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磐梯熱海旅① よりどりみどり温泉「ホテル華の湯」

今回のお宿は磐梯熱海温泉にある「ホテル 華の湯」さんです。
最初に申し上げますと、一から十まで満足しました。絶対にまたいつか行きたいホテルです。

1.アクセスと宿泊情報

磐梯熱海ICから車で八分。電車ですが新幹線郡山駅から磐梯西線で約18分で磐梯熱海駅に着き、そこから更にタクシーで8分程の立地です。
事前予約していれば駅からの送迎バスに乗せて頂けます。

今回は宿泊と新幹線以外何も決めていないノープランのゆる~い旅だったので、着いたらタクシーで行けばいいか程度に考えていたのですが、ラッキーな事に他の方が予約していたらしい送迎バスに便乗させて頂きました。
(磐梯西線は一時間に一本しかないので、珍しい事ではないのかもしれません。)

宿泊費は3名利用で、1人22,000円でした。
普段なら中々選べない値段帯ですが奮発してしまいました。後悔はない!
単にどこか温泉に行きたい!から始まって選定した理由は、どうやら入れる温泉が館内に沢山あるらしいという情報があったからでした。

2.館内の様子

・ロビーと仲居さん

送迎バスが到着すると、とても若々しい仲居さん達が幾人も扉の前で立っており、「いらっしゃいませ」とお辞儀をして下さいました。
こういったお出迎えをして頂けるのは今時珍しい気がします。

玄関横
このベンチ、まさかミッ……(自主規制)

ロビーは天井も高く広々としており、奥のソファスペースには煌びやかなシャンデリアが輝いていました。

宿泊手続きを終えると、仲居さんが部屋まで案内して下さるそうです。こういったサービスも近年は減ってましたね。若い仲居さん方に出迎えられ、ロビーに圧倒され、仲居さんに部屋まで案内される……この時点でテンションは鰻登り状態です。

・部屋の様子

我々の部屋は「華風館」の6Fでした。
ホテルはこの「華風館」と「松風館」の二つの棟に分かれており、その真ん中にロビーとレストランが位置しているような作りです。

廊下は暗すぎず明るすぎない印象で、随所に花が活けられていました。
期待感が高まる中、お部屋の中へ。

窓を開けるとトップ画像の光景になります

天気は曇りですが、青々とした室外の緑のお陰でとても明るい印象です。
部屋付のお風呂も(恐らく)檜風呂でした。

・ラウンジ

ロビーの隣はラウンジになっており、夕食前の今はウェルカムドリンクを自由に楽しめるスペースになっていました。
部屋にお茶菓子がない代わりだそうです。これに関しては賛否両論あるかもしれませんが、正直部屋のお茶菓子は好みが分かれる事がままあるため、個人的にはとても嬉しかったです。

ラウンジ横の足湯

お菓子は意外とスナックやおつまみ系、駄菓子系が中心で、ガラス瓶に入れられていました。駄菓子屋を彷彿とさせますね。ガラス瓶に入っているだけで美味しそうだけれど、夕食に向けてお腹を空かせておきたかったので今回は断念。
ドリンクは種類が豊富で、コーヒーは勿論の事オレンジジュース・牛乳・コーヒー牛乳などが置いてありました。この牛乳がとてもおいしい!!
コーヒー牛乳もとても飲みやすい味でした。(人によっては甘いかも?)
何とアイスキャンディーまで食べ放題!

・温泉

当然ながら風呂内の写真はないので公式HPをご参照ください。
これぞこの旅館を選んだ理由、温泉です。実際はどれくらいの種類があるのか……少々戦々恐々としながら向かいます。

時間制で交代
今月マツケンが来るらしい!


それぞれの館にお風呂があるらしく、時間制で女湯と男湯が交代する制度でした。

①展望ひのき癒しの湯(華風館10階)
全体的に広々していて明るく、内風呂がメインになっていました。
お風呂の周りは切れ目のない大きな窓になっており、10階からの展望のお陰で窓から緑に彩られた山々がよく見え、開放感があります。
遠赤外線効果のある備長炭の湯や、マイナスイオン効果のある黒ゲルマニウムの寝湯など気に入ったお湯にゆったりと浸かるのがよさそうな印象でした。脱衣室とお風呂の間にアクアリウムがあって、名前の通り癒しの空間でした。
また、お風呂前の一角は畳敷きになっていて足裏が心地よい感触です。
更に私は利用しなかったのですが、サウナルームが併設されています。

②庭園露天風呂(松風館1階)
名前の通り庭をイメージした露天風呂がメインです。
こちらは本当に多種多様なお風呂があります。少人数用の物を含めて、その数なんと19種類!(内風呂6,露天13)
加えて遊び心に溢れた湯が複数あります。
特に楽しかったお風呂3選をご紹介します。

