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半分はんぶん

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ありふれた家族のドラマを現在進行系でつづっていきます。 不定期の更新になりますので、1話ごとに読んでも話がわかるようにしますので、途中からでもお気軽に読んでくださいね。
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記事一覧

半分はんぶん「第7回:選択する自由」

------------------------------------------- この話をはじめから読む場合は 「第1回~はじ…

半分はんぶん「第6回:1/5000の歯車」

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半分はんぶん「第5回:0以上1未満の思い」

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半分はんぶん「第4回:時間旅行」

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半分はんぶん「第3回:番外編 今日の昼さがり」

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半分はんぶん「第2回:決意」

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半分はんぶん「第1回:~はじめに~」

若い頃にお金に苦労したせいか、35歳までの僕は仕事に猛進していた。 仕事仕事、休みの日にも仕事の予習。電話がくれば即出勤の「THE・社畜」である。通帳の残高は増えていかないが、サービス残業と仕事の責任は、冬の雪山で転げおちるかのように、雪だるま式に増えていく。 その様子は、明るい未来とは程遠いと言わざるを得ない。 そんな僕を変えるきっかけになったのが、子供であり、家族の存在だった。 長女が体調を崩し、深夜の救急病院に搬送されたとき、僕は朝まで付き添っていた。目を覚ました