「夢」⑱ ~「夢」とは「やりたい」事なのか~
「夢」を持つことは良い事だと
語る人や本は多いが、
本当に「夢」を持つことは良い事なのか。
儚い夢、叶わない夢だってあるんじゃないか。
思い通りにならないのが人生。
我慢しないと生きていけないのが人生。
夢ばっかり見てないで、現実を見ろ。
そうした思いを
「夢」という言葉にぶつけたくなる人も少なくないです。
そこで、
「夢」を持つことは、
良い事なのか、悪い事なのか。
これについて、続けて考察しています。
前回まで、
「夢」を持つことは良い事だと思って一歩踏み出す上で、
足枷になりやすい言葉、
「迷惑」について触れてきました。
「迷惑」とは、
悪いことだ、
止めなければならない、
抑えなければならないと考えている人が少なくない。
しかし、「迷惑」とは
他人にとって「都合」が悪い事だと
分かっている人は、
「迷惑」自体は、悪いことではない、
可能性の塊だと考える。
「都合」を利用することで、
「迷惑」が「親切」になる。
ピンチがチャンスになる。
ここまで書かせて頂きました。
私は先日、「夢」は何のためにあるのかについて、
自分には何が「できる」のか。
自分には何が「できない」のか。
すなわち「夢」という言葉を、
「できる」事という観点から書いていきました。
そのため、こんな疑問を持った方が
いるかもしれません。
「『夢』とは『できる』事じゃない。
『やりたい』事じゃないのか」と。
実際に、小さな子供に
「自分の『夢』は、何ですか?」
と聞くと、どうなるでしょうか。
野球選手、サッカー選手、看護師、パティシエ、YouTuber、などなど。
これらの答えは「夢」とは「やりたい」事だと
思って答えているでしょう。
「できる」事だと思って答えてはいません。
だから、もし子供が
「私の『夢』は、公務員」と言ったら、
どう思うでしょうか?
決して公務員になる事が悪いと
言っているのではありませんが、
子供なのに、もう現実を見ているのか。
もっと「夢」見ても良いのではないか。
「できる」事じゃなくて、「やりたい」事を言って欲しい。
公務員という答えを聞くと、
多くの人がそういった印象を受けるでしょう。
しかし、大人になるとどうなるか。
「夢」を叶えている人なんて、ほんのわずか。
実際に「やりたい」事や好きな事を
仕事にできている人なんて、ほとんどいない。
思い通りにならないのが人生。
我慢しないと生きていけないのが人生。
夢ばっかり見てないで、現実を見ろ。
そのように自分を納得させ、
「やりたい」事や好きな事を捨てる。あきらめる。
それが大人だと考えている人もいるでしょう。
そのようになってしまうのは、
「夢」とは「やりたい」事だと思っているからでしょう。
確かに「やりたい」という思いから、
「夢」への第一歩が始まるのは間違いありません。
しかし「やりたい」という思いだけで、
「夢」を叶えられるでしょうか?
現に「夢」を叶えているような人たちは、
「やりたい」という思いだけで、
成し遂げたのでしょうか?
私はそう思いません。
それは、「夢」とは「やりたい」事だけではないのです。
「やりたい」事も必要ですが、
それだけでは足りません。
その足りないものが、「できる」事だと思っています。
これについては、次回にて。
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