見出し画像

実録 売れないバンドマン・ジャーナルVI

メンバーが揃って「ライブしようぜ!」ってなって、その後――
前回はイベンター・ブッキングの内情に関して書いた。

今回はその続きで、ライブに関する話。
ある意味で、売れないバンドマンジャーナルに相応しい話。

ライブハウスに出演する際、そのハコ(=ライブハウスの事)が抱え込んでいるブッカー、スタッフが日程を調整する場合がある。
丁寧に考えてくれる人も居れば、スゲェ適当にイベントを組む人も居る。

ちょっと話が変わるけど、
世の人達によると、バンド(バンドマン)に対するイメージってのは「彼女作るのには困らないよな」とか「ライブでお金どんくらい入って来るのよ?」とか「売れてんの!?売れてないの!?」とか「いいわね、好きな事が出来て」とか。
実話だとそんな感じらしい。
あとは貧乏、チャラい、性格や態度が悪い、ちゃんとしてない、クソ……エトセトラ。そんな感じだと思う。(異論は認める)

多種多様ではあるが、バンドも人間の集まりだ。バンドの数だけ内情が変わってくる。
出来た人間の人も居るし、仕事でやっている人も居る。お金持ちも居る。だが、言ってしまえば(ウチも含め)売れてないのが殆どでしょう。

彼女?
出来ません、モテません。

お金?
入ってきません。

好きな事できていいわね?
むしろ苦労の方が多いわ。

……みたいな。
通常、売れてないバンドがライブハウスに出演する際は出演料としてお金がかかる。これをノルマって言うんだが、平均で数万円かかる。
ここだけの話、俺がベジータだったら今すぐビッグバンアタックをかましているような高額を吹っ掛けてくる人も居れば、安めの金額、もしくは「ナシでいいよ」っていう仏のような人も居る。
そこを掘り下げるつもりは無いのだが、金、金、金……な人達が居るのは確かだ。

ここから先は

1,058字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?