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那須旅① 猿好きの楽園「那須ワールドモンキーパーク」

猿好き、ひいては動物好きの皆さんならご存知でしょうか。
今回は栃木県那須郡にある「那須ワールドモンキーパーク」について語ります。

1.入場までの道のり

この猿をメインに据えた動物園は那須塩原駅より車で25分、バスだと1時間程の場所にあります。
電車旅だったので駅からタクシーで向かった所6000円程度でした。バスでも1,720円必要なので、時間も半分以下ですし2人以上ならアリです。(本当は車移動が最も良いのだろうけど)

平日月曜だったのですが、土日の開園時間と勘違いして30分早く着いてしまいました。
生憎の大雨だったためチケット売り場の下に避難。

当然ながら誰も人影がなかったものの、受付に猿の赤ちゃんが水槽のような所で餌をモグモグしていてとても癒される光景が見れました。この時間に人がいるのは珍しいからなのか(当たり前)怪訝な顔でこっちを見ています。
後で知りましたが、猿は目を見ると喧嘩を売る合図になってしまうらしく、「何見てんだワレ」的な睨みだったのかもしれません。

10時。
ようやく開園を迎え、当然一番に入りました。
本来の入園料は2,100円の所、2024年3月までリロクラブで半額クーポンを取得できるので、これからご旅行をお考えの方にはお勧めです!


平日の朝一番という事もありまだ他のお客さんの姿は見えません。なお入園口にどでかいゴリラがウホウホポーズをしながら鎮座しているのですが、ゴリラはいません。

2.ふれあい広場

園内には有名なニホンザルは勿論の事、その名の通り色々な種類の猿がおり、特に個人的な目玉は猿達と触れ合える事です!!私は数いる猿の中でもワオキツネザルが大好きで、この情報に歓喜しました。

触れ合い可能なのは私一押しのワオキツネザル、声も体も大きなシロクロエリマキキツネザル、リスザルとしては最もポピュラーだというコモンリスザル三種類です。

1.シロクロエリマキキツネザル


まずはシロクロエリマキキツネザルの元へ。
ここでは私は写真係のつもりで入り、友人が餌を買っていざ入場。中へ入った途端、ズシンと頭と肩に重みがかかりました。何とシロクロエリマキキツネザルが空から、というより天井から飛来。ここに入ってくる=餌を持っているものと思われているようです!
しかし私の手元にはスマホしかない。
一方で匂いの出所が分かったらしく、彼らは友人達に群がり始めました。

文字通り群がるという表現が正しいのです。肩の上に乗り、胸元に抱き着き、足元で餌を強請る様は中々圧巻です。
取られないように気を付けながら一つずつ野菜を上げていくと段々離れて行っていましたが、最後の一つは天井からぶら下がっておねだりをする一匹の元に収まりました。(友人部分を抜いたので画像が荒くなってしまった。。)

ぶらんとした尻尾も体位長い

この時ようやくまともに全長を見ましたが、2.5Mは優にあるであろう天井に足で捕まってぶら下がっても、友人の肩辺りに顔が来るほどサイズが大きい。

飼育員さんからこの子達はこのワールドモンキーパークで生まれ育ったので触っても良いと言って下さったので背中を撫でてみました。

これは!!ふわっっふわ!!!!

綿あめの如き触り心地。
尻尾もふわふわに見えたけどそこは嫌がられるだろうかと手を出さずにいましたが、とにかく可愛さにやられました。他の動物園では見た事がない気がする動物でした。

2.ワオキツネザル

次はお待ちかね、隣のワオキツネザルの部屋へ。
人を排除できそうな写真がなかったので、別の館内で撮った二匹にて紹介します。

尻尾を絡め合うワオキツネザル

この子達は残念ながら自ら触ってはいけない(ただしお触りはされる)という事でしたので正になすがままです。こちらも入った途端に肩に着地。分かっていましたとも。

しかしこの後が分かっていなかった。
エリマキキツネザル達より餌の執着心が物凄く強いのか、最初に用意していた右の手のひらの餌以降、左手のカップから取り出せない位しがみついてきます。
カップの口を大きく開けると全部取られてしまうので手のひらで隠すように持っていたのですが、どうにか指を突っ込んで餌を取り出そうとしている間腕と手に乗ったりぶら下がる事三匹程。エリマキキツネザルに比べて軽いとはいえ三匹もいれば重量感があるし、何よりガブガブしてくるので少々痛い!やめてくれ君達、ちゃんと上げるから!

そんな訳でどうにか全ての餌を配り終えたのですが、平等に分け与える余裕もなくガブガブしていた子にほとんど持っていかれた気がします。
どの子も名残惜しそうにしていたのでもうないよーと両手を開いて見せると、あまり餌を食べられなかったらしい右手に捕まっていた子が、名残惜しそうに手の平をペロペロしていました。
可愛い。もう何でも許しちゃう。
そして餌がないとわかって彼らはさーっと散っていきました。短命なアイドル時代でしたね……。

もう一度餌を買って再デビューしたい気持ちをぐっと抑えて、最後のコモンリスザルのコーナーに向かいます。

3.コモンリスザル

指が危険なので金網越しになったコモンリスザル

ここは前述の二種と違い、パークの用意したジャンパーと軍手を装着する必要がありました。また小さいボディーバックやスマホの持ち込みも不可という事でかなり厳重だったので、一旦私が預かりました。

友人の時は他のグループもいたからなのか、猿達は結構散らばっていて割と大人しい様子でした。一方で隣で中学生位の男の子が、小学生位の弟の腕にいた猿を自身にリレーさせていたので、私はああやって腕を組んでいれば乗ってくれるのかなと見ていました。

友人と立場を交代した次は同じように準備した私が中へ移動。早速先ほどみたように腕を組んだ状態で近づいてみました。
すると狙い通り腕の中にイン!よしよし予想通りだぞ、とにっこりしていたのはここまで。

どこからか肩に二匹目が乗ってきたのはいいものの、何やら頭を縛っているシュシュの辺りを弄っているような感触。
はて、これは何かイタズラされているのでは?と思ったものの、シュシュが取られた様子もないので放っておきました。こちらも触ろうとするのはまずいですしね。

というよりリスザルも手に乗った子が軍手をガブガブしたり脱がそうとしてくる!!
そのためそっちに気を取られていました。ようやくその肩の子が離れたので振り返ります。最初に目に入ったのはシュシュの上の方で別に髪を括っていた細いゴムです。何故君の口元にそんな物が?!
慌てて職員さんに伝えると猿側に問題はないそうで、弁償できなくてすみませんと謝られてしまってこちらもとんでもないとペコペコしました。どうも嚙み切ってしまったようです。歯の強さもさることながら、全然髪を巻き込まずにイタズラしていたようで全く痛くなかったので、逆にその器用さに感心してしまいました。
そんな珍事件もありつつ触れ合い体験は終了。
存分に触れ合って(群がられて?)満足でした!

3.最後に


その他大雨に大喜びして耳をパタパタさせるアジアゾウ(写真撮れず)に乗ったり、3Mの竹馬に乗るニホンザルの猿回しを見たりと色々楽しい事があったのですが、メインで文字数を割きすぎてしまったので、写真だけ載せて終わりとしたいと思います。

挨拶をしてくれるアオボウシインコのクク
アニマルショーに出ていたニホンザルのキッペイ君
ウェディングドレスの如き美しい羽のシロクジャク


とても楽しいテーマパークなので、那須に訪れる際にはぜひ行ってみてください!

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