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#60 未来 x バック・トゥ・ザ・フューチャーを語る


昨日は金曜ロードショーで

バック・トゥ・ザ・フューチャー3をやっていた


今でもツイッターのトレンドに載るような人気作品

僕も洋画では1番好きな映画


本当にごくまれにこういう作品は生まれる


例えばジブリのラピュタとかカリオストロの城とか

スターウォーズなんかもそうかな


根強いファンが多い作品は時代を超えて愛される


バック・トゥ・ザ・フューチャーの

人気の理由はなんだろう?


1985年に公開されたパート1


もともとシリーズ化の予定はなく

期待もされていなかった


撮影当初

主演はマイケルJフォックスではなくて

別の俳優さんだった



6週間分撮影されて

コメディ要素が死んでいるという理由でクビに…


最初にオファーされて

断っていたマイケルが急遽マーティー役に


そしてパート1が大ヒット


劇場版では


to be continued…


とラストシーンにはなく


その後VHS(ビデオ)が発売され

この言葉が追加に


これを観たファンが期待して

そのパワーで続編が作られた


脚本には相当苦労したらしい

あとキャストを集合させるのも


実はマーティーの恋人役は

パート1と2では別の女性が演じている

ジェニファー比較


あとマイケルのお父さん役の役者さんも

パート2と3では別の役者に代わっている


なのでそれを知って観るとお父さんの存在が

不自然に逆さまだったり控えめなのがわかる


何度観ても胸がワクワクする

誰も傷つけることのないエンターテイメント


35年前の作品が

どうしてこんなにも普遍的な作品になったのか?


ちょっと前に普遍について書いたけど


こういうテクノロジーをあつかった作品は

基本古臭くなるのに


バック・トゥ・ザ・フューチャーは普遍だ


あと10年経ってもこれはもう変わらないだろう


それはなぜ?


多分ね


観た目やテクノロジーを全面的に

押し出しているようで


バック・トゥ・ザ・フューチャーの魅力はストーリー


それも本編以上に

本編には関係ない設定だったり

デロリアンのデザインだったり

(1、2、3でデザインが微妙に違う)


細部まで作り手たちがこだわった

この裏物語がもう一つの魅力を生んでいる


これはスターウォーズなんかにも

言えるんだけどね


とにかくこういう人気作には

豆知識だとか小ネタが多くて


「お前知ってるか?」

「へぇ…そうなんだ、今度観るよ」


そういう会話が人と人とを繋いでいく


映画をコミュニケーションツールとして

デザインした


僕の大好きなジョニーB.グッドを演奏するシーン


マーティーたちの時代1985年には

オールディーズなこの曲を


1955年の若者たちに向け演奏する


誰も聞いたことのないロックンロール


これって

タイムスリップ物で言うドラマの「JIN」で

現代医学で江戸時代の人たちを助けていく感じ


僕たちはそれを観て想像する


この人たちはどんな思いでこの手術を観ているんだろう


この優越感というか

第三者の目というか


あのシーンを観るたびに感じる

イマジネーションとワクワクとドキドキ


実際は理屈じゃないのかもしれない


生み出した人たちの手から離れて

観る人たちに揉まれて

作品自体が成長していく


たいがいの人気作品は

パート2、3になるほど劣化する


でもバック・トゥ・ザ・フューチャー

この3作品で最強なんだ









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