見出し画像

信頼できるデザイナーを見つける方法+裏ワザ

お店のロゴを作りたい!

そんなとき、あなたは誰にお願いしますか?

一番てっとり早く確実なのは、知人友人のデザイナーにお願いする、ではないしょうか?

知人友人であればおそらく価格もリーズナブルだし、ちょっとしたことでも気軽に相談できそうですよね。もちろん人となりもわかるので、やはりこれが一番信頼できて長くお付き合いできるデザイナーの見つけ方、といえるんじゃないでしょうか。

もしくは知人友人に紹介してもらう、という方法もあります。信頼できる知人友人からの紹介は安心できますしね。制作事例などポートフォリオを見せてもらえれば、あなたの求めているロゴのイメージを形にしてくれそうかどうかは、ある程度判断できるかと思います。

どちらもも非常に良い方法だと思いますが、都合良く知人友人にデザイナーがいない、繋がってる人もいない、そういう方は、どこでどのようにして信頼できるデザイナーを探せばいいんでしょうか?

こんにちは、グラフィックデザイナーのフラッペです。

僕はHHH WORKSという屋号でロゴデザインやチラシ、フライヤー、キャラクター制作の他、CDジャケットなど、主に紙媒体をメインにデザインをしています。

案件のほとんどは知人友人からのお仕事ですが、たまに「良いカメラマン知り合いにいませんか?」とか「動画を撮影できる人探してるんですよ」「こういうテイストのイラスト描ける人、知りません?」などと聞かれることも少なくありません。

そこでふと、同じようにデザイナーを探している人もいるはずで、もし知人友人にその手の繋がりがない場合、どうやって見つければいいのだろう?そう思ったのがきっかけで、このテーマを記事にすることにしました。

まったくのゼロから、コネなしの状態から「信頼できるデザイナーを見つける方法」「裏ワザ」のオマケ付きで、今回はご紹介したいと思います。

ちなみに裏ワザには少々グレーな方法も含まれていますので、心臓の弱い方はここでブラウザバックをおすすめします。

・・・・・・

まったくのゼロから、コネなしの状態から信頼できるデザイナーを見つける方法。そのためにはまず、準備しなくてはいけないことがあります。

それは費用感の把握です。

ご承知のとおりデザイン費はピンキリです。ですが、あなたが一体いくらデザインに費用をかけられるのか、それをあらかじめ把握しておかなければ、非常に効率の悪い方法でデザイナーを探すことになってしまいます。

最も陥ってはならない状況、それは、

「この程度のクオリティで
 こんなにお金取るの?」

といったような、予想していた金額との乖離が大きく生じてしまうことです。ですので、費用感をあらかじめ把握しておくことは非常に重要な準備といえます。

では早速デザインの相場を調べてみましょう!と、インターネットで検索するのも間違いではないんですが、まずは自分なりの予測を立ててみましょう。

「そんなこといわれても、
 素人に相場がわかるはずない!」

そう思われるかもしれませんが安心してください!おおよその目安は誰でも計算できます。

費用感を把握するための準備

たとえば東京都の場合、最低賃金は2021年現在、時給1,013円です。それを踏まえた上で、デザイナーの時給をフロムエーなどの求人サイトで調べます。いきなり答えを見つけようと「デザイン+相場」で調べるわけじゃあないのがポイントです。

ざっと調べた結果、デザイナー系の時給は概ね1,200円くらいからで、MAXでも2,000円程度でした。最低賃金が時給1,013円なので、少し余裕をもってデザイナーを1時間拘束すると1,500円程度、と仮決めしておきましょう。

1時間1,500円×8時間で12,000円(日給)。ひと月22日で月給計算すると、額面上は26万4,000円になります。

先に結論から話すと、たとえばロゴデザインを依頼して3日で納品された場合、時給1,500円の人だと12,000円(日給)×3日で最低でも3万6,000円は請求される、ということが予測できます。

もちろん1つの案件に1日8時間費やすことは考えにくいですが、それはあとで説明します。

最終的に提示されるデザイン費はこの金額に多少上乗せされた形になります。ですが人件費という観点から最低でもこのくらいはかかってくる、ということを押さえておいてください。

そしてこのロゴデザイン費3万6,000円は月給26万円クラスの人、ということにも注目してください。サラリーマン経験がある方なら、それがどの程度のキャリアの持ち主か、おおよそ予想がつくかと思います。

月給26万円というと、中途採用の経験者と同程度です。アルバイトの可能性も十分にあります。もう少しキャリアを積まれたデザイナーを希望するとなると、月給35〜40万円くらいの中堅クラスで試算すべきです。

では実際、月給40万円のデザイナーで試算してみましょう。

40万円を22日で割ると1日あたり18,000円くらいです。これを時給にすると2,250円。つまり中堅デザイナーにお願いすると時給でこのくらいはかかるということです。この金額を目安に、ロゴデザインにかかる費用をざっくりと把握してみます。

さて、ロゴデザインの制作にかかる日数ですが、極端な話、1年もかかることはないですが、1日で納品ということもないはずです。あなたがいつまでにロゴデザインを納品してほしいかによっても変わってきますが、おそらく早くても1週間〜2週間程度、遅くとも1ヶ月くらいで考えてる方が多いのではないでしょうか?

