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判断の軸は、数字でフェアに。

こんにちはfreee Advisor Day2023(以降fAD)プロデューサーのREISHOです。前回、「オリエンシートという地図。」というお話をしました。その続きです。

さて、3週間後に2つの会社さんからプレゼンをいただくことになった僕らですが、同一の評価軸でジャッジをする必要がありました。「A社はこの点がいい!●●はもう少し!」「B社はあの点がいい!●●も面白そう!」こうなって各論に終始するようになると最終的な意思決定はできません。総合的に判断をするための評価軸、これをまずは作らないとなりません。

軸の決め方としては、まずは大きなカテゴリとして僕らがfreeeとしてどういったことを大切にしているのか、それを言語化することから始めました。ここで設定した大項目は「ひたむき」「エッジが効かせられる」「引き出しが多い」「チャーミング!」「お任せと言える」の5つ。そしてこれら大項目にそれぞれ小項目をより具体的な観点として設定していきました。

「ひたむき」
・プレゼンに熱意が感じられるか?
・ゴールを設定しているか?そのゴールに納得性が高いか?
・実施後の評価まで考えているか?

「エッジが効かせられる」
・マクロ、ミクロでの市場分析がきちんとできているか?
・オリジナリティがあるか?
・自社の強みを生かしているか?

「引き出しが多い」
・企画力があるか?(幅)
・提案に新しい視点が入っているか?(新規性)
・実現可能性が高い提案になっているか?(フィジビリティ)

「チャーミング!」
・担当者はパートナーとして仕事しやすく、誠実と感じるか?
・提案にチャーミングさはあるか?

「お任せと言える」
・コストに納得感があるか?
・体制は充分に組まれていて、安心感があるか?
・freeeの理解度は充分か?

そして、最後にこれら小項目を優先順位が高いものは10点満点、普通のものは5点満点と重みづけをして100点満点で評価軸を作成しました。これができれば、プレゼンを受けたとしても、チェックポイントが決まっているので安心です。チーム内で意見が割れたとしても、集合知としての結論というのは「数値」ででてくるわけです。今回、この評価軸は2社にはお伝えしなかったのですが、どちらが正しいのだろうと迷いました。評価軸もきちんと開示して、プレゼンに臨んでもらった方が、より良いものをご提案いただけるのではないか。しかしそう思う一方で、評価軸を伝えてしまうと、プレゼンだけそのポイントに「当てに来る」ことが可能になり、本質的にポイントとして挙げた観点を「お持ちかどうか」の判断をするのが難しくなります。これはやはり、お伝えしなくてよかったのではないかと思います。

そうこうして、あっという間にプレゼンの日がやって参りました。このプレゼンまでの時間というのも各社の色が出て非常に勉強になりました。最終的には、総合評価からA社さんに決定をさせていただいたのですが、点数的にもそうでしたが、僕ら自身がA社さんのプレゼンを聞いて「わくわく」したことが一番の決め手でした。

来場者の皆さんにも、同じように「わくわく」をお届けしたい、そんなことを思いました。

To be continued…
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