愚痴

 またも儚い土日が終わってしまう。週休二日って少なすぎるよな本当に。労働を開始する前日の夜なんかは絶望に心を侵されてるから実質週休一・五日みたいなもんだ。平穏な時間は土曜日と日曜日の昼間までであり、黄昏時を過ぎるともう精神が絶叫を始める。どうせ労働のことを考えなくてはいけない精神状態に陥るのならせめてその時間だけ賃金を出してほしい。もう脳内で労働のことについて考えただけで給料が発生するようにしろ。

 こんな風に社会に適合出来ないでいると次第に正常な思考をすることが困難になってくる。「ろうき」と聞いても野球選手の佐々木朗希ではなく労働基準監督署の「労基」しか想起できない。実際に今パソコンで佐々木朗希ってタイピングしたら変換で佐々木朗希ではなく佐々木労基と出てきたのでわざわざ直した。もう人生から降板したい。

 当方野球には精通していないどころか、かろうじて9人でやるものという知識しか持ち合わせていないのでニュースになっている佐々木朗希の凄さがいまいちピンときていない。なぜ野球に明るくないか?小学校だか中学校だかの体育の授業でソフトボールをやってエラーをした時にクラスのジャイアン層の人間から罵詈雑言を浴びせられ、辛酸を舐めたという暗澹たる過去があるからだ。そのせいで野球に好意的な興味を向けることが出来なくなってしまった。呪術廻戦の某メガネキャラ曰くこういう小さな怨恨の積み重ねが人を犯罪者にするのです(そんなことは言っていない)。

 労働に囚われていない時代も、労働に囚われている現在も結局苦痛から逃れることは出来ないのだというあまりにも救済の余地がない展開になったところで今回は自主的に執筆を降板させてもらう。

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