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2023シーズンの清水エスパルスのこと

2月17日(金)から、2023シーズンのJリーグが開幕します。
12月初めまで、J1は34節、J2は42節、J3は38節が予定され、各チームはそれぞれの目標に向かって戦い、サポーターはチームの動向や結果に毎週のように一喜一憂する季節が始まります。

清水エスパルスは、2023年は2016年以来となるJ2での舞台。もちろん目標は1年でのJ1復帰(昇格)です。
さらにその後のJ1で結果を出すというプロジェクトに選手たちも同意したのか、昨シーズンの戦力をほぼ維持することに成功したエスパルス。
そんな状況について、サッカー解説系のYouTubeやジャーナリストたちのコラムでは「J2最強」だの「昇格間違いなし」だのさんざんフラグを立ててくれていますが、J2 は長く厳しいステージであり、2016年シーズンも相当苦労しながらJ1昇格を決めたので、多くのサポーターはそこまで楽観的には考えていないと思います。
いつかの阪神タイガースの「Vやねん」ちゃうねんぞと。

もはや伝説


では、2023シーズンの清水エスパルスの予想フォーメーションを載せながら、ポジションについての簡単な解説を。
(失礼を承知で敬称略で記述します。あらかじめご了承ください)

おそらくこんな感じ

システムは昨年を踏襲すると4-4-2。
ほとんどメンバーが変わらなかったことを考えると、おそらくこれが基本線(キャンプでは3-4-3もテストしてるようですが)。

【GK】
日本代表、権田修一が残留しました。2022シーズンも大車輪の活躍を披露してくれましたが、元々海外志向の強い選手であり、おそらく夏の移籍も大いにあり得ると思います。33歳という年齢もあり、おそらくラストチャンスですが、行くならもちろん応援します。
仮に彼が抜けたとしても、かつての正GK大久保と将来豊かな梅田透吾がいるので選手層は厚い。

【DF】
毎年ながら、一番不安が残るポジション。
今年はCBはスタメンの立田悠悟が柏へ、ヴァウドが長崎に旅立ちましたが、代わって柏のレギュラーだった高橋祐治がやってきました。新戦力としては不足はない。キャプテンに就任した鈴木義宣も健在。あとは控えメンバーがどれだけ踏ん張れるかが鍵になりそう。
SBは左の山原怜音が残りました。豊富な運動量と正確な左足でアシストを量産しましたが、彼がここにいるのは非常に大きい。
右は柏に移った片山瑛一にかわり、北爪健吾が加わりました。去年あんまり試合に出てなかったことは不安材料ですが、J2の厳しさはよく知ってるので、経験を活かしてほしいところ。
そして、左右どちらもこなせる吉田豊が9シーズンぶりにエスパルスに帰ってきました。とにかくガッツがあって、個人的にすごく楽しみな選手です。

【MF】
一番タレントが豊富なポジションです。
ボランチに関しては、白崎凌兵と松岡大起で文句なし。松岡は夏に海外に行く可能性がありますが、それを抜きにしてもベストなパフォーマンスを披露してほしいと思います。バックアップにはホナウドとベテランの竹内涼、若手の宮本航汰がいて、ヘナト・アウグストが怪我から帰ってきてくれるといいのですが…。
サイドアタッカーは、乾貴士、中山克広、西澤健太、カルリーニョスの4人で回すことになるでしょう。打開力と決定力がある選手ばかりなので、前線が不振に陥ってもここがしっかりしてればなんとかなる(はず)。

【FW】
鈴木唯人がストラスブールに旅立ち、現在のレギュラークラスは5人。
昨年の得点王サンタナが残り、去年後半にJ2山形にレンタル移籍して自信を取り戻したディサロ、とにかく上手い神谷優太、高さのあるベンジャミン・コロリ、韓国の大砲セフン、かつてのエース北川航也。
その控えにはキャンプのマスコットになっているブルドーザー加藤拓己がいますが、プレイでも結果を出してほしいところ。
個人的には、北川航也がどこまで調子を取り戻してるかがシーズンの成績にそのまま反映されそうな気がします。
あとは、昨年後半は怪我でほとんどお休みしてた神谷優太がどこまで回復してるかです。選択肢を増やしてくれる選手なので、彼がいるといないのとではプランが大きく変わる。

そして、監督は昨季から引き続きゼ・リカルド。J2に降格した監督で続けることを疑問視する人もいますが、個人的には代える理由もないのでこれでよかったと思います。
以前もnoteの記事で書きましたが、ここ数年、都度監督の首をすげ替えてリセットを繰り返そうとするクラブの方針にうんざりしていました。
また、J2をよく知る秋葉忠宏氏をコーチに招くことで、姿勢としてはブレずに、かつ現場の脇を固めるということでしょう。
クラブとしても本気度が伝わってきます。

とまあ、思いつくままにダラダラと書きました。
持ち上げまくってるyoutubeやコラムと同じようになってしまったかもしれません(苦笑)。
一見、順風満帆に見えるかもしれませんが、どこかに必ずアクシデントは潜んでいるし、うまくいかないことも多々出てくるものです。
長く苦しいJ2だからこそ、慢心せずに「試合から試合へ」と臨んでほしいと思います。

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