単純に1週間(5営業日)で計算すると日給18,000円×5日=9万円、1ヶ月(22営業日)だと39万6,000円にもなってしまいますが、先ほど「1つの案件に1日8時間費やすことはない」といったように、この1週間や1ヶ月はあくまで納品までのスケジュールなので実質の制作時間ではありません。

デザインに費やす時間

1日にどれくらいの案件をデザイナーは抱えているものなのか。

ここで仮説を立ててみます。

まず1件だけというのは考えにくいですよね。仮に1件だけだとしても、その案件にフルコミットしているとは到底思えません。例えば3件程度、並行して案件を抱えているとして、8時間を3分割すると2.6時間。1件あたり約3時間です。

日給18,000円は案件数を考慮していない人件費ですので、これを件数ごとにするためには時給の方で計算します。時給は2,250円なので、1件あたり3時間の場合だと6,750円となります。

この1件あたり6,750円が実質の制作時間から割り出した日給です。

結果、1週間(5営業日)の制作日数で3万3,750円。1ヶ月(22営業日)の制作日数だと14万8,500円となります。

1日あたり3時間とはいえ、それを22回にも渡って制作するのは時間をかけ過ぎで、少々現実的ではない気がします。ですので1ヶ月の方は、たとえば10営業日に修正してみましょう。そうすると1ヶ月(10営業日)の制作日数だと6万7,500円となります。

あくまでシミュレーション上の金額ですが、中堅クラスのデザイナーにお願いした場合、人件費だけでも最低このくらいの費用はかかるということです。

大事なのはこの金額を「把握」しておく、ということです。これを基準にして、見積もりの金額や納期からそのデザイナーの力量をある程度読み解くことができます。

では次に、この金額に一体どれくらい利益が上乗せされるのでしょうか?それも仮説を立てて検証してみます。

デザイン費の利益率をフェルミ推定する

飲食業の場合は原価率30%といわれていますが、ロゴデザインの場合はどうなのでしょうか?少し想像してみてください。あなたがもし、自分でロゴデザインを作るとしたら、もしかしたら参考資料になにか必要かもしれませんが、ほとんど原価はかからない、そう思いませんか?

おそらくその想像は大きく外れていません。90%以上が利益と考えるべきです。

しかし原価がゼロに近いと仮説を立てにくいので、1週間(5営業日)の制作日数で3万3,750円、この人件費を原価として何%利益を上乗せするかで考えてみましょう。一体いくら利益を乗せるのが妥当なのか。正確な数字はデザイン業界の方でなければわからないと思いますが、むしろそれで大丈夫です。

たとえば美容師さんはどうでしょうか?パーマなど特別なことをしないのであれば、おそらく原価はシャンプー代くらいで、あとはほとんど技術料でしょう。デザイナーに近いモデルだと思いませんか?

少し調べた結果、美容室などは人件費は40%くらいだそうです。今回はこの40%をベースに計算してみます。

1週間(5営業日)の制作日数で3万3,750円、この人件費を原価として、それが40%になればいいので、0.4で割ります。すると8万4,375円。これが利益60%が乗ったロゴデザイン費です。1,000円の売値で600円儲かる価格設定ですね。どうでしょうか?儲け過ぎですか?それとも妥当なところでしょうか?

このように自分の知っているフィールドに置き換えて考えることが重要です。要は普段の生活で感じている費用感と、ロゴデザイン費の乖離がどれくらいあるかを把握することが目的なので、デザイン業界の相場はむしろ知らない方が好都合なのです。

注意してほしいのは、これは正しい値段の決め方でもないですし、参考にしているのは美容室の人件費です。しかもその情報も軽く調べただけなので、正確な数字かどうかも怪しいです。

ですがどうでしょう?この1,000円の売値で600円儲かる価格設定、特にぼったくりな感じはしないのではないでしょうか?しかもデザイナーの時給をもとに計算しているので、なんだかよくわからないけれど10万円請求されるより、納得できる価格、そう感じませんか?

