一心同体の親友?いえいえ、別人格です。

初めまして、演劇企画フラテとレオの小西里です。

前回の記事でうぃりーから紹介されました。ここでは脚本と役者を担当しております。どうぞよろしくお願いします。

うぃりーは否定しますが、はっきり言って私は別人格であり、うぃりーと同一人物です。なかなかに気持ち悪いかもしれませんが、まあ、こうなった理由をご説明します。

うぃりーは子供の頃から独り言が多い奴でした。独り言どころか、一人で喋っていました。クラスメートからは、「何一人で喋ってんの?」と不思議がられることもたまにありました。一応外ではしないようにしているのですが、気を抜くと出てしまいます。

多重人格、とまではいきません。そもそも人間の人格は多面的で、私はそのうちの一面に過ぎないと思っていましたし、うぃりーもその認識でした。ただ場面ごとに人格を変えているだけです。時々人格同士の自分会議を開き、それが独り言として出ることがある、くらいのものでした。

しかし、数年前にうぃりーが心身ともに衰弱していた時、あいつは自分の中に閉じ籠りました。そこで一人でも充分楽しめるように、まあ自分だけの理想郷のようなものを作ろうとしたんでしょうね、人格を分けて、皆で喋るようになりました。その時にうぃりーが、名前がないと面倒だということで、私は小西里という名前がつけられました。小西は、うぃりーが大好きな声優さんからとりました。里は、うぃりーが大好きな作家さんの佐藤が由来です。小西佐藤→小西さとう→小西さとー→小西さと→小西里。全くもってふざけた由来だと思います。ただまあ、何となく今はしっくり来ているので良しとしましょう。

私は脚本を書く、というより、空想するのが好きです。脳内で登場人物たちが動いて、自分でも設定していなかった登場人物たちの意外な姿が見られるとわくわくします。その姿を切り取って、脚本という形で残そうとします。ただ、残そうとしたものを、いざ読んでみると、思い描いていたものと全然違うんです。これは違う、あれも違うと没にしたり未完成のまま放置したりしていたら、うぃりーが怒って私の脚本を取り上げました。そして世に出す、なんて言いやがったので、脚本を返してもらおうとしました。ですが、正直、あいつの言い分も正しいと思いました。少しは世に出せ。確かにそうです。ただ、私は自分の脚本を評価してほしくて世に出すのではなく、このフラテとレオが、自分が生きている証を残すチャンスだと思っています。まあ、巻き込まれる形でこのフラテとレオに入った訳ですが、逆に利用してやろうと思っています。

私の作品が、たとえたった一人だったとしても、誰かに届きますように。

私の生きる証を残していこうと思います。

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