読書TIME 蜜蜂と遠雷
恩田陸さんの本は大好きで,読み終えた後の爽快感が心地いいです。
今回はピアノコンクールを舞台に,主に4人のピアニストが活躍する物語です。
小説なのであまりネタバレはできないので,登場人物を簡単に紹介します。
・主人公の栄伝亜夜は天才少女として5歳から数年間コンサートを開きCDデビューもしたが、13歳のとき母の突然の死でショックでピアノが弾けなくなっていたが,今回7年ぶりに挑戦する。
・楽器店勤務の社会人で家族を持ちながらもピアニストの夢を諦めきれず挑戦する高島明石
・期待の優勝候補と言われ,重圧を受ける中で挑戦する日系三世のペルー人の母とフランス人の貴族の血筋の父を持つマサル・カルロス・レヴィ・アナトール
・演奏歴やコンテストも経験がない謎の少年,風間塵が,今回のコンクールでその本能的な天才ぶりを披露し,他のピアニストに大きな影響を与えながら物語が進行していく。
読み終えた後,「よし!コンサートを聞きにいこう!」と思って本を閉じました。
恩田陸さんの小説は,「チョコレートコスモス」の演劇もそうだけど,実際にコンサートに行ってみたくなる魅力があります。
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