読書TIME 自分を操る超集中力

自分を操る超集中力 DaiGo

DaiGoさんの本は重要な箇所に色がつけられており,とても読みやすいです。

内容は国内外で科学的に信頼性の高い研究されている論文を紹介しつつ,それを自分で実践していることが書かれているので,頭に入ってきやすいです。


集中力はトレーニングで強化することができる!

集中力が向上することのメリット

①作業時間の圧縮 → 生産性の向上 → 余った時間で新しい習慣の獲得

②集中力を起動させるエンジンを持てば,すぐトップスピードで没頭できる

③自動で集中力を作り出せる

 簡単に説明していきます

①作業の早い人と遅い人の違いは何か?それは集中できているかどうかです。その集中する力を発揮できるかどうかは,「集中する方法を実践しているか・していないか」です。1日24時間という時間はすべての人に与えられた平等な資産ですが,集中力をコントロールすることができれば,今までの24時間でしていたことを圧縮し圧倒的な「差」が生まれます。この新しくできた時間でさらに別の趣味や作業をしたり習慣を身につけることができます。

②集中する方法を実践することが,集中力を起動させるエンジンになります。そのエンジンは7つあります。

 1.場所(環境):集中できる色(水色)を置く,鏡を置く,物を減らす,目的に応じて集中ルームを持つ,天井の高い部屋 など

 2.姿勢:集中力を向上させるには血流を良くすることが大切。良い姿勢は前頭葉の機能が活性化される。15分に一度立ち上がる

 3.食事:脳はブドウ糖がないと働かない。低G1食品(そば,玄米,リンゴ,チーズなど)は穏やかに血糖値を上げるので集中力が持続し体へのストレスも少ない。血糖値が下がる食後3時間後の間食はナッツ類で補給。こまめに水を飲んで集中力を持続させよう。

 4.感情:喜怒哀楽の感情によって集中できる能力をコントロールする。ちょうど良い難易度の作業をに取り組んで没頭時間(フロー体験)を作る(「喜び」)。「怒り」は行動力や問題解決能力を高める,「哀しみ」は冷静でフェアな意思決定を促す,「楽しみ」は想像力を高め意思決定を速くする

 5.習慣:習慣化は集中力の持続時間を節約できる。逆に慣れないことをあれもこれも行うと集中力は分散し,1つのことを習慣化する前に脳が疲れ,結局どれもできずに終わってしまう。本当にやりたいことに絞って習慣化に取り組む。即時判断は集中力の浪費を防ぐ

 6.運動:20分ほどの軽い運動をした後の3〜4時間は認知能力や考察力が高まる。運動する習慣は脳を強化し,疲れにくくする働きもある。また軽い運動をすることで集中力を回復することができる。つまり運動は脳のリセットボタンになる

 7.瞑想:集中力を発揮させる脳の部位は前頭葉前皮質の灰白質でここを活性化させるのが瞑想です。心理学の分野でもストレスの管理,衝動の抑制,自己認識力にも好影響を及ぼすことが確認されている。さらに瞑想により,集中力が筋肉のようにトレーニングによって鍛えられることができる

③集中力を自動さかせるには5つの時間術があります

 1.超早起き:脳は朝起きてから2時間の間に最もクリエイティブな力を発揮する。その2時間を活用するため,家族にも仕事にも邪魔をされない早朝に起き,睡眠によって回復された十分な集中力を費やすことができる。その中でもゴールデンタイムと呼ばれる朝食後30分が1日の中で最も集中力が高い時間帯。

 2.ポモドーロ・テクニック:25分の集中と5分の休憩を繰り返すというもので,時間をかけずに集中状態に入るための訓練にもなり,続けていけば注意力や集中力が強化される。この25分間では1つのことに集中することが重要

 3.ウルトラディアンリズム:体内時計に組み込まれた90分,20分のリズムのことで,2.のポモドーロ・テクニックの応用編に当たる。この90分にやる課題を1つに絞って,その後の20分は軽い運動や瞑想を行い脳を回復するというリズムが大切。自分なりの「90分+20分」の波をつかめたとき,集中力は最大化する

 4.アイビー・リー・メソッド:1つの作業が終わるまで断固として次のことをやらないという仕組み作りで,ToDoリストの一種。運用方法として,1日のやるべきことをリストアップして重要な順に番号を振って実践し,1が終わるまで1番のことしかしないせず,途中で次に進まないようにする

 5.スケジュールに余白を作る:あえて捨てる時間を持つことで集中力は劇的に高まる。例えば1週間のうち2日間は予定を空けて帳尻合わせに使い,「今週はできなかった」という挫折をなくす


最初に言った通り,DaiGoさんの本は実践とうまくリンクして書かれているので,まさにこれらのことを実践しながらこの本を読みました。


ビジネス書などはいろいろありますが,実践しないと全く意味がないので,頭でっかちにならないよう「知行同一」インプットとアウトプットは同時に行っていきましょう!

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