茶葉屋の香り〜憧れの茶香炉〜
こんにちは。
今回はずっと気になっていた茶香炉を買いました！というお話です。
1.茶香炉って何？
聞いた事ない名前だな、という方のためにまず写真を貼りますね。
名前からすると歴史深いもののように感じますが、愛知県にある「愛知県科学陶磁器（株）」という会社がアロマテラピーで使用するアロマポットにヒントを得て開発した商品なのだそうです。
アロマポットはご存じの方も多いと思いますが、受け皿に垂らした植物由来のアロマや精油が下に置かれたキャンドルの熱によって揮発し、香りを漂わせるものです。元々は医療としてあったアロマテラピ―から転じて、現在は美容や、香りを楽しむ目的にまで広がってきていますね。
参考にしているだけあってこの茶香炉も構造は似ています。下側にキャンドルを入れる穴があります。
そして上にある受け皿ですが、ここがアロマとは違い、乗せるのは液体ではなく「茶葉」です。つまり茶香炉とは茶葉を焚いて香りを楽しむための香炉なのです。
因みに茶香炉には二種類あって、今回私が購入した本物の火を使うタイプと、電気式のタイプがあるそうです。室内で火を使うのはちょっと怖いな……という方は、電気式もいいと思います。
電気式茶香炉については、こちらの記事で書いていらっしゃる方がいたので、リンクを載せさせて頂きます。
2.購入に至るまで
私が茶香炉購入に踏み切った理由はいくつかあります。
・自室に変化をもたらしたい。
・昔から間接照明が好き。けれど大きな物は場所を取る。。
・お茶屋さんの匂いが好き。
・香りを聞く香道に興味がある。（全く詳しくないので関連性の有無は
分かりません。）
・茶葉ならいつでも家にある！！（面倒くさがりには超重要）
最後に書いた理由。そう、茶香炉の茶葉はいつも家で飲んでいる茶葉でも、全然構わないのです。しかも焚いている間にきちんと混ぜ返せば均等に色が変わり、ほうじ茶に変身するのだとか！
結論として、これらの要素が私の「面白そう」の閾値を突破したので購入に至りました。
さてそうなると、どんな品物を買うかという問題になります。
因みに恐らくですが既にアロマポットをお持ちの方は、乗せる物をアロマから茶葉に変えるだけで立派な茶香炉と言えるでしょう。
しかし私はそんな物を持っているおしゃれさんではないので、どうせなら和風に振り切ったいかにもな茶香炉を探すことにしました。そして見つけたのが上記の品。何種類か取り扱っているお店のようでしたので、参考までにリンクを張りますね。
他のお店も形や柄の物があったので、気になる方は色々とみて気に入る一品を探してみてください。
私が買ったものは茶葉がついていない商品でした。（キャンドルは付いていましたが、商品によります。）自宅の茶葉でも問題はないものの匂いが飛びやすいと聞きましたので、専用茶葉を購入することにしました。専用というか、いわゆる茎茶のようです。
こちらにもキャンドルが付いてきました。結果的に我が家にはキャンドルが沢山あります。笑
因みに茶香炉、キャンドル、茶葉が三点セットになっている商品もあったので、まとめて買いたい方や、プレゼントなどの場合はそちらも良いと思います。
3.感想
必要な物を買いそろえて、いざ実践。……と、ここで気が付きました。我が家にはマッチもチャッカマンもない！！
完全に失念しておりました。仕方がないのでコンロの火でつけましたが、危険かもしれないので他の方は真似しないでください。いつもどこかでポカをする、それが私らしい残念クオリティです。
気を取り直してキャンドルを乗せたお皿を中へ入れ、受け皿に茶葉を乗せます。期待感の高まる中、表から見ると柔らかい光が漏れ出しています。これを見ているだけで癒されます。
すぐには匂いしないなあ、とまったりと他の事をしながら待っていると、約3分後、茶葉が熱を持ってきたのか段々と香りが漂ってきました。落ち着く香りです。5分も経つと先ほどより室内に香りが広がってきて、正にお茶屋さんの香り！これぞ私の求めていたものです！！
ああ……落ち着く……。
試しに電気を消してみました。
火は大体2時間位で消えました。
お茶を焚いて香りを楽しんでいるだけで、自宅にいるのにとても雅な気分になりました。何だか畳の匂いも恋しくなってきます。
いかがでしょうか。この記事を読んで、試しにお茶を焚いてみようかな、なんて思って下さる方がいらっしゃればとても嬉しいです。
聞いた所によるとコーヒーも焚けるとか……？！もし試せたらまた体験談をお話ししたいと思います。（お茶は常備している我が家ですが、コーヒーは滅多に飲まないので置いていないのです。）
次回は先月、暗闇の世界を体験したお話です。宜しければまたそちらでお会いしましょう！
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