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今、本当にやるべき事

世間一般的には、人生の中でやるべきと言われている事がいくつかある。例えば、企業に正社員として就職し、結婚して、子どもをつくり、老いたらその子どもか福祉の世界に厄介になって死んでいく、そういったものだ。

かつての私もそうやって生きていくのだ、と思っていた。だから、自分のやりたい事は、何でもかんでもやれるものではない。自分に与えられた仕事の中で、自分のやりたい事を見つけ、それを楽しむのだ、と。そして、自分が本当に楽しいと思う事は、可処分所得と可処分時間の範囲内でやるものだ、と。

しかし、最近気付いた。それは世間一般の常識だ。
上記の内、私が本当にしたい事は?

どれも、いまいちピンとこなかった。

いやもちろん、自分のしたい事が仕事になっているなら問題ない。また、もし自分がしたい事でなかったとしても、捧げる時間が短く、かつ本当にしたい事をする為の資金を賄えるなら、まあ我慢できる。
本当に添い遂げたい人が現れたなら結婚もしたい。しかし、自分の行動に制限がかかってまで結婚したいかと言われれば、そうでもない。逆に言えば、自分の行動に制限がかからないか、自分の行動に制限がかかってまで結婚したいと思える人以外とは、結婚したくない。

今の私には、人生の中で絶対に譲れないものがいくつかある。例えばもしそれをやる時間がなかったり、お金が足りなかったりしたら、それを諦めるのではなく、どうしたらその為の時間やお金を捻出できるか考えて実行し、実現するまで絶対に諦めたくない。今はそう思っている。

それは私にとって生きがいであり、生きる理由であるからだ。
それが出来なかったら、生きている意味がないからだ。

ただ、今の私には何もない。
スキルも、人脈(信用)も、経験も。

だから、今の私には、世間一般的にやるべき事というのはどうもやる余裕がないらしい。

人生の中で絶対にやりたい事が、私にはある。
世間の常識の内、やりたいと思わない事も、私にはある。
絶対にやりたい事と、それ以外で分けてみると、
絶対にやりたい事をやるにはどうしたらいいか、という発想になる。
そうすると、自ずとそれ以外の事をやる余裕がない事に気付く。

はたして自分は、本当にやりたい事の実現に、まっすぐに向かっているだろうか?
余計な事をしているヒマは、ないはずだ。

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