No.8 話を簡潔にするには?
質問者:会社経営をしている50代の女性。ついつい話が長くなって、部下がうんざりしているのを、何とかしたいと思っている。
Q:フランク先生、話を短くまとめたいのですが、どうも苦手。いつもなぜか長くなります。こういう場合、どうすればよいのでしょうか。
F:そんな人には、よいやり方が2つあります。
一つは、重要でないことは省くこと。もう一つは、ビッグ・ワードを使うこと。
一つずつ説明しましょう。
重要でないことを省く、というのは、例えば、いい企画書を書こうと思ったら、ポイントを一つに絞れ、と言います。それと同じことです。
さらに、重要なことを特定するには、聞き上手になる必要もあります。
相手の希望や困っていることを特定できれば、重要でないことは話さないですみます。
また、質問された場合は、質問されたことしか答えない。
ビッグ・ワードというのは、抽象度の高い語、包括的な言葉、難しい用語、故事ことわざなどを使うということです。
それには、日ごろから語彙力を高めておく必要もありますね。私の著書にも「語彙力」に関するものがありますが、日ごろの蓄積がものをいいます。あの本も参考になると思いますよ。
答えを聞いて、質問者からひとこと:
確かに、と思いました。それにしても、簡潔に答えられる人の答えは、すっきりと明快でいいですね。わかりやすいです。これからは、できるだけ見習うようにしたいと思います。
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