27.≪人生は長い、だからこそ幸せに!≫
ねえねえ、老後の生き方ってどう考えればいいか考えたことはある?
まだ若いと思っている者にとって、まるっきり未知の世界のような気がするけど。
そんなこと考えたことも無いよ、普通に生きていればいいんじゃない??
健康という面からみると、現代医学は凄いよね、ヤバそうなところは教えてくれるから、でも、若い人は、或る程度健康に無頓着みたいなところがあるし、お金も時間も余裕がないから、即座に対応、というのに躊躇するところがあると思うけどさ。
まぁ、逆に、若い時にこそ、さっと対応して、食事や、生活習慣を大幅に変更してしまえば、随分と変わるかもね。フロントローディング!重篤になってから対応するんじゃなく、病気になる前にゴロッと習慣を変える、みたいな。
まぁ、健康の話はさておいて、今回の本題は老後の生き方だよね。
楽しい幸せな老後を送るために必要なものは、仲の良い家族が前提として、三つ、と言われているらしいよ。
人間は動く動物、だから動かさないといけない動物、身体と脳と口の三つってさ。
エーッ、身体と脳は分かる気がするけど、なんで口なの?
人間の口は、食べたり、呼吸したり、言葉を喋ったり、或る意味、人間が生きて行く上で最も重要な機能を負っている、身体の中枢、大元なんだよね。口が元気でないと身体は元気で無くなるんだ、栄養も酸素も入ってこないし。というのはまぁ、単なる屁理屈でさア、
本当は、人が人と仲良く生きる、その基本は、心を開放できる仲間と、仲良く楽しくお喋りすることなんだって。そうすると、お互いに会話のキャッチボールで頭が刺激され、それもリラックスして且つ楽しく。それが、本当に人と人の間で生きる人間に必要なことなんだってさ。
ヘェーッ、じゃあ、身体と脳は?
まぁ、人間の身体は動いて正常に制御されるようにできている動物、だから毎日の日課、要はやることがある、それだけで人は生きて行けるんだ。頭も筋肉も五感や神経も当然使うからね。やることがない、これほど人間にとって残酷なことは無いんだよね。定年退職!『ヤッタァ―、もう、何もしなくていいんだ!、毎日昼まで寝ていられる!』は最悪、認知症へまっしぐら、ってね。
身体を動かすは、農作業でも、通常の会社の仕事でも、ジムでも、散歩でも、とにかく毎日時間通りすることであれば良い、それだけでなんか、生きているという思いが湧いてくる、という気がしない?
そして、人間は、楽しむために生きる、これが人の生きる意味になる。『楽しむ』、つまりは趣味でもスポーツでも、心が前向きに楽しいと思えれば何でもいい。『楽しむ』が、人間の脳を活性化させる、生きがいを造る、だよ。
『楽しむ』という言葉は、自分で楽しみを見つけ、味わい、身体中で喜ぶ、だよ。『楽しむ』には、積極的にという意味も含まれているんだ。楽器を演奏する、読書をする、コンサートに行く、サッカーの試合を見に行く、楽しければ何でもいいんだ。
でもまぁ、人の脳はすぐに慣れる、だから好奇心を次々掻き立てるものが良いかもね。斬新なもの、新しいものに興味が湧くと脳は元気になると言われる。人が若返るのはこれかもね。
それで、身体と脳と口を動かす?
そう、結論、人は基本的に身体を動かし、脳を動かし、口を動かす!だよね。そう思わない?
何となくね。
本当は、この三つは、高齢者の老後に必要なだけじゃない、って思うんだ。人生を楽しく生きるためにも、本当は若い人だろうが中年だろうが、人間が生きるに、最低限必要な三要素だと思うんだよね。
そうかもね、日々の忙しさに追われて見えてないけど、生きている人間として見れば退職老人も現役世代も関係ないよね。人としてこの世界で生きて行くのに必要なことは同じだという気がするね。
まぁ、年を取ってからこれらをいきなり準備しようとしても、難しいような気がするな、今からそういうように生きてみるのも良いかもね。もし、長生きしてもきっと楽しく幸せに生きられるような気がするなぁ。
折角の二度と無い人生、仲良く楽しく幸せに生きましょう(H/P 書窓けやき通り)