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一級建築士製図おすすめ製図道具

私は手先が不器用で(壁の幅がいつもマチマチになる、、しかも作図が3時間を切れない、、遅い、、そして描き損じが多いという製図試験突破には致命的な欠陥がありました。
作図量を増やしたり、エスキスの仕方を工夫したりと、色々工夫して乗り切りましたが、製図道具を研究する事にも時間をかけた結果、作図の精度とスピードがあがりました。以下私の試行錯誤の結果です。参考にしてください。
因みに字消し版、は買わないでOKです!(本番でそんな道具を使っている時間はない!!)


シャープペン
程よい軽さと重心の良さ、そして精度の良さがあり価格対効果が最もよいおすすめのシャープペンはこれです。(軽すぎても不安定だし、重すぎても疲れる)

ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1007 0.7mm


ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1007 0.4mm


太さは0.7を使いました。0.5を使っている人、勧める人が多いと思いますが、0.5だと壁の幅を一定にするのに修練が必要になります。また製図版を使わないで手書きで図面を描く人は殆ど0.7を使ってます。0.5だとどうしても線の細さから図面の粗が目立ってしまう為です。0.5でいきずまったり、不器用だと自認している人は太い線が一発で描ける0.7を是非採用してみてください。
0.7でも細い線がひけます。寝かせて回しながら細い線を書き、立てて太い線をかけるよう練習しましょう!
また、試験時は詰まったり先が折れたりと焦っているときはアクシデントがつきものなので2本持っていくようにすると安心です。

実はこれを使う前はロットリングのラピッドプロというものを使っていたのですが、先の収納ができる機能は実務では折ってしまうリスクが減り大変重宝しますが、試験ではテンプレートや定規に当てた時に先が収納されて芯が折れてしまうのであまりお勧めできません。老婆心ながら、シャープペンを変更すするのはあまりお勧めしません。試験まで手になじませる事が重要です。

まるで試験のために作られたかのような素晴らしい書き心地ですので是非試験のお供にしてください!

また、ペンの持ち替えは不要とご紹介したものの、記述時は製図用ペンでは手が疲れてしまうので以下のものに持ち替えることをお勧めします!
ぺんてる シャープペン グラフ1000 フォープロ PG1004 0.4mm Japan

私も試験直前までは製図用ペンで記述を書いていましたが、思い立って0.4に持ち替えてみると疲れが劇的に改善されました。
6時間半のうち1時間弱を占める記述の時間の疲れを軽減するだけでその後の作図スピードを落とさずに済むため持ち替えをお勧めします!

三角定規
三角定規は以下のものを使用しました!



VANCOバンコ 三角定規45°テンプレートプラス
一問一答チャンネルオリジナル三角定規

TACの校舎で売っている、テンプレート
私は3つを使い分けました。VANCOは主にで長い寸法の長さを測ったりして、TAC のテンプレートで小回りをきかせました。そして、秘密道具の壁厚を一定にできる三角定規。これで壁厚が綺麗に均一にかけるようになります。




替え芯

芯は、粉を出さないこと、折れにくいこと、かつ綺麗な線がかけることが求められます。
各メーカーの様々な種類、濃さの芯を試しましたがその結果上記性能が最も優れていたのが以下の商品!

三菱鉛筆替芯 ユニ0.7-202ND B

濃さはHB〜2Bを試した結果Bとしました。粉が出にくいため柔らかめのB芯でも製図用紙を綺麗な状態に保ちつつメリハリある図面が書けます!筆圧に合わせてBもしくは2Bを採用されることをお勧めします!


消しゴム
たかが消しゴムと侮ることなかれ
消しゴムを制する者は製図を制すると思っています。
その理由は
・細かい部分を手際よく消すことができる

・失敗しても消して描き直せば良い。

・リラックスでき手が止まらなくなり、結果として描き直しも減る
私もスティック状の消しゴムも試しましたが、すぐにつかめる事が結構重要です。

消しゴムについても色々使ってみましたが、角消しは細かい修正ができる為これがに落ち着きました。


コクヨ 消しゴム カドケシ 20x50x20mm ケシ-U700N
コクヨ(KOKUYO)


残りかすはフーっと飛ばしてしまえば時間ロスになりません。

製図板(平行定規)
つぎは試験の要である製図板です。
試験で使用できる製図板は製図板には以下の規定があります。

○使用が認められる例
1.平行定規は、製図板に水平線を引くための定規のみがついているものに限る。
2.製図板は、大きさが 45 cm×60 cm程度(A2用)のものまでとする。(平行定規の装着部分を含めた大きさは、製図板の1割程度大きいものまでとする。)なお、傾斜用の軽易なまくらの使用は可とする。ただし、使用に際しての製図板の傾斜角度は 30度以下とする。
出典:公益社団法人建築技術教育普及センター 「設計製図の試験」において使用が認められる平行定規と型板について


その条件を満たすことは勿論のこと、以下の機能は必須です!
・フローティング機能→少し製図板(紙面)より平行定規が浮くため、上下移動の際紙をすることが少なくなり、綺麗な状態を保ちやすくなります。
・ブレーキ機能→柱を書くためにテンプレートを使うときなど、使用頻度はあまり多くないですが平行定規を固定できる機能は重宝します。
・スタンド角度調整機能→製図板に角度をつけるスタンド機能です。試験ではこのスタンドではなく、まくらと言われるスペーサーをかませて角度調整することをお勧めしますが、そのまくらをセットするのにもスタンドが必要です。

前置きが長くなりましたが、以上の条件を満たすお勧めの製図板は以下のものです。


ドラパス A2平行定規 ドラパスボード DXM-601PZ(ポートフォリオ付) 09013


筆箱
筆箱はシャープペンシル等を持ち運ぶためだけのアイテムと割り切った方が良いです。
ペン立て兼用のものは本試験の狭い机では役立ちません。

しかし、以下のペン立てにもなる筆箱は自立できるよう内部にクッション性の形材が入っており、チャックを閉めた際の内部のホールド感も高くペンが筆箱内で暴れません。
令和5年から筆箱は持ち込み禁止となったので、資格学校への持ち運び用となります。


コクヨ ペンケース 筆箱 ペン立て ネオクリッツ ブラック×ブラック F-VBF180-1

コクヨ(KOKUYO)


刷毛
どうしても使ってしまう消しゴム。消したあとは当然ながら消しカスが出ます。

図面を汚さないためには綺麗に消しカスを払う必要がありますが、手や息で吹き飛ばすとだと余計汚れてしまうことも…ただ、フーと息を吹きかければよいので、必ずしも必要ではありません。それでもコロナ等でどうしても購入する方は下記の刷毛がオススメです。
理由はサイズは長すぎず短すぎないからです。


ドラパス 製図用ブラシ 小 23cm 17001
ドラパス


まとめ
以上が不器用な私が様々な道具を試した結果たどり着いた物たちです!
まだ道具を購入していない方は上記を参考に買い揃えていけば、その後本試験まで通用すると思います!
すでに製図道具を持っている方も、アイテムの見直しの参考にしてみてください!

学科試験が終わり、即日採点の結果製図に進めそうと分かればすぐに道具を揃えましょう!
学科試験が終わってから、土日休日は数えるほどしかありませんので道具を揃えるのに消費してしまっては勿体ないです。

ネットショップで揃えて次の休日までに届くようにすればスムーズに始められると思います!


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