「仕事一筋」「仕事熱心」とは⑧ ~会社の中だけで、ファイナルアンサーを決めるな~
「仕事一筋」「仕事熱心」という言葉は、
仕事の事しか、考えていない人。
それこそ、この人から仕事をとったら何も残らない人。
「自分」ー「仕事」=ゼロの人。
仕事以外に、物差しがない人。判断基準がない人。
そんな人を、「仕事一筋」「仕事熱心」というのか。
それについて、続けて述べさせて頂いています。
前回は、斧を研ぐ仕事とはどのようなものか。
個人的な斧を研ぐことになる取り組み。
個人的な「掛け算」になる取り組み。
それも斧を研ぐ仕事になるが、
そうした人と一緒に仕事をしたいと思えるか。
本当に「仕事一筋」「仕事熱心」な人であるならば、
そうした人と一緒に仕事したいと思うようになるはずなのに、
そうならない。
それは「仕事一筋」「仕事熱心」かどうかは、
個人的な取り組みだけじゃない。
ここまで書かせて頂きました。
自分で1人、会社の中でもくもくとスキルや能力や知識を磨いていく。
そのような職人気質な「仕事一筋」「仕事熱心」な方もいるでしょう。
確かに、まず自分を変えることが大切だと考える姿勢は素晴らしいと思います。
しかし、自分1人で、会社の中だけでどこまで変わるものでしょうか。
始めのうちは、変化や成長を実感できると思います。
会社という自分の知らなかった環境に身を置いてますから、
目に映るものがすべて真新しいものばかり。
自分には持っていないスキルや能力や知識。
教材の宝の山でしょう。
それを自分のものにしていく事で、
自分の斧がどんどん研がれていく事でしょう。
しかし、どんなに素晴らしい会社であっても、
毎日のように真新しいものを用意することはできないでしょう。
やがて、目に映るもの一つ一つが当たり前に見えてくる。
もう、学べる教材が見つからない。
これ以上、伸びしろがない。
そうなる時が、必ずあります。
この状態から、さらに斧を研ぐにはどうすれば良いか。
答えは一つです。
真新しいものがある場所。
自分の知らないものがある場所。
それがある場所に行くことです。
転職や異動といった方法もあるでしょうが、
今の会社のまま、今の役職のままで、
自分の知らないものがある場所に行くには、
会社の外に飛び出し、他人に会う事です。
同業者の方でも構いません。
同じ業務であっても、手順が違ったり、使っている機材や道具が違ったり、
細かな違いに気付かれることでしょう。
そして、実は自分の会社で教えてもらったことは、
当たり前ではなかった。答えは1つではなかった。
そう知らされることでしょう。
異業種の方でも構いません。
専門知識がないために、すぐには理解はできないとは思いますが、
形は違えど、心は同じです。
幸せになるには、どうすれば良いか。
これ一つのために、研究工夫を重ね、斧を研いでいる人たちです。
そこにも必ず、自分の会社で教えてもらったことは、
当たり前ではなかった。答えは1つではなかった。
そう知らされる教材があります。
外の世界に飛び出し、
自分が中の世界で学んだことは当たり前ではなかった。
答えは1つではなかった。
会社の常識は、世間の非常識であった。
その体験の繰り返しが、さらなる伸びしろを発見できる。
さらに斧を研ぎ続ける「仕事一筋」「仕事熱心」な人になるのです。
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