【登山記録】白山釈迦岳

毎年7月1日は山開きの日です。全国各地の有名な山が登山シーズンに突入しますが、白山も同じ。
というわけで、今年も白山に登るプランを考えていた時にふとある山のことを思い出しました。

それは、白山の前衛峰・白山釈迦岳(標高2,053m)。

白山釈迦岳に行くには釈迦新道という道を歩く必要があるのですが、この釈迦新道が土砂崩れで長らく通行止めになっていて、今年になって数年ぶりに開通したので行ってきた、というわけです。

ということで、7月22日(土)の朝6時半に市ノ瀬に到着した私は、白山釈迦岳に向かうことにしたのでした。

釈迦岳への標識
このつり橋を渡ります

登山口へは、市ノ瀬の駐車場の奥から吊り橋を渡って入ります。
舗装路をしばし登っていくと、釈迦新道への登山口に入ります。

わかりやすいですな

1キロほど登山道を歩くと、また舗装路にぶつかります。
釈迦新道へは舗装路を行くのが正解。

ある地点の標識。釈迦岳まで6.9キロ。
分岐ポイント。左は釈迦新道、まっすぐは白山禅定道へ。

舗装路をしばらく歩くと短いトンネルにあたりますが、この天井に通行止めになっていた爪痕があります。
トンネルにバカでかい岩石が落ちてきて、天井が崩落したそうです。現在は埋められていますが、そりゃこれは通れんわなと。

トンネルの天井。恐ろしい

このトンネル周囲は、かなり広範囲の土砂崩れの跡がありました。


ごっそりいかれてます
なにもない

さて、市ノ瀬を出発して約1時間、ようやく釈迦新道に入ります。

釈迦新道の登山口の標高は1,100mで、釈迦岳が2,000なので高低差は900くらいですが、ほぼ登りっぱなし。
しかも岩が湿っていて滑るのでとにかく歩きにくい。

途中の水場

下界の最高気温が32度だったこの日、もちろん山も暑いわけで、ほぼ無心で登ってました。

途中から振り返る

で、スタートから約2時間半。釈迦岳前峰(標高1,960m)到着。
あっちー。

釈迦岳の本当のピークはこの先にあるのですが、登山道からは外れてしまうので普通に行くと登ることはありません。
ちなみに釈迦新道はこの先も続きがあり、最高峰の御前峰の北西にある七倉山まで伸びています。
今回は行きませんが、御前峰と大汝峰に登った帰りに下ってきてもいいかな。
で、この先も少しだけロケハン。

振り返る
クルマユリ
ハクサンアザミ
ニッコウキスゲ
白山最高峰方面。
雲に隠れてますが左が大汝峰、右は御前峰。

満足したところで、来た道を引き返して下山開始。
下りは登り以上に滑りやすくて疲れました。最近、立ち仕事ばっかりしてたからか脚へのダメージが結構きてて、最後のほうはがくがくになりながらなんとか合計5時間半で市ノ瀬に帰還。
市ノ瀬にある旅館で風呂に入って帰りました。

御前峰は人いっぱいだったようですが、釈迦岳は静かなもんでした。ただ、釈迦新道は個人的に相性が良くないかもしれません’(苦笑)。
次回はまた御前峰に行きます。

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