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季節の移り変わりが、自分の精神にもたらす事とは。

いきなり寒くなって、
本来なら秋に長く活躍するはずのGジャンの出番が
ほとんど無いまま、
冬の姿になっている。

ニュースでは、
四季が無くなって、
夏と冬だけになってしまうような話も聞いた。

そうであるならば、
春の桜も、秋の紅葉も
いずれは見られなくなる日が来るのだろうか。

この歳になって思うようになった事で、
「俺の人生、あと何度この桜を見ることができるだろうか?」
というのがある。

春の桜を見ることができなくなったなら、
歳を重ねる感慨深さを、
何をもって感じればいいのだろう?

実は、最近の実感として、
生への執着が無くなってきている気がしていて、
「もういつ死んでも後悔は無いかな」
なんて思う事がある。

いざそうなった時には、
きっと狼狽えるだろうけれども、
それでも人生においてやり残したと思う事の数が、
昔に比べて圧倒的に少なくなってきている。

死に急いでいる訳ではないけれど、
どこかにやり切った感のようなものを感じる事が多くなった。

自分自身、何歳まで生きるのか分からないし、
残された人生において、
特別何らかの夢や希望がある訳ではない。

ただ、漠然とした行き詰まりというか、
先が見えているような感覚があって、
何かをなせる時間はあまり無いなと思える。

それでも僕は生きている。
死ぬまでは生き続けなきゃならない。

それまでの間、
何か意味のある事が出来ればいいな。

そんな
よく分からないながらも分かり易い、
結局のところは歳を重ねるという事への不安。

それを季節の移り変わりに重ねてみただけ。


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