まとめると中堅デザイナーにロゴデザインを依頼すると、デザイン費は以下のようになります。

1週間の制作日数=8万4,375円
(原価:3万3,750円)
1ヶ月の制作日数=16万8,750円
(原価:6万7,500円)

先ほどもいいましたがこれは正しい値段の決め方でもなく、実際のデザイン費の相場でもありません。あくまでフェルミ推定で導き出した結果です。実際はもっと高いかもしれません。

しかしこれを把握しているとたとえば、ロゴデザイン費3万円で納期1週間を提示された場合、一概にはいえませんが駆け出しデザイナーの可能性、もしくは赤字覚悟の叩き売り状態、そう判断することもできます。

長くなりましたが準備としては以上です。

フェルミ推定
実際に調査することが難しい量を、いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、概算すること。

信頼できるデザイナーの見つけ方

では次に、実際デザイナーを見つける段階のお話に移ります。

知人友人にデザイナーがいなくてコネクションもゼロ状態から探すとなると、おのずとインターネットを利用することになると思いますが、おすすめなのはクラウドソーシング経由で探すことです。

クラウドソーシング(以下CS)とは簡単にいうとさまざまな仕事の受注者と発注者をマッチングさせてくれるWEBサービスのことです。具体的なサービス名は伏せますが、有名なところでいうと「クラウドワ●●●」や「●●サーズ」「ココ●●」などありますよね。

まずはそういうCSにクライアント側(クリエイター側でも良いです)として登録し、デザイナーを検索でき、ポートフォリオが閲覧できる状態、メッセージのやりとりができる状態にしておきます。

あとは自分が求めるテイストにマッチングしそうなデザイナーを探すだけなんですが、ここで先ほど試算した費用感が活きてきます。提示している価格と納期から、そのデザイナーがどれくらいのランクの人材か、ある程度推理できるはずです。

もちろんクライアント側、つまりあなたが希望金額を提示する場合もありますが、その際も、中堅以上を希望するのか、お金をかけてベテランを希望するのか、それとも駆け出しデザイナーで安く仕上げたいのか、どのランクを求めているかによって、金額を設定するとよいでしょう。

ここまで読んだ方は、

「なんだそんなありきたりな方法か」

と少しがっかりしたかもしれません。ですが実はここからが、信頼できるデザイナーを見つける方法の「裏ワザ」になります。

冒頭にお話したように、少々この方法はグレーです。といっても法に触れるような犯罪などではありません。その点は安心してください。お目当てのデザイナーを見つけた場合、そのままそのCS上で依頼するのではなく、「直接取引」に持っていく、という裏ワザです。

直接取引のメリット

直接取引は多くのCSでは利用規約にて禁止されている事項になります。理由としては「CS外での取引は、トラブル発生時に対応できないから」というものが一般的ですが、これは建前上書いているだけで(もちろんそういう側面もありますが)、一番の理由は自社CSの利益損失になるからです。

基本的にCSは手数料を設けています。たとえばロゴデザイン3万円で取引が締結した場合、デザイナー側に3万円がまるまる振り込まれるわけではなく、手数料が引かれた額が支払われます。パーセンテージはCSによってさまざまですが、20%程度取られるところもあります。

3万円の20%引きとなると、2万4,000円です。直接取引とCS経由で同じロゴデザイン費3万円で提供してしまうと、手数料を引かれる分、CSは利益率が悪くなってしまいます。ということはCSに提示しているデザイン費は、直接取引よりも手数料分上乗せした金額、3万6,000円で掲載しているはずです。

これはクライアント側から見ると、直接取引した方がお得に発注できるということになります。

もちろん中には直接取引もCS経由も、金額を変えずに提示しているデザイナーもいます。理由としては、駆け出しデザイナーが利益を考えず、集客率の良い窓口として割り切って使っているか、あるいは提供内容を制限したライトプランを掲載しているか、です。

制限したライトプランとは、CS経由になると「提案数が1案まで」「修正回数が2回まで」など直接取引にはない、なんらかの制限を設けているプランということです。依頼主であるあなたが納得するのであればCS経由で依頼してもなんら問題ありませんが、中長期的に見ると直接取引をおすすめします。

たとえばカフェを開業しようとしてロゴデザインを依頼するのであれば、必ず名刺やチラシ、ショップカードや料金表なども必要になってくるはずです。それらを案件ごとに別々のデザイナーに依頼するより、まとめてひとりのデザイナー(あるいは事業所)に依頼した方が、デザインに統一感が生まれます。それにまとめてお願いすればディスカウントもしてくれるはずです。

もちろん同一デザイナーへの依頼はCS経由でも可能ですが、手数料の観点から、ロゴデザインで一旦締めて、あらためてショップカードの依頼となると、デザイナー側は毎回手数料を請求されます。

また、まとめて依頼する場合でも、物によっては納期が1ヶ月以上先のケースも考えられます。そうすると納品までが長くなり、締め日などの関係上、入金が先延ばしになるので、デザイナー側としてもその辺りの融通も利く、直接取引の方が喜ばれることが多いのです。

