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3.ロールプレイングの注意点

意義や効果の是非については概ね理解したところで、注意点やデメリットを取り上げてみましょう。

・緊張感を保つ
ロールプレイングは、基本的に身内で実施するケースが多いため、意識して緊張感を保たなければ、適当になりがち。適当なロールプレイングでは、実践的なスキルが身につきにくく、時間と労力が無駄になってしまう。 自身の課題としっかり向き合うためにも、ロールプレイング中は実際の場面を想定し、メリハリのある取り組みが必要。

・同じ内容や形式だと課題が見つかりにくい
何度も同じ内容や形式でロールプレイングを実施すると、ロールプレイング自体に慣れてしまい、課題が見つかりにくくなってしまう。1度のロールプレイングで課題を見つけられない場合は、複数回実施するケースもあるが、効果が低いようであれば別の方法も考えるべき。

・フィードバックを評価と間違えない
フィードバックは、対象者に対して改善ポイントを伝え、実践でも役立つスキルやノウハウを身につけるために行うもの。つまり、フィードバック自体が対象者の評価となるわけではない。そもそも、ロールプレイングは高い評価を得ることが目的ではなく、スキルの改善・向上が目的なので、上司からの評価を重要視しすぎないように。

引用元は前回と記事同様。

ここまで、ビジネス分野での活用例として、メリットや注意点を記していきましたが、「ビジネスだから通じる」「福祉分野にはそぐわない」という懸念や偏見は無くなったように感じます。
次項からは、医療の分野での活用例を掲載していきます。

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