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一部上場正社員から派遣ピッキング作業員になったはなし

ちょっとダークなお話し。
管理職で身を削りながら働いた末路は、『鬱病』でした。
半年以上の療養後、職場復帰したものの体は既に限界。

あっという間に、命の危機を再度迎え退職。

時は、リーマンショック。

転職先が見つからない!
働くところがない!!

就職活動をすすめ、たどり着いた先は、
ピッキング作業員。

5分で覚えられるお仕事。

指定された部品を、決められた数、袋に入れる作業。以上。

それでも、当時の私には居心地良かった!

だって、
・みんなで一緒に始業・退勤可能
・お昼休憩あり
・食堂あり
・温かいごはんが食べられる
・責任がさほど重くない
・・今までとは、全然違う環境!

でも、慣れるに連れ特有の空気に気づいた。
・コミュニケーション皆無
・仲良くしてる(と思ってた)人間関係の希薄さ
・今がよければそれでいい
・20代の覇気のなさ
・いろんなところに、地雷とトラップがある・・・


私にとって、鬱患って脱サラ後、唯一内定もらえた勤務先で、
ドロップアウトからの社会復帰きっかけをくれた貴重な場だったけど。。。

若者が、ただただ単一労働を何にも疑問を持たずに続けている光景を目の当たりにして、
日本の危機を感じた。

周囲には、長くて3ヶ月にしておきな、といわれながらも、
1年ほどお世話になりました。

往復4時間の通勤・ネジの数を永遠手作業で数え続けるだけのお仕事。

ある日突然来たんですよね。
ここには居られない、とい危機感が。


でも、いろいろなお仕事があって、働くひとがいてくれるおかげで社会がなりたっていると思うと、
何とも複雑な気持ちは今もぬぐえません。

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