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【自転車記録】加賀まで往復65キロの旅

先日、久しぶりに自転車(クロスバイク)でプチ遠出しました。
3月の終わりにオーバーホールをして、自転車の調子もいいし、天気もよかったので。

目的地は、加賀温泉の北にある柴山潟という湖。片道30キロちょいのライドになります。

朝8時すぎに家を出発して西へ。
自転車で走るときは、できるだけ山道や勾配の多いところを避けてフラットな道を選ぶ人が多いと思います。今回は海やJRの線路沿いの道を選んできたので、軽快に走りました。

スタートから30分、JR美川駅着。
(美川で思い出したけど、去年、時間が悪くて神輿の一つも見ずに大外れに終わったお祭りは今年もやるのかね)

美川駅

石川県という名称の由来になった手取川(旧名石川)に架かる美川大橋を超えて、能美市方面へ。

美川大橋(写真は拝借)

スタートから45分、能美根上駅。

能美根上駅

能美市はかつて能美郡と呼ばれていた町で、製造業の会社や工場が並ぶ工業団地が作られています。あと、元プロ野球選手の松井秀喜氏の出身地でもあります。
JR沿いのフラットな道を南西に疾走すると、小松市との境界近くに松井秀喜ベースボールミュージアムに遭遇します。

松井秀喜ベースボールミュージアム

ずいぶんアメリカナイズされた建物です(自分は去年行きました)。
松井氏のお兄さんが設計し、お父さんが館長だと聞いたことがあります(間違ってたらすいません)。

川を渡ると小松市、安宅の関に到着します。2022年の大河ドラマは「鎌倉殿の13人」でしたが、源平合戦の主人公の一人、源義経と弁慶の勧進帳の舞台がこの安宅の関です。

安宅神社


さらに南西に進むと、右に小松空港の敷地が見えます。

小松空港(以前来た時に撮った)

左に工業団地の工場を眺めながら進み、新堀川という川のあたりから加賀市に入ります。
川を遡上するように方向転換して、今回の目的地・柴山潟に到着〜。
スタートから2時間、片道30キロちょいのライドでした。

柴山潟

柴山潟そばの手塚山公園でしばしの休憩。
ここにある首洗池は、斎藤実盛という平家方の武将の逸話が残ってます。

首洗池の説明
首洗池

源義朝(頼朝や義経の父親)の弟義賢に仕えていた斎藤実盛は、源義朝とその息子義平により義賢が討たれたあと、義賢の幼い息子も処刑されそうになりましたが、斎藤実盛により逃がされました。この少年が後の木曽義仲だったそうです。
平治の乱で平家が源氏に勝利すると、斎藤実盛は平家に仕えることになります。
その後、治承・寿永の乱で勢力を盛り返した源氏は、木曽義仲が快進撃を続け、老年になった斎藤実盛もここで力尽きます。
斎藤実盛は自身の正体を隠して白髪を黒く染めていたそうですが、この池で首が洗われたところ、髪の黒染めが落ち、その人が斎藤実盛であることに気づいた木曽義仲は、人目も憚らず号泣したそうです。

手塚山公園

そんな激動の時代から約1000年、穏やかな陽光の下で柴山潟を眺めながらのんびりして、来た道を辿って往復65キロ、トータル4時間弱で帰宅。
消費カロリーはおよそ1500kcalでした。

あと15キロプラスすれば福井県に行けそうです。5月くらいにやってみようかな。

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