遺跡ねつ造を繰り返したFの動画がNHKに公開された［日本考古学の最大の汚点と東北福祉大］

　私の大学でおこった遺跡ねつ造事件は戦後の学会を揺るがす社会的な事件で残念ながら東北福祉大学が主犯のFのねつ造行為を称賛し、結果として日本の考古学を大いに衰退させたA級戦犯のような振る舞いであるという批判は今も続いている。

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　そのうち　YOU TUBEにアップした動画が消される可能性もあるが、私も事件に関しては知っているので、この動画には非常に反面教師のように学ばされることが多い。

　NHKが最近になってやっと事件に関してある程度、背景が整理された動画が製作できるようになったとなれば、この事件の社会的影響は余りにも大きく、事件の全貌を突き止めるまでに時間がかかったということなのだろう。

　東北大学の芹沢長介がFのねつ造に権威付けし、東北福祉大の梶原洋がFと一緒に行動してFの発見を称賛するとなればやはり学者がそういっているのだからFの発見は本物ではないか？と世間はそれこそマインドコントロールされたようにそう思ってしまうのも無理はなかった。

　遺跡ねつ造事件の主犯Fはねつ造を1970年代から始めていて、ねつ造した理由は「みんなで楽しいことをしたかった」のが理由だというが、彼自身、ねつ造を繰り返してきたので私は個人的にこの発言を疑っている。

　もちろんF自身、ねつ造を繰り返して自分がゴットハンドと称賛される行為に快楽を感じていて、周囲から考古学の神のように称賛される行為は「みんなと楽しい行為」をして快楽を分かち合っていたのは確かだろうが、私はこの発言も本意ではなく、彼の都合のいいように「ねつ造」したものだとしか思えない。

　考古学会全体もFが日本最古の石器を発見することでそれこそ「みんなと一緒に楽しいこと」を共有していただけではなく、私のいた東北福祉大学もそのような楽しい時間にたかるような雰囲気だったし、彼のいた仙台育英高校も同じように彼を偉大なアマチュア考古学者で英雄のように扱い、文字通りの広告塔だった。

　Fが日本で最古の石器を発見することで都合のよかったのは考古学会だけではなく、彼と二人三脚だった東北福祉大学や彼の母校だった仙台育英高校も然り、というしかない。

　特に長年にわたってFのねつ造を称賛し、Fを広告塔のように扱ってきた東北福祉大学は悪質な位、愚かなFランク大学だと思う。自分が東北福祉大学は宮城県の恥だと思うのはそのためだ。

　Fの成果を東北福祉大学も大いに称賛して学生集めに精を出し、大学志願者を増加させていたし、野球がらみの問題で宮城県で悪名高かった仙台育英もFを大いに持ち上げて広告塔に活用していたのだからFのねつ造に寄生したのは考古学会だけでなく、私のいた東北福祉大学も大きな役割を果たしていて同じ穴のムジナとしか思えない。

　現在も考古学会は彼のねつ造した旧石器時代の石器を日本最古と持ち上げて大いに信用を落とした日本考古学会の罪は重いが、Fのねつ造に便乗してFを広告塔のように活用して学生集めに邁進した東北福祉大学も同じように罪が重いのは当然だと自分は思う。

　東北福祉大学も今後はFのねつ造に便乗して、彼を大学当局や経営者がつけ上がらせて大いに日本考古学を貶めた共犯者であり、責任は我々にももちろんあったという態度をとらない限り、相変わらず世間は冷たい態度であんな大学に関わりたいとは思えないと冷たい態度を取り続けるのではないか？

　私も不本意ながら入学してしまった東北福祉大学は残念ながらねつ造事件に関与して日本の考古学を大いに破壊したA級戦犯の悪名は絶対に消えないと思い、事件を忘れないつもりだ。