・かくれ湯
足つぼの湯の途中にある岩壁に囲まれたお湯。お風呂の中に椅子があり、ひっそりゆっくり浸かることができます。

・立ちっぱなしの湯
水深120cmあるプールのようなお湯。(※身長140cm未満のお子さんは入れません)
ただ立って入る。それだけなのに梯子を降りて温泉に入るという非日常館だけで何故か無性に楽しい。文字通り肩まで浸かれます。

・アルキメデスの湯
これぞお遊び要素。自分の体積を計れるお風呂です。
たっぷりお湯を張ったお風呂に入ると、ざああ……とお湯が溢れだしますよね。子供の頃、自分が浸かっても少ししか零れないのに、親が入った途端自分の比ではなくお湯が零れる様が面白く感じた物でした。(そして親が出るとかなりお湯が減って寂しい湯量になった事に気づく)
その零れるお湯をかき集めたらどれくらいの量になるんだろうか。そんな疑問を解消できるお風呂です。
残念ながら現地の説明に記載されていた計り方が良く分からなかった(動かせない身長計?らしきメモリしかなかった)のですが、溜まった水の量を見るだけでも面白いお湯でした。

3.食事

・夕食

お待ちかね、ビュッフェ形式の夕食です!
お風呂にゆったりと浸かっていたらもう時間もなかったので、そのまま夕食会場に向かいました。写真は種類が豊富すぎて浮かれて忘れていました、ごめんなさい。
これだけ大きなホテルなので座るスペースは勿論なのですが、料理スペースもかなり広かったです。どっちかと言えば和食寄りのメニューが多いような気がしました。郷土料理コーナーもあり、にしんの山椒付けやいかにんじんなど見た事のない料理も見かけました。
特にお勧めは「こづゆ」という汁物です。ごろごろした具材が複数入っていて、出汁がおいしい。この時は何の出汁が不明でしたが、どうやら貝柱で出汁を取る料理のようです。
また、お味噌汁も出汁が美味しくてこちらも是非お試しください。

盛り方が美しくない残念画像


気になる料理ばかりで、お腹を圧迫しそうなので三種類もあったグラタンは断念。。
ライブキッチンコーナーをうろついていると、板前さんが「お寿司握りましょうか?」と声をかけてくださいました。
隣のコーナーにはステーキ、更に奥には天ぷらを揚げるスペースがありました。この天ぷらが本当に絶品!!こちらは寡黙な板前さんが揚げて下さったのですが、特になめこが美味しくてお替りしました。
(写真内右上あるきのこです、こんな大きな品種があるとは知りませんでした。)

お米もおいしくて白米を美味しく食べたものの、隣にいた方がカレーの蓋を開けた瞬間の匂いが気になりすぎて少々カレーも味見。これもおいしい。ホテル特製カレーという事でお土産コーナーにも売っていました。

料理でほぼお腹を埋めてしまったので、デザートはアイスに決定。
蜂の巣から垂れてくる蜂蜜を取る装置?で出来た蜂蜜や、友人達からお勧めされたプリンも気になったのですが、甘味よりしょっぱい料理が食べたかったのです……。笑

アイスも当たり前のように数種類ありました。
定番ならバニラ・チョコ・苺といった所でしょうが、バナナ・ラフランス・小豆など一風変わったラインナップでした。

・朝食

朝食もまたビュッフェでした。

盛りすぎな朝ごはん。心もお腹もパンパン

昨日のお味噌汁が美味しかったので、夕食後から既に楽しみにしていました。
ご飯コーナーで目立つ「TKG」の文字。その隣にそびえ立つおにぎり握りますのポスター。どちらも食べたい、どうしたものか……加えて私の大好きな明太子があったので、白米で食べたい。
悩んだ末全部食べる事にしました。朝ごはんだからあんまり食べられない何て関係ありません。その結果、あんなごちゃごちゃしたお茶碗の状態になりました。(美しくなくてすみません、とても美味でした)
白米にも乗せた癖におにぎりも明太子をチョイス。人に握ってもらうおにぎりはいいものですね。

昨日ステーキや天ぷらをつくっていたキッチンは、朝にはフレンチトーストと目玉焼きを焼く場所になっていました。
フレンチトーストは甘すぎず丁度いいお味。実は目玉焼きはあまり好きではないのですが、鉄板で焼いているのがどうにも美味しそうに見えて一つ頂きました。上に乗ったベーコンが分厚いし、卵自体が美味しいのか思いのほか美味。(ベーコンがあるなら、目玉焼きに基本何もかけない派です)

お米に比重をかけすぎて全く手を出せませんでしたが、もちろんパンのコーナーも充実していました。次行けたら是非食べてみたい所です。

これにて「ホテル 華の湯」の記事を終わります。
次回は郡山駅での体験に移ります。
良ければまたよろしくお願いします!

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