オリンピックで気になった国について紹介してみるvol.2-①ニュージーランド
スノーボード女子スロープスタイルで金メダルを獲得した、ニュージーランドのゾイ・サドフスキシノット選手。ビッグエアでは2位で銀メダルを獲得し、気持ちのいいジャンプを見せてくれましたね。
彼女の生まれはオーストラリアのシドニーで、お父さんはニュージーランド人・お母さんはアメリカ人だそうです。
いろんな国名が出てきて日本人からするとちょっとびっくりするのですが、ニュージーランドではそれほど珍しいことではないみたい。
ニュージーランド自体が移民の国で、世界中から様々な国や文化をもった人が移り住んできますし、逆にニュージーランドから他の国に移ったりはよくあります(特に英語圏は言葉が同じなので住みやすいみたい)。
私はニュージーランドへは世界一周ではなくワーキングホリデーで行ったのですが、ワーホリでも旅行でもとてもオススメの国です。
旅行のしやすさ・あまりの居心地の良さからリピーターが多く、中には1-2年に1回はニュージーランドに来るなんて観光客の人もいます。
1. 観光
「ロード・オブ・ザ・リング」の世界観に浸る
ニュージーランドの首都ウェリントン。映画「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズの制作拠点となったことから、近年映画の街として注目されています。
ウェリントンの空港に降り立つと、出迎えてくれるのが大鷲に乗ったガンダルフ。そして地下の手荷物受取場の側には「ホビット」に登場する邪竜スマウグが。
首都の空港とは思えないほど小さいんですが、このワクワク感は他では味わえません。
またウェリントンにはロード・オブ・ザ・リングシリーズの美術を手掛けたデザインスタジオがあります。
併設されたワークショップ「ウェタ・ケイブ」では、実際撮影に使われた衣装や小道具を見て回れる見学ツアーがあります。どのようにデザインを進めたのか、どうやってこの兜を作ったのかなど、実物を見ながら聞くことができて貴重!
ツアーは撮影不可なのでギフトショップの写真をどうぞ。
こちらはウェリントンではなく最大都市オークランド近郊。
マタマタという小さな村の郊外に、撮影のため作られたホビット村がそのまま残されています(「ロード・オブ・ザ・リング」の時に制作されたものは一度整地されてしまったため、「ホビット」撮影時にもう一度作り直したのだとか)。
今も丁寧に手入れされ、花に囲まれた小さな村を周っていると、自分もホビットになったかのような気分が味わえます。
ホビット村でひときわ目を引くパーティーツリー。
樹齢100年を超えるマツの木で、ピーター・ジャクソン監督はこの木があったから、ここをロケ地に選んだのだそう。
ホビットのパブ「緑竜舘」。ホビットの村見学ツアーではここのドリンク一杯が無料で付いてきます。
ジンジャービールがノンアルコールで、アップルサイダーがアルコールなのでご注意を(ニュージーではアルコール一杯程度後の飲酒運転は許容範囲です)。
2. 自然
ニュージーランドといえば美しい自然。
日本の3/4ほどの面積に福岡県と同じくらいの人口が散らばっていると考えると、それだけでも自然が豊かなのが想像できますね。
南半球のフィヨルド・ミルフォードサウンド
フィヨルドで有名なのはノルウェーですが、ニュージーランドの南島・南極にほど近いエリアにもフィヨルドがあります。
フィヨルドとは氷河の溶けた水が岩山を削り出して出来た峡谷のこと。
1000m級の山々の上には氷河があり、溶けた水が海に降り注ぎます。
またミルフォードサウンドの岩場にはアザラシが住んでいて、人を怖がることもなく愛らしい姿を見せてくれます。
運が良ければイルカやペンギンも見ることができるそうで…見たかった。
トンガリロ国立公園
まるで他の星に行ったかのような景色が楽しめるのがトンガリロ国立公園。
ニュージーランド最古の国立公園で、自然と文化両方の世界複合遺産に指定されています。
日本と同じくニュージーには火山が多く、その周辺には温泉も。
トンガリロ国立公園にはトンガリロ山・ナウルホエ山・ルアペフ山の3つの火山があり、先住民マオリの聖地でもあります。
ハイキングコースは7-8時間、安全のため片道一方通行と決まっています。
道中では赤黒く不気味な雰囲気を醸しだすレッドクレーター、温泉の成分が溶け出しエメラルド色の輝く火山湖などが独特の色彩を放っています。
もしニュージーでハイキングするならオススメ!
短くまとめたいと思っているのに、思い入れが強い分妙に長くなってしまいました^^;
次に続きます。
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