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もう、涙は枯れたと思っていました。

どうも、火垂るの墓を観ても泣かない、冷徹人間です。

僕は、そう簡単に泣くような男ではありません。
無感動、といいますか、他人が作った物語で心が動かされることは殆どありません。

僕には涙を作る仕組みが無いのでは?と本気で思ったこともあります。

そう、この作品を観るまでは
上記作品の簡単なあらすじは、こんな感じです。

・その少女のスキルは、魔物を手懐ける『テイマー』。
・ただしランクは、最弱の『星なし』
最弱テイマーのアイビーは、不吉な子供として村から追われ、『捨て場』のゴミを拾いながら冒険の旅を始めた。
・か弱いレアスライムや、凶暴な魔物アダンダラと友達になったアイビーは、魔物たちの特殊能力と、前世の記憶による大人顔負けの洞察力で、あらゆる困難をくぐり抜ける。
・かわいい少女と、かわいい魔物による、ほのぼのサバイバルファンタジー。 

絵柄も綺麗で、可愛いのでとても観やすい作品なのですが、主人公のアイビーちゃんが当所、とても悲惨な目に合うのです。

その悲惨な目とは、
◯アイビーは能力的に「無能」のレッテルを貼られる

◯「無能」は家族は勿論、村全体でも「恥」であり、蔑まされる存在である。

◯村にとって良くないことが起きたとき、その原因は、無能なアイビーのせいだとみなされる。

◯なぜならば、
   無能≒神様に見放された状態
なので、周囲にも不吉なことが起きるからである。

◯よって、無能なアイビーは村のためにも、殺してしまった方がいい

という、目茶苦茶な理屈で、当時5〜6歳の女の子を村人総出で、殺そうとするのです。

命からがら生き延びたアイビーは、唯一の理解者に、導かれて旅に出ます。

旅先の様々な町や村でもトラブルに巻き込まれますが最終的に、持ち前の
  優しい人柄と根性、洞察力

でトラブルを解決して、周囲からの信用を勝ち取っていく、という流れです。

僕はアイビーを、
父親的な視点から見ていました。
だから、とても彼女のことが心配でした。

可愛い娘に何かあったらどうしよう、的な気持ちです。

よって、皆からの信用を勝ち取ったときはちょっと泣いてしまいました。
思わず、
  努力が実って良かったね、、、
と、TV画面に向かって呟いてしまいました。

世の親御さん達、この作品はオススメです!


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