度も試してみて欲しいです!

freeeでは”スモールビジネスを世界の主役に”をミッションに掲げ、実際にたくさんの起業家の方にもfreeeのプロダクトをご利用いただいております。

freeeのミッション
起業やビジネスを育てていくことを、もっと魅力的で気軽な行為に。個人事業や中小企業などのスモールビジネスに携わるすべての人が、じぶんらしく自信をもって経営できるように。

https://corp.freee.co.jp/mission/

一方で、そもそも世の中には「起業してみたいけど自分にできるかな?、できるとしてもどんなことができるかな?」と、起業意欲はあるけど具体的なアイディアが無くて一歩を踏み出せないでいる方も多くいらっしゃいます。

そういった方々に、自分にもこんな起業アイディアが考えられるんだ!とワクワクしてもらえるような気持ちになってもらえれば、もっと世の中に素敵なスモールビジネスが生まれるきっかけになるのではないか?
そんな思いを漠然と持ちながら、社内ハッカソンに参加したのがこのコンテンツを世の中にリリースしたきっかけです。

社内の各所で開催される”ハッカソン”

今回このプロジェクトの元になったアイディアは、freee社内で開催された”ChatGPT"を題材にしたハッカソンで生まれました。

ハッカソンとは、一定期間で、決められたテーマによるシステム作りを行う試み。プログラマーやエンジニア、デザイナーなどが一定の時間で集中して開発を行い、最後にそれぞれが成果を発表し合う。IT業界におけるお祭りやゲーム大会のようなもの。

超魅力的なfreeeのハッカソン!

freeeのハッカソンはエンジニアに限らず誰でも参加できる、非常にウェルカムな雰囲気で開催されるイベントです。参加者の中には入社1ヶ月に満たないメンバーや、1週間前から参加しているインターン生もいらっしゃいました。イベント中は会社から飲食なども提供され、食事をしながらの参加も可能です。

社内メンバーでワイワイと意見を交換(実際のハッカソンの雰囲気)

ハッカソンで実際に生まれたアイディアの数々

入社して間もない私も、”ChatGPT"という話題の技術をキャッチアップすべく、見学参加させていただきました。

今回のハッカソンでは1週間という短い期間の業務の隙間時間で、参加者はそれぞれ思い思いの成果物を作ります。例えば以下のようなものが実際に発表されました。

・会計のアドバイスを業種別に提案してくれるソフト
・ChatGPTで0から作ったマッチングアプリ
・対話形式で簿記2級レベルの固定資産について勉強できるツール

当時は私も素直に、個人それぞれがここまでレベルの高い制作物を仕上げてくるなぁと、freeeの皆さんのレベルの高さに驚きました、、

freeeではこのようなハッカソンが規模大小、色々な形で日々開催されています。
私も入社してから既に3回も参加させていただき、毎回そのレベルの高さに驚いています。

”起業アイディア玉手箱”のアイディアの種

話を戻すと、その日のハッカソンの中でデザイナーの方が持ち込んだ”スモールビジネスはじめる君”という企画が今回の”起業アイディア玉手箱”の元になったアイディアです。
当時はスプレッドシートを使って選択項目を入力し、その裏側でちょっとしたシステムを用いてChaGPTに日本語で質問するとうい簡易なものでした。それでもこれは面白いし、絶対にユーザーにも楽しんでもらえる!と感じました。

何より、ユーザーの皆様に起業をもっと身近に感じてもらえるきっかけになるのではないかと、とりあえずワクワクしたのを覚えています。

起業アイディア玉手箱の元になった、当時のハッカソンの「スモールビジネスはじめる君」

そのデザイナーの方が、このアイディアを扱うには全く違う仕事をされていたということもあり、このアイディアがこのままではアイディアで終わってしまう、ということでした。
それをもったいなく思い、プロダクトマネージャーの私が形にすることを提案したところ、心よくアイディアを形にすることを快諾いただけました。
そうしてこの”起業アイディア玉手箱”を世の中に出すPJが始まりました。

起業アイディア玉手箱

↑画像をタップするとページにリンクします

プロジェクト立案からリリースまでの流れ

長い前置きを踏まえて、ここから本題のハッカソンのアイディアを企画し、リリースするまでの流れをまとめてお伝えします。主に以下3つの流れです。

  1. とりあえずPJの企画書を書いて全社Slackに投稿

  2. PJを一緒に作り上げるメンバーを集める

  3. 集まったPJメンバー全員でリリースに向けて開発推進

1.とりあえずPJの企画書を書いて全社Slackに投稿

ハッカソンをきっかけに自分の中にやりたいことは出来たけど、何しろ自分は入社したばかりで右も左もわからない状態…(当時は自分の担当プロダクトでもリリースしたことがない状況)
やりたいことを誰に相談して、どんな形で進めていいかも分からない状態でした。

そんな時freeeの文化として、誰でも好きなことを投稿できるSlackチャンネルがあることを思い出しました。誰かに伝えないと企画自体が始まらない!思い切って企画書をドキュメント1枚で書いて、思い切って全社SNSのSlackに投稿しました。

