一年納めの九州場所
本来は大相撲の最後の開催は九州で行われるが、今年は新型の疫病の影響で東京・両国の国技館で行われる。
この九州場所、正式には十一月場所だが、千秋楽の結びの一番で立行司が「千秋楽の触れ」を高らかに告げる時、一年の終わりも近づいたことによるさみしさを感じる。
私はかつて相撲ファンだった。今は相撲という競技は好きだが、相撲の世界に嫌気がさし相撲ファンをやめた。
好きだったのは力士よりも行司だった。特に二十九代の庄之助が大好きだった。彼は所作が美しい上に裁きも的確だった。
その庄之助の引退は2001年の三月場所。私はそれを見たくて大阪に駆けつけた。
あいにく千秋楽の指定席は買うことが出来なかったが、土曜日の指定席が手に入った。
この十一月場所が終わると一気に年末ムードが高まる。
今年はいろいろあったが、来年はいい年になるといい。
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