コロナによってあらわになった病② ~「考えたって、どうしようにもない」と自分を騙している~

「コロナの問題よりも、

 仕事の問題の方が大事だ」

昨今のコロナの影響で、

こうした違和感のある発言や態度が

周りで目立つようになりました。

感染者と疑われる社員がいたとなると、

社員の体調の心配よりも、

仕事の邪魔をされたことに腹を立てたり、

コロナ感染を疑われ長期間休んだら、

部署異動を命じられたり、

クビになったという話も聞きます。


どうして仕事の問題の方が大事だと

思ってしまうのか。

1つ目が、

「考えたって、どうしようにもない」と思っているから。

2つ目が、

自分の問題になっていないから。

コロナももちろん恐ろしいですが、

この2つの心が私たちの人生全体を闇に染めているのではないか。

前回、ここまで書かせて頂きました。

今回から、1つ目の心について詳しく考えていきたいと思います。


皆さんは、テストを受ける前に、

一切勉強せずに臨んだことはあるでしょうか。

私はあります。

勉強しないといけないと分かっていたものの、

“クラブや友達の付き合いが忙しかった”

“勉強している場合じゃなかった”

“気分が乗らなかった”

そうした理由で勉強しなかった結果、

あと1週間、あと1日。

もはや、圧倒的に時間がない。

どうやっても、受かるはずがない。

そう思ったとき、

“勉強しても、しなくても一緒だ”

“どうしようと、考えてもムダだ”

そう開き直り、一切勉強せずに臨んだのではないでしょうか。


自分の力ではどうにもならない。

残された時間ではどうにもならない。

そんな時、

「考えたって、どうしようにもない」と思うのです。

確かに、本当にもうどうにもならない、

手の打ちようがない、万策尽きたならば、

それに対して行動するのはもちろん、

考えるのもムダになるでしょう。

もっと意味のある所にエネルギーを使おう。

変わらない所ではなく、変えられる所に全力を尽くそう。

今回のコロナの問題であれば、

その意味のある所、変えられる所が、

仕事の問題になる。

そのため、

「(コロナの問題は)考えたって、どうしようにもない」

という思いが、

「コロナの問題よりも、

 仕事の問題の方が大事だ」という発言になります。


しかし、

「コロナの問題よりも、

 仕事の問題の方が大事だ」という発言の根拠が、

「(コロナの問題は)考えたって、どうしようにもない」

という思いであるという事ですから、

「(コロナの問題は)考えたって、どうしようにもない」

という事が正しい。

つまり、コロナの問題は

手の打ちようがない、万策尽きた状況ならば、

「コロナの問題よりも、

 仕事の問題の方が大事だ」

という発言はもっともだと言えます。

では、本当にコロナの問題は

手の打ちようがない、万策尽きた状況に

なっているのでしょうか。


そうではない事は、

報道から分かる事でしょう。

まだ、手の打ち用があります。

それなのに、どうして

「考えたって、どうしようにもない」

と思っているのか。

それは、

手の打ちようがない、万策尽きた状況に

なっていないにも関わらず、

手の打ちようがない、万策尽きた状況に

なってしまったと思い込む。

まだ1%悪くなっただけなのに、

100%全部悪くなったと思い込む。

そのように、ありのままに見れない心が、

自分を騙しているのです。


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