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人生で一番涙した日を私は忘れない

2010年8月29日 この日うちの初代猫ちゃんこと”ネネちゃん”が天国へと旅立った。
それから何日かしてペット専用の火葬場兼霊園で丁重に火葬・埋葬してもらった。私は当時、大学1年生。
火葬前の最後のお別れのとき。もしも、「”涙が溢れ出して止まらない”とはどういうことか説明せよ」というお題を出されたら、そのお題の模範解答に出来ると胸を張って言えるくらい泣いた。決して大きな声を出して泣いたわけではない。静かにでもいつまでも泣いていた。

あれから12年。ちょうど私がネネちゃんと過ごした年月が過ぎた今、ネネちゃんについて紹介していく。
ちなみに、ネネちゃんとの思い出を全て記していくと永遠に書き終わらないと思うので、特に思い出に残っているエピソードを選んでみた。


皆さんから美人さんと言われます

【出会い】ベビーカーに載せられて

まず、ネネちゃんとの馴れ初めだが、、、。
ネネちゃんと出会った日のことを私は覚えていない。というのも当時、私はまだ物心もついていない3歳。
母の話によると、
冬のある日、母と、2歳年上の姉、2歳年下の弟と4人で近くの公園にお散歩に行っていたとき茂みの中から弱ったネネちゃんが出てきた。弱っていたうえに翌日は気温も低く雨も降る予報だったので、「このままじゃ死ぬ」と思い、弟が乗っていたベビーカーに載せて家に連れ帰ってきたのだと。
ちなみに、”ネネちゃん”と名付けたのも母。名前をどうしようか父も交えてみんなで話していたら、ちょうど「埼玉県の春日部を舞台にしたあの国民的アニメ」が流れており、母から「ネネちゃんで良いんじゃない?」との一言。これで決定である。

ここで、おやっ?と思った方がいたら鋭い!!
ネネちゃんに出会ったのが3歳だとすると、それから12年経過すると私は15歳。中学3年生か高校1年生。でも、「ネネちゃんが亡くなったのは大学1年生のとき」、、、。
まさか、この人は天才で飛び級で大学に!?
安心してください(笑)そういうわけではありません。

実は私は4歳から6歳までオーストラリアで過ごしており、その間ネネちゃんは祖父母の家に預けられていました。なので、実質的にネネちゃんと過ごしていたのは、オーストラリアから帰国した7歳~19歳の間である。
ご指摘いただいた方々ありがとうございます。

餌を要求しております

そもそも猫ではない

猫というと

  • 人には慣れないで場所に慣れる

  • 犬に吠えられると逃げる

というイメージがあると思いますが、我が家のネネちゃんはいずれも当てはまりません。挙げればキリが無いのですが、、、

  • 自宅をリフォームしたときに工事の叔父さんに窓を開けるよう催促し、開けてもらう

  • 犬に吠えられても知らんぷり

  • 僕が弟と兄弟喧嘩している横でスヤスヤ

  • 動物病院には僕のスポーツバッグに入れて自転車の前かごに乗せて連れて行く

  • 点滴は自宅で母親が実施。病院では何をされても一切、泣かない

等々、獣医さんも驚く伝説がたくさん!!


よく布団の中に潜っていました

猫は王様

※ちなみに、上記のタイトルで小学生のころ「よしきり」という埼玉県の小学生の文集を載せたものに掲載される寸前のところまでいきました。

ネネちゃんの体内時計は本物の時計より正確だった。
高校生の頃、私は通学に片道1.5時間かかっていたので朝5:35に起床していた。私が一番最初に起きること(つまり、自分に餌をくれる人)を知っていたネネちゃんは5:35になると私の部屋へ私をたたき起こしにきていました。そして、私の朝食より先にネネちゃんが朝食を準備し召し上がっていただく。朝食を終えた後は朝の散歩に出かけるらしく「ドアを開けるよう私に指示する」。もちろん私は自分の朝食を食べる前に丁寧にドアを開けさせていただきます。
ちなみに、冬場は布団の中や、布団の上に乗ってきていたが、私が寝る前からあたかもそこが自分の場所かのように陣取っていた。そうなると私はネネちゃんの邪魔にならないように端で眠らせていただいておりました。

私のベッドの上で眠っていただいておりました

ネネちゃんも含め、これまで5代目まで猫ちゃんを飼ってきたし、今も実家に3匹います。どの子も個性があって可愛いくて大好きです。
それでもやっぱりネネちゃんは特別な存在です。


仲良く見えるが喧嘩も多い2代目と3代目


気難しい4代目
おてんば5代目


2代目以降の猫ちゃんズには申し訳ないかもしれないけど、これからもそれは揺らがないと思います。
うちの猫ちゃんとして来てくれてありがとう。いつまでもお空の世界から見守っていてください。

この写真のネネちゃんが一番かわいい

#うちの保護いぬ保護ねこ

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