それに長くお付き合いするとなると、CSを経由せずに直接連絡できるということはクライアント側、つまりあなたにとってもメリットになるはずです。仮にそのデザイナーに毎回発注しなくとも、気軽になんでも相談できるデザイナーの存在は心強いものです。

しかしながらCS的に直接取引は利用規約違反。これをどうくぐり抜けるのか。

直接取引に持っていく裏ワザ

まず前提としてデザイナー側も直接取引にしてもらった方が利益率も高いし、中長期的なお付き合いもしやすくメリットを感じています。となると確実に直接取引に繋がる「ヒント」をCS内に掲載しているはずです。

副業禁止の会社に勤めていてこっそりやっている方など、特別な理由がある人は別ですが、それ以外の人は、必ずヒットしやすいようにヒントは入れているはずです。今の時代ホームページを持っていないデザイナーはいたとしても、SNSをやっていないデザイナーはいないと思いますので、なにかしらヒットすると思います。

それらを見つけてあげましょう。

利用規約上、ホームページのURLをプロフィール欄に記載したり、QRコードを画像に埋め込んだりし、外部サービスに誘導することやメッセージなどで直接取引を持ちかける(クライアント側もしかり)行為は禁止されています。ですがデザイナーの「名前」や「制作事例」をもとに、クライアント側が勝手にインターネットで検索し、そのデザイナーのホームページに到達すること自体は、一般的に考えて「誘導」には該当しないと考えられます。つまり規制はされないはずです。

まずは名前で検索し、もしヒットしない場合は制作事例などから検索してみましょう。検索するときのコツは、単純に画像検索でも良いのですが、たとえばロゴマークなどで実在するクライアントに納品した事例が掲載されている場合、その「クライアント名+ロゴデザイン」などでヒットする可能性があります。受賞歴などお持ちのデザイナーであればそちらから検索をかけるのも有効です。

また、あまりおすすめはしませんが直接聞くという方法もあります。

もちろんメッセージ機能などでホームページの所在をストレートに聞いてしまうと、規約違反になってしまうので厳密には直接風に聞く、ということです。

いくつか聞き方は考えられますが、たとえば「制作事例にアップしているパッケージデザイン、ネットで見たことある気がするんですが、もしかしてホームページに掲載してますか?」と、実際は見たことなくても聞いてみるんです。

仮にそのデザイナーがホームページに掲載していない、もしくはそもそもホームページを持っていなかったとしても問題ありません。質問の真の意図は「掲載してるか否か」ではないからです。

もしも「掲載してはいません」や「ホームページは作ってません」などの返信しかない場合は諦めるしかありませんが、「掲載した記憶はないですが、もしかしたらツイッターの方かもしれませんね」と、返事がくればしめたものです。少なくともツイッターアカウントは所有している、ということがわかるわけですから。

その後、そこからどうSNSアカウントを教えてもらうか、ですが、こう続けてみてください。

「記憶を確かめたいので、
 なにで検索したらヒットしますか?」

ここまできたらデザイナーの方もあなたの意図に気付きますので、アカウント名やURLをそのまま返信したりなどというヘマはしません。「たぶん●●+■■などで検索したらヒットするかもです」とアバウトに答えてくれるはずです。

直接風ですが、直接聞いてるわけではありません。あくまで雑談です。そうしてめでたくSNSアカウントが見つかれば、あとはSNS経由で直接コンタクトを取るだけです。

基本的には手数料が無い分、直接取引の方がデザイン費は安いはずですが、逆に高い場合もあります。しかしその場合はクライアント、つまりあなたの要望をヒアリングした上で、ライトプラン対応でも十分と判断できれば「CS経由の方がお安く提供できますよ」と必ず提案してくれるはずです。

CS上だけでの繋がりだと、どうしても取引が終わると同時にやりとりも終わってしまいがちです。しかし直接取引をしていれば、節目節目で連絡はくるはずです。デザイナー側も顧客リストを作って管理している人は多いので、仕事が発生していなくとも、DMなどでコンタクトを取ってくる可能性大です。

お互いの信頼関係を築くには、単発で終わりがちのCSは不利です。中長期的な繋がりを維持できる、直接取引の方が断然有利です。裏ワザを駆使して、デザイナーとの直接取引に持っていきしましょう。

まとめ

ということでいかがだったでしょうか。まったくのゼロからコネなしで、信頼できるデザイナーを見つける方法。結局信頼とは、長くお付き合いした先にあるものなので、まずは直接取引をするしかありません。その直接取引したいデザイナーをある程度絞り込むためには、準備として費用感の把握も必要、ということです。

みなさんも是非、直接取引で信頼できるデザイナーを見つけてくださいね。

・・・・・・

お仕事のご相談は「仕事依頼」メニュー、もしくはメールにて。
eurekafrog@gmail.com


ずっともやしを食べて生活してます。。。サポートしていただけたら野菜炒めに昇格できます。よろしくお願いします。