企画書に記載したことは以下3点のみ。
・やりたいことの要約(サマリ)
・なぜやるのか(利用者にどんな価値を提供できるのか)
・コンテンツのイメージ図(スライド1枚)

社員が自由になんでも投稿できるSlackチャンネルにて

すると、freeeでChatGPTの導入を進める担当者の方や、全く関係の無い部門のエンジニアの方が声をかけてくださり、企画がみるみる内に具体化、本格的にやってみることになりました。

2.PJを一緒に作り上げるメンバーを集める

freeeのすごいところは”やりたい”という気持ちがあれば誰でもなんでもチャレンジできる文化。僕の投稿に賛同してくださったエンジニアの方と一緒にPJを始めることがあっという間に決まりました。

しかし大変だったのはここからでした。何しろ新PJなので何となくこうやって実現したいなということは決まっているけど、誰を巻き込んで、どういう手順で進めればいいのかも分からない。

そんな時でもとりあえず声を上げてみると、誰かが拾って助けてくれるのがfreeeのすごいところ。自分で必要な事項を整理したらすぐ、freeeの色々な場所で声を上げました。

・社内のSNSで、「WebページでChatGPT使ったコンテンツやりたいのですが自社でwebページ作るのって誰に相談すればいいでしょうか?」
・広報部門の方に、「こんなことしたいんですけど、何か告知するのお願いしたいです!」
・セキリティ部門の方に「普段とは違う業務ですけど、ChatGPTを使った仕組みにチャレンジしたいので知見をお貸しいただけませんか?」

どなたも突然の問い合わせにも関わらず、前のめりでお話を聞いてくださり、「こうすればいいよ!」「こういうことができそう!協力できる!」とお答えくださりました。本当に皆さん協力的になってくださり助かりました。

最終的にはエンジニアをはじめ、デザイナー、マーケター、セキュリティ、法務、広報、その他諸々の方々、PJを完遂する為に必要なメンバーを集め切ることができました。
尚、今回のPJに関わっていただいた方20人弱、全員自身の従来業務の隙間でこのPJの為にご協力いただきました。本当にfreeeってすごいなと思います。

3.集まったPJメンバー全員でリリースに向けて開発推進

メンバーが揃ったらあとはプロジェクトを進めるのみ。
PJメンバーみなさんに普段の業務があるので、以下のことに注意しながら進めました。

・スケジュールを最初にしっかりと組んで、常にボトルネックになるタスクがどこかチェックしたこと
・基本的にチャットでのやり取りになるので、認識の漏れ、齟齬が出ないように要件定義書をしっかりと作成、随時更新することでメンバー全員の共通認識を合わせたこと

裏話として、今回の要件定義にもChatGPTをフルに活用しています。
今回、たとえば要件定義の際に「世の中の人の好きなこと、得意なことを100個教えてください」と質問して、ChatGPTに決めてもらう形で”起業アイディア玉手箱”の質問項目が決まりました。

起業アイディア玉手箱
(もう試していただけましたか?まだの方はぜひ!)

↑画像をタップするとページにリンクします

他にも色々あるのですが、そのお話はまた別の場所でできたらと思いますので今回は割愛します。

誰でもやりたいを形にできる、freeeの”ムーブメント型チーム”というカルチャー

最後に今回のPJをやり切ることができた理由にもなる、freeeのカルチャーについてご紹介させてください、それが「ムーブメント型チーム」です

ムーブメント型チーム
ミッションに共感し集まった仲間たちが自律的にアクションを起こす。その熱狂が伝播することで、より良い相乗効果を生み出していく集団である。

https://jobs.freee.co.jp/about-us/culture/

入社してすぐの私ですが、今回このPJを通して如何にこの文化がfreeeメンバーの一人一人に浸透しているかということを実感しました。

やりたいことを熱量持って伝えれば、必ずメンバーの誰かが答えてくれる環境であり、freeeはやりたいことがある人にはとてもチャレンジしやすい環境だなと感じています。

個人の解釈ですが、このカルチャーは裏を返すと、やりたいと思ったことは企画するに留まらず、自分でアクションを起こして周りを巻き込んで実現してねということだとも思っています。
社内の組織上の調整は一切無し、やりたいならまずは自分でその熱量を仲間に伝えるべし。そんなカルチャーなのだと。

freeeでは、私の周りにもこのような形で社会の為に自分のやりたいことを進めている人がたくさんいます。たくさんの面白そうなチャレンジに、時には自分で企画し、時には他のメンバーの企画に乗っかることで関わることができて、とても刺激的で楽しい環境です。
私もfreeeで、今後も更なるチャレンジをしていきたいと思います!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

#freee   #起業時代   #ChatGPT


最後に

freeeは「あえ共freee」というマガジンから、freeeの事業や組織に関する情報を「あえて、共有」しています!ぜひフォローをお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?