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父の生き方・考え方を理解するために仏教を学ぶ
Bonjour!
こんにちは!
フランスのフリーランスYukariです^^
今回も引き続き、父の人生をアニメーションにするための情報集めを続けています。
そこで僧侶でもあった父の言っていたことを理解する手がかりを探そうと、仏教の本を読んでみているのでその簡単な要約と感じたことをまとめたいと思います。
前回までのあらすじ
私はホワイトボードアニメーターをしていて、「生前葬や終活をしている人に向けた人生をまとめるアニメーションを作ったらいいのではないか」とアドバイスをもらい最初の1人をモニター募集したところ
まさかの父の親友から”依頼”が。
「玄春さん(私が小学2年生の時に亡くなった父)の人生をアニメーションにしてほしい」
そこから”よく知らない父”の人生をアニメーションにするためのお仕事が始まっています。
前回は父についてまとめられたブログで、父の動画や残している言葉などを読み漁って大まかな人生の流れを知ったところですが
私が仏教をあまり知らないので、父が動画などで語っていることが理解できず、仏教の本を読み始めるに至っています。
仏教を学ぶには、、、?
今回の目的は父が言ってることをある程度理解するというのが目的です。
ということで、父が講義した時に質問の答えとして言っていた「生き方に迷っている人は、まずは八正道を学んでみるといい」という記述を元に
仏教の大まかな全体像をつかみたいと思いました。
先に言っておくと、私は今まで仏教に興味をそそられたことはあまりなくて、どっちかというとフランスにいるくらいキリスト教のほうがまだ少し知っているくらいです笑
なので、「八正道」なんて言葉すら聞いたこともないし、仏教のイメージは、「なんか修行して、断食とかして、悟りを目指す大変な宗教」程度の知識です^^;
なので、最初から本を読むのは無理だと思い
仏教の本のおすすめのランキングを見て、その中でちょっと興味を持った
本の要約の動画を2つほど見ることにしました。
それが
『ブッダが教える愉快な生き方』
『ブッダの真理のことば・感興のことば』
です。
『ブッダが教える愉快な生き方』
これは動画で見て理解しやすそうだったので、そのあと実際に本を買って読んでみました。ものすごーく簡単に要約すると…
・もっと愉快に自由に生きていい
・人生、当たり前の日常を聖なる道場ととらえて経験しながら学び続けよう
・生老病死を理解し、受け入れ、苦しみの種としないように生きよう、それ自体も学びとして愉快に生きていこう
・私たちはたまたま生まれた存在で、縁起の産物であるから、生老病死も生きる条件として受け入れよう
・苦しむ修行をするのではなく、修行自体が、その一歩一歩が平安でなければならない
みたいな感じでした。
感想としては「なんか、思ったより優しい??」です笑
なんかすごく大変な修行をして悟って神の領域へ〜みたいなイメージがあったので、なんだか一気に親近感が湧きました。
『ブッダの真理のことば・感興のことば』
この本と、『ブッダの言葉』という本は結構有名な教科書のような本らしいです。これはまた後日読んでみたいと思いますが、動画の要約だけみた現時点での要約と、感想を書いておきたいと思います。
この動画を見て、「あ、でた、八正道」って思いました笑
正直一冊前の本よりわかりにくいというか、仏教!!って感じなんだろうなと思います。
簡単に要約してみると…
・四諦八正道とは何かを説明している
・自分の財産も子供も自分のものではない。自分自身ですら自分のものではないのだから(例えば目の前のリンゴも、種大地や太陽作った人などいろいろなものの結果として今存在している。自分自身もそうだという感じ)
・健康・美・所有物などに執着しない。全ては移り変わりいずれは消える
・他人と比べるのはやめて、自分がしたこととしなかったことだけをみよう
感想としては、言葉は難しいし覚えられないけど、言っていることは結構シンプルなのかなという感じでした。
四諦八正道は「苦諦・集諦・滅諦・道諦」「正見・正思惟・正語・正業・正命・正精進」と分かれています。言葉だけ見ると逃げたくなりますね笑
でも八正道はある意味「いい」とよく言われていることをしましょうくらい結構ベーシックなことのようです。悪口を言わないとか、正しいと思うことをしようとか、規則的な健康な生活をしようとか…。
私は夜型な上に、野菜嫌いなので、お寺で修行したら死にそうなのでこの基本のベース自体も無理がありそうですが、、笑
言葉はややこしいけど、言っていることは普通によく言われていること、というのが私の感想です。
今の所の感想
そういえば小さい頃からお母さんにそんなこと言われてきたなぁと思いました。
「生まれてくる前に、どんな人生を経験したいかを決めて、その経験ができるところを選んで生まれてくるんだよ。いろんなことを知っているけど、経験したことがないから、経験するために生まれてくるんだよ」みたいな
あとは、「あなたは神様から預かって育てさせてもらっていて、私のものじゃないんだよ」とか
「嘘や悪口は言わないようにすごく気をつけているんだよ」とか
「私も色々生活して、生きている中で経験させてもらいながら、学んでいるんだよ」みたいなことを言われたことがあるなぁと思って
私の知らない間に、意外と家の中では仏教の考え方が当たり前に存在していたのかなと思いました。
正直父からそんな感じの考え方とか生き方についての言葉を聞いた記憶はないので、父が僧侶だったというのも全く実感がなくて、私にとっては普通に絵を描く画家の人、だったのですが
両親が仏教の考え方をきっと日常に取り入れようとしていたのかなというのはなんとなく今回本を読んで感じました。
「経験をするために生きている」というのは、きっと小さい頃から聞いていたからか、当たり前のように思っていたので、それが仏教からきていたのはちょっと驚きでした。
ブッダの最初が、「どうして人生はこんなに苦しいのか」みたいなところから始まっていたり、父も苦しんでいた中で出会った宗教なようなので、その向き合い方などを教えてくれている感じなのかなと思います
正直私は、まだ「老い、病気、死」とかが自分自身の問題として人生を悩ませるような段階まで来ていなくて、「毎日ハッピーだなぁ」
みたいに暮らしているので、ブッダの言葉がすごく刺さる!!という感じではないですが
きっとこれから少しずつ入っていく段階なのだと思うので、ちょっと事前にどう向き合えばいいのか予習させてもらっている、という感覚です。
ただ、ちょっと被りますが、家庭の中で当たり前のように仏教の教えが存在していたのは、父が苦しんで、その道を進んだからこそなのだなと感じました。
私が苦しむ前に、父が先に苦しんで、それを受け入れる父なりの生き方を仏教に見出して、それが私に知らない間に一つの答えとして家庭の中にすでにある環境で育っていた。そんなことを知ることのできる時間でした。
きっと私はラッキーなんだなと思いました。
その自覚は全くなかったけれど^^;気づけてよかったなと思いました。
私はそれをもともとあるものとして、フランスでまた違うフランスの生き方を自分なりにとりいれてきているので、うまく融合できるといいなと思います。
ブッダが「自分すらも自分のものではない」と言っている側から
フランスでは、「自分の人生は自分のものだから、自分が好きなように生きていいんだ!」という考え方に沿って生きているので
なかなかに面白いですね笑
毎日生活していきながら、その時その時で都合のいい方をうまく使っていきたいと思います笑
今日も読んでいただきありがとうございました!
Bonne journée !
良い1日をお過ごしください^^
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