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笑点

最近、BSで放送されている昔の「笑点」をよく見る。
圓楽が司会だった時のものや歌丸に司会が代わった時のものを見てテレビの前で大爆笑している。

落語家の一之輔が「落語を拗らせた人は笑点に批判的だ」という意味のことをラジオで言っていた。その通り。落語を拗らせた私は一時期「笑点」を見なかった。マンネリで予定調和で見てもつまらないと思っていた。だが、その頃の「笑点」を今見て大爆笑をしているのだから、リアルタイムで見ておけばよかった。

司会者は三波伸介の時から見ていた。その時の座布団運びは松崎真だったと思う。彼は見た目からは想像出来ないが乗馬が上手い。
三波伸介の後は圓楽が司会者になったが、彼の司会っぷりは見事だ。圓楽と私は政治的信条が違うが、落語家としての腕は一流だと認めている。また大の映画ファンで映画雑誌に立派な批評を書いているのを目にした時は驚いた。
歌丸も司会は上手いし芸もあるが、圓楽には負けるだろう。

現役のメンバーでは小遊三が好きだ。
好楽は昔は面白かった。それに実は歌が上手い。
木久扇は意外にもちゃんと落語が出来る。ただのラーメン屋ではない。
三平は論外。
円楽はやはり優れた才能の持ち主なんだろう。
たい平は昔は好きで「芝浜」で号泣したが、今では嫌いだ。セクシャルマイノリティを笑いの道具にするから。
司会の昇太はニュートラルなところがいい。
山田君は多分いい人なんだろう。

そういえば、大喜利なんだが、答えはあらかじめ決まっているのだろうか。確かに構成作家が9人いるのでその疑いはある。アナウンサー大喜利などではそれがよくわかる。でも、本職の落語家はそれを感じさせない。

ちなみに大喜利とは本来は寄席の余興だったものが、笑点形式の問いに対してとんちの効いた答えを言うというものに変わって来た。
私は浅草演芸ホールで住吉踊りを大喜利として観覧したことがある。


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