「読みたいことを書けばいい」のレビュー
こんにちは。リベルタです。
今回は先日参加した読書会の課題本「読みたいことを書けばいい」のレビューです。
著者の田中泰延さんは電通でコピーライターを24年間勤めてきた人で、現在は自称「青年実業家」。
今回の本が初の著書です。
この記事では、僕が実際に読んで注目したポイントを紹介しています。
記事をかく人だけではなく、Twitterで発信している人やビジネスマン、物事を伝えたいすべての人におすすめの本です。
記事内のリンクはプロモーションです。
ポイント1:心が震えた一文
上記は随筆を定義した際に用いた文章です。
この言葉に僕は心が震えました。
事象という定量的なものと心象という定性的なもの。その交わるところって表現がたまらなくくすぐられたんです。
定量的な事例やエビデンスだけでは面白くないし、定性的な自分語りでは相手に伝わらない。
そんな気持ちにドカッっと踏み込んでくる言葉。
関連した言葉に下記のような言葉がでてきます。
まずは事象を固める。それが基本なんだと感じさせられますね。
実際に普段ビジネスの場で使われてるエビデンスは「保身のためのエビデンス」がほとんど。
でも、本来は相手に納得してもらうためにエビデンスを充実させることが大切なんです。
なので、伝えることの重要度が高いことほど、しっかりと調べてから伝える必要があるんですね。
ポイント2:ペッパーくんではない自分のために
次に僕が注目したポイントはこちらになります。
広告やポスターのキャッチコピーを想定して書かれていますが、普段の自分の言葉ってどうかな?
「俺の話きいてる?」
職場でそう思うことがありますが、果たして僕は彼の目や心に止まる一言をいえてるのかな?
そんな風に考えされられる一文です。
マーケティングの世界ではあたりまえなのかもしれませんが、普段の自分も相手にとって定型文を話すペッパーくんであってはいけないのだと感じました。
心に響けばアクションがおこり、信頼される。
僕はそんな言葉を使いたい。
まとめ:その男、大胆かつ細心
読みやすく、笑える文章の中に散りばめられた言葉同士が、ふとしたタイミングで心をチクチクと刺激する。
大胆な語り方だけではない細心さを持ち合わせている人なんだと感じました。
普段から考えすぎて言葉がでてこない人は、余計に考えてしまうことがあるかもしれませんが、書くことが多い人は読むことをおすすめします。
記事でもメールでもSNSでも、自分が書いた文章の一番初めの読者は自分ですよね。
そんな自分が読みたいと思える文章でなければ、他の人には伝わりません。
良かったら手にとってみてください。
今回は以上になります。
最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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